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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008090802000255.html
【国際】
香港民主派が敗北 議会選、親中派は過半数
2008年9月8日 夕刊
【香港=小坂井文彦】香港の立法会(議会、定数六〇)選挙は七日に投票され、八日午前まで続いた開票の結果、親中派が過半数を維持した。
民主派は現有議席から三減の二十三議席だったが、選挙制度改革などの重要法案成立を阻止できる全体の三分の一超(二十一議席以上)は確保した。
民主派最大の民主党は一減の八議席。親中派の中心、民主建港協進連盟(民建連)は一増の十議席で当選を果たし、政党別では最大勢力になった。
香港では石油価格の高騰を受けてインフレが進み、有権者の関心は生活改善に向いた。中国との関係悪化は景気に悪影響を与えるとみる意識が、民主派の退潮につながった。
民主派は普通選挙の早期実現などだけでなく、明確な経済政策を示す必要に迫られている。
直接選挙枠(三十議席)の投票率は45・2%。過去最高だった前回55・64%を大きく下回り、二〇〇〇年選挙に次いで低かった。
政府高官の天下り問題などで、曽蔭権(ドナルド・ツァン)行政長官の現政府への批判が強まっているものの、「誰が当選しても政治は変わらない」(香港市民)という無関心層も増加。財界が支持する自由党の田北俊主席が再選に失敗するなど現職が落選する一方で、若手新人の当選が目立った。