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中国のインフレ、食品から波及する可能性=国家発展改革委
2008年05月19日12時15分
http://www.asahi.com/business/reuters/RTR200805190030.html
[北京 19日 ロイター] 中国国家発展改革委員会の物価監視センターの幹部Xu Lianzhong氏は、中国のインフレが、力強い内需を背景に食品セクターから他のセクターに波及する可能性があると指摘した。
19日付の中国証券報に掲載された寄稿文の中で述べた。
同氏は「拡大傾向が投資と消費の両方で持続した場合、現在の食品価格主導での物価上昇が、経済の全般に広がりインフレ圧力が一段と高まる可能性がある」と警告した。
4月の中国小売売上高は前年比22.0%増加し、1999年の月次統計開始以来最大の伸びとなった。また、1―4月の中国都市部固定資産投資は前年同期比25.7%増加した。
同氏は、投資と小売売上高が強い伸びを示した場合、製造業者の価格転嫁が進むことが歴史的に示されていると指摘。投資が25.4%増、小売売上高が27.8%増となった1988年には消費者物価指数(CPI)は18.8%上昇し、投資と小売売上高がいずれも30.4%増加した1994年にはCPIは24.1%上昇したと説明した。
その上で「現在の経済の状況は、投資と消費の両方が膨らみつつあるというシナリオに向かっている。客観的にみて、インフレが悪化する可能性がある」との見方を示した。