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皆様、こんにちは。
私の持論なのだが、日本は「自衛隊」を「国際救助隊」に改組して世界の平和に貢献するべきではないかと考えている。
今回のミャンマーのサイクロンの被害や中国四川での大地震の被害のように、世界のどこかで大規模な災害が生じた場合、いち早く救助活動に向かう組織とするのである。
このような大規模な自然災害が発生した場合、後進国や低開発国など貧しい国が自国の力だけで解決を計ろうとしても現実問題として無理で(いや、阪神大震災の経験に基づけば日本のような先進国でも難しい)、いたずらに被害を拡大してしまう結果となることは目に見えている。
また、大規模な災害の場合、被災者の救助は結局は人力による人海戦術でしか対応できない。それも救助活動のための専門知識を持ち、特別な訓練を受けた数万人規模の組織でないと役に立たない。
日本には、常日頃から厳しく訓練された自衛隊と言う精強な20万人規模の組織、つまり自衛隊を既に有している。さらに自衛隊の保有する輸送機器などは災害救助活動に大いに力を発揮できる。例えば、自衛隊のツインローターのヘリコプターなら被災者を現地から病院へと搬送するのに非常に有効な手段となる。
もちろん、被災国が自国の面子その他のために世界各国からの救助隊の受け入れを拒むことは、今回の中国政府の対応を見ても分かる。しかし、1度成果を挙げれば世界各国は日本の国際救助隊の活動を受け入れることへの抵抗は徐々にであっても、無くしていくであろう。
「われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」と結ばれた憲法前文にまさにふさわしい活動である。
戦争で人を殺すための組織である軍隊を、被災した人を救出するための組織に変えるのである。
国際救助隊こそ平和憲法を持つ日本が世界に貢献できる大きな可能性だと私は思うのだが。
皆様のお考えを聞かせてください。
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【参考】 日本国憲法前文
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。そもそも国政は、国民の厳粛な信託によるものであつて、その権威は国民に由来し、その権力は国民の代表者がこれを行使し、その福利は国民がこれを享受する。これは人類普遍の原理であり、この憲法はかかる原理に基くものである。われらは、これに反する一切の憲法、法令及び詔勅を排除する。
日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであつて、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは、平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めてゐる国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思ふ。われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。
われらは、いづれの国家も、自国のことのみに専念して他国を無視してはならないのであつて、政治道徳の法則は、普遍的なものであり、この法則に従ふことは、自国の主権を維持し、他国と対等関係に立たうとする各国の責務であると信ずる。
日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。(1946年11月3日公布)