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(回答先: Re:足摺岬沖の潜水艦はクジラ?(ロイター) 投稿者 近藤勇 日時 2008 年 9 月 25 日 09:10:58)
潜水艦でなくクジラ? 高知沖 領海侵犯情報なし
2008年9月21日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008092102000087.html
高知県・足摺岬沖の豊後水道周辺で国籍不明の潜水艦が領海侵犯したとされる問題で、防衛省・自衛隊はクジラを潜水艦と見誤った公算が大きいとの見方を固めた。複数の関係者が二十日、明らかにした。ただクジラと断定できる「証拠」もなく、結論は迷宮入りになりそうだ。
防衛省の十四日午後の発表では、同日午前六時五十六分、海上自衛隊のイージス艦「あたご」が豊後水道周辺の領海内で「潜望鏡らしきもの」を視認。音波を出して反響音で船舶などを探知するアクティブソナーで、約三十分後「潜水艦の可能性が高い」と判断したという。スクリュー音など音の特徴を示す「音紋」は取れなかった。
関係者によれば、具体的には、ブリッジの外にいた砲術長が約一キロ先に潜望鏡らしきものを目視で発見。約十秒間見た後、そばにいた艦長に伝え、艦長は水面下に消えかかった潜望鏡らしきものとその影響で波打つ水面を確認した。
「あたご」は「潜望鏡らしきもの」の方向へかじを切り、アクティブソナーから何度も音波を発信したが、何らかの動くものを探知したのは二回。いずれも領海外からの反響音で、特に最初は、潜水艦の速度では想定できないほど現場から遠い地点からの反応だったという。
防衛省は中国など近隣諸国の潜水艦の事前や事後の動きに関する情報を収集すると同時に、米軍にも協力を要請して調査した。その結果、この海域に「どこかの国の潜水艦がいた可能性はほとんどない」との結論に達した。
足摺岬沖や土佐湾はニタリクジラの生息地として知られており、クジラのヒレなどを誤認したのではないかとの判断に傾いた。
防衛省では、アクティブソナーで収集したデータから(1)潜望鏡に見えた最初のクジラは探知できなかった(2)複数のクジラが動き回り、うち二頭が別々に探知された−との見方も出ている。