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(中国・四川大地震) お母さんを覚えていてね わが子かばい携帯に“遺言”
(中日新聞)2008年5月19日 03時37分
【北京=池田実】「赤ちゃん。お母さんを覚えていてね」−。中国・四川大地震でわが子をかばいながら死んでいった母親は、死の間際、携帯電話に最期のメッセージを残していた。
国営新華社通信によると、同省北川県で救援隊が廃虚のすきまから、1人の女性を見つけ出したのは、地震発生翌日の13日昼のことだった。うつぶせになり、両手で体を支えるような体勢で見つかった女性に息はすでになかった。しかし、かすかな声が救援隊の耳に入った。
死亡した女性の周囲を再度探索した救援隊員が声を張り上げた。
「子どもがいる。生きているぞ」
がれきを掘り、女性の体を持ち上げた。そこから発見されたのは、3、4カ月の赤ちゃんだった。女性がわが子をかばうような体勢をとっていたため、赤ちゃんにケガはなかった。赤ちゃんを包んだ毛布からは1台の携帯電話が見つかった。
「いとしい赤ちゃん。もし生き延びられたなら、私があなたを愛していたことを決して忘れないでね」。携帯メールの画面には、こう記してあったという。
多くの命を奪った四川大地震は、多数の孤児も生み出した。
中国各地からは、こうした孤児を「養子に」との声も寄せられている。
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2008051990031710.html