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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10153258211.html から転載。 2008-10-18 23:21:32 http://www.tokyo-np.co.jp/article/entertainment/news/CK2008101802000105.html S・スピルバーグ製作総指揮『イーグル・アイ』 暴走する監視社会に迫る 監視社会の脅威を描くスティーブン・スピルバーグ製作総指揮の映画「イーグル・アイ」が十八日、公開される。謎の女が、スパイ衛星などデジタルテクノロジーを駆使して膨大な個人情報を入手。それを武器に主人公を追い詰める。米国では9・11テロ以降、監視体制が強化されてきたが、これに対し国民の反発も出ており、D・J・カルーソ監督は「アクションを楽しんでもらうとともに、この問題を提起したい」と語っている。 (小田克也) 物語の主人公は平凡な青年・ジェリー(シャイア・ラブーフ)。ある日、国防総省勤務の兄が急死し、葬儀を終えて帰宅すると、拳銃など身に覚えのない武器が大量に届いている。 ジェリーは踏み込んできた連邦捜査局(FBI)に逮捕されるが、謎の女・アリアが街角の電光掲示板などで逃走経路を指示。それに従って脱走し、クルマに乗り込むとレイチェル(ミシェル・モナハン)という女性が待っている。 彼女はアリアから「指示に従わなければ息子を殺害する」と脅されており、アリアの命令を忠実に実行しようとする。それにジェリーも巻き込まれていく…。 われわれの日常は携帯電話やメールをはじめ、クレジットカードのICチップ、衛星利用測位システム(GPS)など個人を特定できるテクノロジーに囲まれ、それらは金融や交通など社会のシステムをつくっている。 作品は、こうしたテクノロジーが制御不能となって人間を攻撃した場合どうなるかを描いており、アリアがスパイ衛星など監視システムを自在に操るシーンは見どころのひとつだ。 物語のアイデアを考えたのはスピルバーグ。「A・I・」(2001年)や「マイノリティ・リポート」(02年)など、最新テクノロジーを交えて近未来を描くのはスピルバーグの得意分野。当初は自ら監督する予定だったが、「インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国」の撮影に専念するためカルーソ監督が引き受けた。 ネットと人との関係に詳しく、コンピューター会社を経営する山崎晴可さんは「この手の映画は、特定の技術をでっちあげたり創作したりするが、この作品にはそれがない。今あるテクノロジーを組み合わせている」と評価。どうやら荒唐無稽(むけい)なSF映画とはいえないようだ。 米国の映画・メディア事情に詳しい映画評論家の鬼塚大輔・静岡英和学院大学人間社会学部教授は「平凡な男が事件に巻き込まれるあたりはヒチコック流のサスペンス。そこに現代的な味付けをしている」とみる。 九月に日本で公開された「LOOK」(アダム・リフキン監督)など、最近は監視システムを題材とする米国映画が散見される。 鬼塚教授は「『クローバーフィールド/HAKAISHA』や、ゾンビの生みの親であるジョージ・A・ロメロ監督の『ダイアリー・オブ・ザ・デッド』(11月15日公開)などの作品は、登場人物が手持ちカメラでほかの登場人物を撮影している。人間の『見る−見られる』『映す−映される』の関係が意識されている」と述べ、ここにも監視社会の“影響”が出ているとみる。 カルーソ監督は「米国では9・11後、テロを防ぐためにはプライバシーを明け渡しても仕方ないムードだったが、それも変わってきている」と指摘する。ブッシュ政権が監視体制を強めてきた反動が出て、それが映画にもさまざまな形で表れているのかもしれない。 ============================================= 「イーグル・アイ」公式ホームページ イーグル・アイ(Eagle Eye) 「予告編」
gataro-cloneの投稿
S・スピルバーグ製作総指揮『イーグル・アイ』 暴走する監視社会に迫る【東京新聞】
テーマ:映画・テレビ番組紹介
2008年10月18日 朝刊
http://www.eagleeyemovie.com/intl/jp/main/index.html
http://jp.youtube.com/watch?v=1gLoNjGFkrE