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http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008051902012430.html
【国際】
四川地震M8.0に修正 聖火リレー3日間中止 死者3万2400人超に
2008年5月19日 朝刊
【北京=池田実】中国・四川大地震の発生から七日目の十八日、国家地震局は今回の地震の強度をマグニチュード(M)7・8から8・0に修正したと発表した。中国政府は、十九日から三日間を全国哀悼日とし、国民全員が喪に服すことも決めた。なおも続行されている被災者の救出活動は、ますます困難となっている。一方で衛生状態の悪化やダム決壊の恐れもあり、現場では二次災害防止や感染症防止などに対策の重点を移しつつある。
全国哀悼日とした三日間、北京五輪の聖火リレーを中止、公共関係機関は半旗を掲げ、娯楽活動も停止する。
地震が発生した午後二時半には全国民は三分間黙とうをささげ、同時に自動車や列車などは警笛を鳴らす。
国営新華社通信によると、十八日午後までに死者計三万二千四百七十六人が確認され、負傷者は二十二万百九人となった。このうち四川省では三万一千九百七十八人が死亡、九千五百人がなお生き埋めになっている。また同日、(〓1)川(ぶんせん)県で生き埋めになった女性工員が五十六時間の救援活動の末、約百五十時間ぶりに“奇跡の生還”を果たした。
現場視察を続けている胡錦濤国家主席は同日も震源地近くの什(〓2)(じゅうほう)市を訪れたほか、李克強副首相も綿陽市を訪問、早急な被災者救済などを訴えた。一方、温家宝首相をトップとする対策本部は、被災者対策として、一人一日五百グラムの食料と十元(約百五十円)の補助金支給を決定。新たに七十万張りのテントの調達や仮設住宅の建設などを急ぐと同時に、衛生・防疫対策の強化や二次災害防止にも力を入れていくことを決めた。
中国紙によると、当局は死体腐敗に伴う疫病発生の回避に向け、遺族の引き取りを待たずに遺体を埋葬することを決定した。
日本援助隊 14遺体収容
【北川県(中国四川省)=新貝憲弘】日本の国際緊急援助隊は十八日、四川省北川県曲山鎮にある北川第一中学校などで救助作業を行い、同日中に生徒ら十四人の遺体を収容した。
曲山鎮は人口約三万人のうち約千人が死亡、約一万人が行方不明になっており、北川第一中でも生徒千五百人の多くが生き埋めになった。援助隊は人命探査装置を使って生存者を捜したが、男子六人、女子七人の遺体発見にとどまった。もう一遺体は病院近くのオフィスビルで見つかった。
十九日は曲山鎮の中心部に移り、救助犬も活用して倒壊した建設局庁舎や電子メーカー跡地で作業を行う。
現場では余震が続き、十八日は気温が上がって蒸し暑くなるなど厳しい状況が続いている。
※ 〓1はさんずいに文
〓2は方におおざと