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http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0707&f=politics_0707_004.shtml から転載。
新華社がダライ・ラマの代表との対話内容を報道
6日付新華社電は、7月1、2日に行なわれた中国共産党とチベット仏教の最高指導者、ダライ・ラマ14世側の代表との対話で、中国共産党側の「4つの要求」をダライ・ラマ側が受け入れたと伝えた。
関連写真:そのほかの2008年のチベット動乱の写真
http://image.searchina.ne.jp/view.cgi?d=0200625&p=top&l=cash
新華社は、中国共産党の中央統一戦線工作部(中央統戦部)の責任者の話として、会談の内容などを伝えた。「統一戦線工作」とは、1930年代に共産党が正式に始めた◆非共産党党派だが、国民党を批判する勢力◆少数民族◆華僑――などの勢力を取り込む一連の方策で、1948年に中央統戦部が設けられた。
新華社によると、中国側が中央統戦部部長で全国政治協商会議の副主席を兼任する杜青林氏などが、「ダライの個人的代表」であるロディ・ギャリ氏らと対話した。双方の立場には大きなへだたりがあったが、対話の雰囲気は率直で、リラックスしていたという。
新華社は、杜部長が◆北京五輪の破壊活動を支持しない◆暴力犯罪の扇動を支持しない◆チベット青年会議のテロリズムを支持せず適切に規制する◆チベット独立を図る一切の活動を支持しない――の「4つの不支持」を要求し、ダライ・ラマ側は受け入れたと伝えた。
一方、ダライ・ラマ14世が樹立した「チベット亡命政府」は5日、同対話に関する発表で、中国側が「4つの不支持」を要請した理由を、ダライ・ラマ14世が今回のチベットでの動乱や北京五輪の妨害をしているという「根拠のない主張を貫き通せないと、ようやく分かった」ためだと主張。対話の席で「ダライ・ラマ14世の『非暴力の戦い』は世界中に知られており、『4つの不支持』の要請は全く必要ないものだと、強く述べた」と紹介した。
チベット青年会議については、ダライ・ラマ14世のアプローチを支持せず、チベット独立を求めていることは認めたが、同会議をテロ組織とする中国側の主張は否定したという。
双方のそれぞれの発表で、中国側は成果を、ダライ・ラマ側は対立点を強調した。
新華社は同記事で、ダライ・ラマが派遣した一行は北京市内で五輪関連施設を見学し、中国国内のチベット学専門家との座談会も行なったと伝えた。ダライ・ラマ側の発表では触れられていない。
ダライ・ラマ側は、対談の際に四川大地震の犠牲者に対して哀悼の意を示したと紹介した。新華社の記事では触れられていない。(編集担当:如月隼人)
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