★阿修羅♪ > 中国1 > 361.html ★阿修羅♪ |
|
Tweet |
対日窓口トップに彭栄次氏=台湾
台湾の対日外交の窓口の最高責任者になった彭栄次氏は、親日家として知られていると報道されていて、以下のようなニュースとして取り上げられているが、日本ではその横顔は余り知られていない。
<貼り付け>
1):【台北14日時事】台湾の対日交流窓口団体である亜東関係協会は14日、陳鴻基会長(59)が退任し、台湾輸送機械会長の彭栄次氏(74)を新会長に充てる人事を内定した。春節(旧正月)明けの来月初旬に理事会を開き、正式決定する。
彭氏は親日家として知られ、日本の政財界に幅広い人脈を持つ。李登輝元総統と親しく、2001年と04年の訪日に同行した。馬英九政権は対日関係の強化を重点項目に掲げており、親日家の彭氏が会長に適任と判断したとみられる。(了)(2009/01/14-19:14)
2):亜東関係協会長に知日派・彭栄次氏、「馬政権の対日重視の表れ」―台湾紙
1月16日0時2分配信 Record China
2009年1月14日、台湾紙・中国時報は、台湾の対日民間窓口「亜東関係協会」の会長に日本の政財界に太いパイプを持つ実業家の彭栄次(ポン・ロンツー)氏が内定したことを受け、「馬英九政権の対日関係重視の表れ」と報じた。中国新聞網が伝えた。
今年70歳を超える彭氏は、66年に台湾輸送機械会社を設立し、現在は会長を務める。日本語を流暢に操り、日本の政財界に幅広い人脈を持つ知日派として知られ、歴代の李登輝、陳水扁政権でもその手腕を発揮してきた。
対日関係を強化したい馬政権。だが、現駐日代表を務める馮寄台氏は対日関係を担当した経験はなく、「人材不足」を懸念する声が聞かれていた。彭氏は李元総統に近く「台湾独立派」と見られていたが、その豊富な人脈と経験が買われたようだ。
日台関係は昨年6月に尖閣諸島沖で起きた日本の巡視船と台湾漁船の衝突事故をきっかけに悪化が続いているが、記事は、「馬政権は強力な『助っ人』の起用で関係緩和を図る考えのようだ」と指摘した。(翻訳・編集/NN)
3):日台関係の改善に期待の人物―対日機関トップに彭栄次氏
2009/01/15/Thu
在台中国人が主導する台湾の馬英九政権は反日政権と見られているが、同政権としても対日関係を重視しないわけにはいかない。そこでその方面での人材が欠乏する馬英九総統が頼らざるを得ないのが李登輝元総統だ。
東京にある台湾の駐日代表処は駐日大使館に相当するが、これは非政府組織である亜東関係協会の東京事務所である。日本は台湾との政府間交流を行うことができないため、同協会は「非政府組織」の位置づけではあるが、実際にはれっきとした外交部(外務省)の一機関である。そして一月十四日、その新会長に李登輝氏と親交の深い彭栄次氏が内定した。この人事に関して馬英九氏は、まず李登輝氏に相談したと言う。
今年七十四歳の彭栄次氏は台湾籍で客家人。日立製作所での勤務を経て、一九六六年に台湾機会運輸公司を設立、現在その董事長を務める。日本の政財界との関係が極めて深く、李登輝総統時代には、日米との軍事情報などでの秘密ルートの構築を図った明徳プロジェクトでの対日工作の主要責任者を務め、九六年の台湾海峡危機での米国による空母派遣の実現などで成功を収めたとされている。
陳水扁政権も対日関係の事務では彭栄次氏に大きく頼り、駐日代表(大使)への就任を打診したこともあったと言う。民進党の総統候補だった謝長廷氏が来日した際には、麻生太郎氏との会見をセッティングするなどした。また李登輝氏の訪日でも日本側との調整役も務めている。
馬英九総統も彭栄次氏に代表への就任を依頼したが断られたが、今回は願いが届いたようだ。昨年六月、尖閣海域での台湾遊漁船の沈没事件に端を発した反日騒動は馬英九氏と福田康夫首相との交渉で解決を見たが、その間を取り持ったのも彭栄次氏だった。彭栄次氏と親交のある方によると、「李登輝時代の対日関係を担っていたのが彭氏だ。信念があり、頭も切れる。国民党だけでなく、野党も独立派の識者も『台湾のためだ』として彼の会長就任を推薦していた」とのことだ。
<貼り付け終了>
ところが驚くべきというか興味深いというべきか、何と『小泉純一郎と日本の病理』という本の中に、著者の藤原記者と彭栄次氏との対談が出ていたのだから、どうして小泉のデタラメ政治についての話をまとめた本に、この人が登場したのかと不思議に思ったが、そこで論じられているのは次のような話題だった。
<貼り付け>
『小泉純一郎と日本の病理』の293−294ページより
そんな対話をした相手の1人の彭栄次さんは、台湾輸送機械公司という会社の社長をしており、日本人以上に格調ある日本語の使い手だ。彼は李登輝(リトンホイ)Lee Teng-huiの片腕として知られた台湾有数の経済人で、最近では日本の外務省が李登輝の訪日ビサ発行を拒否したときに、それを突き崩したことでも知られている。
彭さんは知る人ぞ知る大の親日家Japanophileなので、現在の日本が陥っている苦境の原因cause of difficultyを手に取るように知っていて、今後の日本の政治についての会話では、情熱的な口調で次のような発言をした。
「最近までは、台湾でも大陸でも共通でしたが、老政治家たちがいつまでも内閣や議会に居座り、既得権を守るために全力をあげていました。しかし、それは21世紀に入って時代遅れな弊害になり、李登輝も江沢民も賞味期限が切れまして、より国際感覚を持つ若い政治家との交代が進んでいます。
老害の追放がアジアの政治を変え始めたのに、代わりの人がいないという理由で古手が跋(ばつ)扈(こ)して、日本の政治はその点で非常にたち遅れています。
台湾や中国だけでなく、韓国やインドネシアでも、最近の若い政治家は国際的な訓練を受けて、世界に通用するレベルの人が登場しているのに、日本では二世とか老人の政治家を有難がっています。これでは、世界から取り残されるだけだから心配です。
若い有能な日本人が世界で活躍しているので、そういう人を登用して適材適所で活用すれば、日本はいくらでもアジアで指導的な立場を握れます。その実現が若い人に希望を与えるのであるし、開発至上主義の経済を克服するわけだから、われわれ老いた世代は若い人材をバックアップして、その実現に命を投げ出すべきですよ。そうじゃありませんか」
もちろん、これには私も同感であるとともに、大賛成で、彭さんとは固い握手を交わすことになった。
果たして、小泉政権Koizumi administrationは今後の日本と日本人をどこへ導いていくのか?
私の答は簡単である。それは、間違いなく地獄である。もし、この答が間違っていないなら、そのときこそ本当の「ジャパン・ナッシング」である。
<引用終わり>
これは凄い予想である。小泉政権に続いて起きたのは政権のたらい回しであり、選挙で国民の新任を受けないで無能な二世や三世の議員が首相になってしまい、世襲代議士の安倍や福田や麻生が首相になったことによって、日本の政治と社会は本当に地獄に落ちてしまったといえるのである。