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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10117100527.html 2008-07-17 09:02:10 23日(水)NHK教育TVに出演します ナチスに迫害されたユダヤ人が元々パレスチナ人のものだった畑を奪って追い出したという現実。映画“NAKBA”はその現実を40年をかけて映像を通して追いかけたものだ。 この重い重い現実については、映画の製作に関わったユダヤ人スタッフも「事実に目をそらしてはいけない」と述懐しているという。 「事実に目をそらしてはいけない」のは何もイスラエル建国に関わる問題だけではない。その後のイスラエルとパレスチナの問題すべてについても言えることである。7月13日付・朝日新聞の読書欄で「沈黙を破る 元イスラエル軍将兵が語る“占領”」がこの問題を取り上げている。 ============================================= ウェブ魚拓:http://s02.megalodon.jp/2008-0717-0958-52/book.asahi.com/review/TKY200807150135.html 沈黙を破る元イチラエル軍将兵が語る“占領” 土井敏邦〔著〕
gataro-cloneの投稿
「事実に目をそらしてはいけない」/映画“NAKBA”や「沈黙を破る」で語られていること
テーマ:イラク/パレスチナ情勢
“DAYS JAPAN”編集長、報道写真家の広河隆一さんからメールが届いた。
23日(水)22:50〜23:00に、NHK教育TVの『視点・論点』に出演します。テーマは「パレスチナ60年」と題して、NAKBAのことを話します。10分間です。よろしければご覧ください。
映画“NAKBA”については、すでにNAKBA パレスチナ1948 ― そこにユダヤ人ではなくパレスチナ人が暮らしていたのエントリーで取り上げた。
(http://book.asahi.com/review/TKY200807150135.html)
評・南塚 信吾(法政大学教授)
■占領地での不正の現実が明らかに
パレスチナ問題を考えるとき、われわれは、パレスチナ人をテロリストと言って攻撃しヨルダン川西側を「占領」する一枚岩のイスラエルをイメージする。イスラエルの政府も軍も社会も一体となっているのだと。だが、最近イスラエルとパレスチナの関係に心を痛ませるイスラエル国民の声が少しずつ漏れ聞こえてきている。その多くは過去にアラブ人と平和に暮らしたことのある年配のユダヤ人のものであったが、若者の間にも危機感が芽生えつつある。
本書は、「占領地」において兵役についていた20歳代の若い元将兵たちが作ったグループ「沈黙を破る」の出した証言集にある発言と、著者のインタビューとからなる。
非武装のパレスチナ人を理由もなく射殺する、少女を撃ち殺す、道路は危険なので壁を破って家から家へと進撃するといった非道、しかも指揮官の明確な指令もなく行われる暴力、これが占領地での現実だという。しかし、そういう占領軍の不正は、将兵自身が認めたがらないし、将兵の親たちも自分の息子たちがそういうことをするとは信じたがらない。パレスチナ社会もそうである。
しかし、理由のない占領と占領地での不正にいたたまれなくなる将兵もいる。このままでは自分は人格的に破滅してしまうと。さらに、こういう不正を認めないイスラエル社会も不健全になっていくと。こういう危機感から、将兵が語り始めたのだ。このグループは2004年に写真展を開き、その後も元将兵への聞き取りを通して、メンバーを増やしている。
われわれは政府や軍の動きだけでなく、こうした民衆の動きも見つめていかねばならない。ほかにも同様に占領側の不正を告発する親の組織もあるという。パレスチナ側についても同じように見たい。双方での同じような転換が、新しい道を開けないか。
こういう「加害者」の自己転換的な反省は、われわれにあっても、無縁なことではない、そこに日本人がこの問題に取り組む意味もあるのだという著者の心情に共感できる。
◇
どい・としくに 53年生まれ。フリージャーナリスト。『占領と民衆』など。
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次の書物がイスラエルでベストセラーになるのも、「事実に目をそらしてはいけない」と考えるユダヤ人が多数いることを反映しているのだろう。 ⇒
<古代ユダヤ人の本当の子孫はパレスチナ人だ>イスラエルで「建国根拠なし」本、ベストセラーに