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小室哲哉氏の逮捕・起訴について、逮捕から現在までの記事を書き出す。
http://www.asyura2.com/08/bd54/msg/741.html
投稿者 0_0 日時 2009 年 12 月 17 日 21:58:43: YQ201zwHWXfF6
 

(回答先: 記事の流れ 投稿者 0_0 日時 2008 年 11 月 14 日 04:07:08)

小室哲哉氏の逮捕・起訴について、逮捕から現在までの記事を書き出す。

時事問題議論総合スレッド
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/l100
時事問題議論総合スレッド A
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1250156983/l50
に書いていた内容から記事を転載する。スレのほうの文章は、
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1058
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1067-1075
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1071
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1082
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1102
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1104
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1112
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1117
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1119-1121
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1162
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1185
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1380
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/1392
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/2072
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/2084-2085
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/2104-2107
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/2119
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/2740
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/3171-3172
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/3206
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/3325-3329
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1218705468/3465
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1250156983/276
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/news/4436/1250156983/495
である。

小室哲哉容疑者を逮捕 「申し開きすることない」
 大阪地検特捜部は4日、所有していない806曲の音楽著作権を譲渡すると偽って兵庫県内の投資家から5億円をだまし取ったとして、詐欺の疑いで音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)ら3人を逮捕、東京都港区の自宅や事務所など関係先を家宅捜索した。

 小室容疑者は1990年代に数々のヒット曲を生み出したが、近年、事業の失敗や前妻との離婚の慰謝料支払いで10数億円の借金を抱えていたという。

 小室容疑者は調べに「3人でやったことに間違いない。申し開きすることはない。反省し被害者に謝罪したい。刑事責任を潔く取るつもりだ」と供述しているという。

 特捜部の調べによると、小室容疑者らは2006年8月、これまでの作品806曲分の著作権について、既に音楽出版社に譲渡し、うち主要12曲はプロダクション「トライバルキックス」社に譲渡するなどしていたのに、「過去の作品806曲がフルセットになっていることに意味があるし価値が出る」「全部僕に著作権があります」などとうそを言って、10億円で売却する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性と締結。さらに前妻に差し押さえられていた印税の権利について、解除する意思がなかったが、解除代金として計5億円を支払わせ、だまし取った疑い。

2008/11/04 13:49 【共同通信】
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小室容疑者、KEIKOと離婚していた…TMは「復活ある」
11月5日8時2分配信 スポーツ報知


 小室容疑者が、逮捕前に妻で歌手のKEIKO(36)と離婚していたことが4日、分かった。関係者によると、小室が逮捕されることを悟り、KEIKOにできるだけ迷惑をかけられないと判断し離婚を決断したという。離婚により「globe」の活動再開は厳しくなりそう。一方、結成26年目の「TMネットワーク」のメンバーは「復活を信じている」と旧友との再始動を誓った。

 逮捕を覚悟した小室容疑者が、直前に妻・KEIKOとの離婚という涙の決断を下していた。

 関係者によると、離婚話を持ちだしたのは小室容疑者。十数億円という膨大な借金の責任をKEIKOに背負わせることは避けたいと判断。大分・臼杵市でふぐ店「山田屋」を営むKEIKOの実家にも、借金返済の催促電話がかかってきたことなど、これ以上迷惑はかけられないと考えたようだ。

 KEIKOはこれからも小室を支えたいと難色を示したが、最終的に小室容疑者の説得に応じた形だ。ここ1週間の間に、離婚届を提出した。けんか別れではないことを証明するかのように、KEIKOは、今月1日付の会員制ブログでツーショット写真を掲載。「楽しく音楽やっとります」と笑顔でレコーディングに臨んでいる。

 KEIKOの所属事務所は、小室逮捕について「本人が今回の件で大変ショックを受けており、コメントできる状態にありません」とした。離婚についても聞いていないという。関係者によると、現在、姉、母とともに都内に滞在している。

 小室容疑者とKEIKOは02年11月に結婚。同容疑者は同年3月に前妻と離婚しており、3度目の結婚だった。

 離婚によってglobeの活動が事実上停止。最悪、解散の可能性もある。メンバーのマーク・パンサー(38)は現在海外におり、事務所関係者も連絡が取れていないという。

 一方、小室がメンバーを務めるもう一つの代表的ユニット「TMネットワーク」のメンバーは、復活を信じている。

 ボーカルの宇都宮隆(51)はファクスで「信じたくありませんが、事実であるならすべてを明らかにしてもらいたい」とした上で「僕らの歴史は変わりません。彼なら償い、また音楽に帰ってきてくれると信じています」とコメント。ギターの木根尚登(51)も公式HPで「彼がゼロから立ち直る力も持っていると思います。だから僕は、TM NETWORKの復活もあると信じてます」。結成26年目のユニットで音楽活動の再開を願った。
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小室容疑者が「二重譲渡」 未熟な著作権ビジネスが背景(1/2ページ)
2008年11月5日14時47分

小室容疑者の著作権と金の動き
 音楽著作権の譲渡話を巡る詐欺事件で、小室哲哉容疑者は、兵庫県の男性投資家に譲渡を持ちかけた806曲のうち少なくとも約20曲の著作権を、本来所有するエイベックス・グループ・ホールディングス(東京)などに無断で、自ら役員を務める芸能プロダクションなど2社に「二重譲渡」していた。
すでに異常な契約になっていたが、男性投資家に譲渡すれば「三重譲渡」の事態も起こっていたことになる。未成熟な日本の著作権ビジネスのあり方に議論が起きそうだ。

 小室容疑者から205曲の著作権を譲渡されていたエイベックス社によると、日本音楽著作権協会(JASRAC)から昨年末、ヒット曲「DEPARTURES」など11曲の使用料が差し止めになると連絡が入った。芸能プロダクション「トライバルキックス」(東京)がこの11曲を文化庁に登録したことがその理由だった。

 11曲は、小室容疑者からトライバル社へ無断譲渡され、文化庁へ登録されていた。エイベックス社は「小室氏から報告がなく、寝耳に水だった」として、トライバル社側と文化庁の登録取り下げを交渉していたが、結論が出ていない。

 著作権は作詞や作曲だけでなく、レコードやCDの製作者、歌手や演奏家、放送局にも権利が発生する。権利関係が複雑で使用料の徴収事務が煩雑なため、通常は音楽出版社が関係者の権利をまとめて譲り受け、JASRACに信託している。

 JASRACによると、今回の小室容疑者のような二重譲渡は極めて異例。音楽関係者は「普通のケースでは文化庁に登録などしていない。小室氏のように著作権や印税を個人のもののように扱ってきた人は少ない」と実情を話す。文化庁への登録は手続きが煩雑なうえ、費用も高く利用しにくいのが現状という。

 著作権ビジネスに詳しい福井健策弁護士は「米国などと違い、日本にはまだ音楽著作権の転売市場もない。小室容疑者らが得ようとした10億円が、高いか安いかの判断は難しい」と話し、「専門家の育成や利用しやすい著作権登録制度の整備など、著作権にかかわるインフラ整備の必要がある」と指摘する。

アサヒ・コム
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小室容疑者、住民税4千万円を滞納…港区が著作権料差し押さえ
 音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)が、数年前から住民税計約4000万円を滞納し、東京都港区役所から著作権使用料の一部を差し押さえられていることがわかった。

 著作権使用料については、離婚した前妻(33)からも慰謝料などが未払いのためすでに差し押さえられている。1990年代には高額納税者の常連だった小室容疑者は、税滞納者に転落していた。

 捜査関係者によると、住民税の滞納は数年前から始まり、同区役所は今年2月に著作権使用料の一部を差し押さえた。

 前妻への慰謝料など約7億8000万円も支払われず、前妻は2005年1月、東京地裁で著作権使用料の差し押さえを認められた。著作権使用料は債権額に応じて、区役所と前妻に配当されているとみられる。

 一方、特捜部は5日朝、小室容疑者の知人が経営する音楽プロモーション会社「ティーケートラックス」(東京都中央区)などを関連先として捜索した。同社は小室容疑者への貸付金約2億円の返済として、音楽出版社に譲渡されていた著作権の一部を小室容疑者から二重譲渡されていた。

(2008年11月5日14時39分 読売新聞)
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小室容疑者、原盤権でも「二重契約」…音楽会社が告訴検討
 音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、音楽プロデューサー・小室哲哉容疑者(49)(逮捕)が昨年、音楽会社「イーミュージック」(東京都港区)と楽曲の原盤に関する権利「原盤権」を譲渡する契約を結んだのに、1か月半後、別の音楽事務所と同様の契約を締結していたことがわかった。

 新たな「二重契約」の発覚に、イーミュージック側は詐欺容疑での告訴も検討している。

 イーミュージック関係者らによると、同社は昨年8月1日、小室容疑者と「原盤制作及び譲渡に関する基本契約」を締結した。

 契約では、同社が原盤に関するすべての権利を譲り受ける代わりに、活動費などを提供する内容。契約期間は2年で、同社はこれまでに生活費を含め約1億円を肩代わりしてきたという。

 ところが、小室容疑者は同9月18日、東京都内の別の音楽事務所と「専属契約」を締結。契約内容は、音楽活動に関するマネジメントのほか、原盤など著作権法上の一切の権利が同事務所に帰属するなどとし、同事務所が活動支援として年3000万円を支払った。

 イーミュージック幹部が昨年末以降、二重契約に気付き、小室容疑者と交渉。事件の被害者である兵庫県芦屋市の会社社長(48)との民事訴訟では、小室容疑者の弁護士費用も負担していたというが、小室容疑者から契約解除を一方的に通告されたという。

(2008年11月6日14時38分 読売新聞)

小室容疑者、原盤権巡り二重契約 芸能2社間でトラブル
2008年11月6日17時5分

 著作権譲渡をめぐる詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサーの小室哲哉容疑者(49)が昨年夏、CDなどの音源となる原盤の権利を委ねる契約を同時に二つの芸能プロダクションと交わし、2社間でトラブルになっていたことが関係者の話でわかった。約6年間にわたる吉本興業とのマネジメント契約が切れ、まとまった収入のめどがなかった時期とされ、多額の借金返済への焦りが二重契約の背景にあるとみられる。

 小室容疑者が逮捕直前まで所属していた東京都内の芸能プロダクションによると、小室容疑者は昨年6月ごろ、知人を介して、原盤を製作する契約を求めてきたという。小室容疑者が将来つくる楽曲の音源(原盤)をCD化などで利用できる「原盤権」を委ねる内容だったという。

 当時、小室容疑者は吉本興業とのマネジメント契約が切れたばかりで、「金銭的に困っているので助けて欲しい」と話していたといい、昨年8月に契約を結び、月額1500万円を小室容疑者に払っていたという。

 ところが、その後に小室容疑者が別の芸能プロダクションとも、年間3千万円の契約料で同じ内容の契約をしていたことが発覚。後で契約したプロダクションによると、小室容疑者が「(住んでいる)東京都区民税が払えないので、まとまった金が必要だ」などともちかけ、昨年9月に契約を結んだという。

 二つのプロダクションは、原盤権の帰属をめぐって交渉を続け、一方が金銭を支払うことで解決したという。

 先に契約していたプロダクションの関係者は「完全な二重契約だった。小室氏はすでに全盛期の人気はなく、金銭的に困窮している感じだった。復活の手助けをしたいと思っていたが……」と話す。

 この関係者によると、小室容疑者の自宅の家賃は、同じマンションにあるスタジオと合わせて月計約280万円。家賃は滞納しがちで、昨年秋には約半年分の家賃が未払いだったという。

アサヒ・コム
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JASRACに権利主張=小室容疑者関連社長が昨年11月−二重譲渡の12曲
 音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)が著作権売却話で5億円を詐取したとされる事件で、同容疑者が役員を務める「トライバルキックス」社長平根昭彦容疑者(45)=詐欺容疑で逮捕=が昨年11月、日本音楽著作権協会(JASRAC)に対し、小室容疑者から12曲の著作権を譲り受けたと主張していたことが5日、分かった。
 大阪地検特捜部の調べで、同容疑者が兵庫県の投資家男性に10億円で売却を持ち掛けた806曲のうち、この12曲はトライバル社への二重譲渡だったことが分かっている。
 JASRACによると、平根容疑者は昨年11月、東京都渋谷区の本部を来訪。「小室容疑者から12曲の著作権を譲り受け、文化庁にも登録した」と伝え、著作権料の管理委託を申し入れた。
 担当者が調べたところ、12曲の著作権は既にエイベックス・グループ・ホールディングス側が所有していることが判明。トライバル社の委託契約を断った。
 また「権利関係が確定できない」として、12曲分について、エイベックス社側への著作権料分配を保留。1年分をJASRACが預かる状態が続いているという。
 エイベックス社は「(12曲について)平根容疑者に経緯をただしている最中だった。詳細はお話しできない」としている。(2008/11/06-03:16)
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小室容疑者、著作権を“予習” 1年前「事業化できないか」
 著作権譲渡をめぐり5億円の詐欺容疑で大阪地検特捜部に逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)が、事件の1年前、業界関係者を通じ、音楽著作権に詳しい行政書士に「著作権の譲渡を事業化できないか。どうしても金にしたい」と相談していたことが6日、分かった。

 この時は、「音楽出版社に譲渡済みの著作権では難しい」と指摘され、話は立ち消えになったという。特捜部は、小室容疑者が著作権ビジネスを十分に“予習”した上で、兵庫県の投資家らに譲渡話を持ち掛けたとみて調べる。

 行政書士によると、東京の業界関係者から2005年、「既に複数の音楽出版社に譲渡している著作権を新しい組織に移し、第三者から出資を募って音楽配信事業ができないか」と相談された。

 「出版社から著作権を買い集める交渉は、非常に難航する」と答えると、今度は「出版社に譲渡したまま第三者に二重譲渡して出資金を得ることはできないか」と尋ねられた。行政書士は「出版社と第三者が競合して、日本音楽著作権協会(JASRAC)から振り込まれる使用料が第三者に渡る保証はなく、ビジネスとして成立しない」と回答した。

 業界関係者は当初、相談の依頼主を伝えなかったが、その後、小室容疑者だったと明かしたという。

2008/11/06 19:41 【共同通信】
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小室容疑者:借金返済に窮し…愛したはずの音楽汚し転落

係官に付き添われ、車で大阪地検に向かう小室哲哉容疑者=大阪市で2008年11月4日、小関勉撮影 詐欺容疑で逮捕された音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)は4日の逮捕前日、既に覚悟を決めていた。大阪地検特捜部の要請に応じて自宅のある東京から大阪へ移動し、偽名で宿泊したホテルでは夜景を一望できる最上階90平方メートル(9万円)のスイートルームで「最後のぜいたく」を味わった。逮捕後、取り調べに素直に応じ「拘置所は寒い」と接見した弁護士に話しているという。借金返済に窮し、愛したはずの音楽で自らの手を汚した転落ぶりが、浮かび上がってきた。【藤田剛、林田七恵】

 ●提訴で墓穴

 小室容疑者は自分が作詞・作曲した806曲の著作権を譲渡すると偽り06年8月、兵庫県内の投資家男性(48)から5億円をだまし取った容疑で逮捕された。男性とは訴訟のし合いになったが、最初に訴えたのは小室容疑者だった。

 男性は07年8月ごろ、著作権の譲渡がまったく進まなかったため、5億円の返金を求めて小室容疑者の妻の実家などに電話した。これに対し小室容疑者は10月「精神的苦痛を受けた」として1億円の慰謝料を求めて男性を提訴。「5億円は受け取っていない」とも主張した。

 ところが男性に反訴され、逆に6億円の損害賠償を求められる。結局、小室容疑者が全額を支払うことで和解が成立したが、期限までに支払えず今度は刑事告訴された。小室容疑者の知人は「自分で墓穴を掘ったようなもの」と話す。

 ●譲渡打診続け

 小室容疑者は04年、著作権の不正移転を始めていた。10月、約5000万円の負債を肩代わりしてもらった自分の関連会社「トライバルキックス」社長、平根昭彦容疑者(45)の要求で、既に音楽出版社に譲渡していた12曲の著作権を二重譲渡。さらに05年7月、約2億円を社長から借りていた「ティーケートラックス」に290曲を二重譲渡した。

 こうした事実を隠したまま、複数の会社に全806曲の一括売却を打診。06年5月、大手広告代理店に18億円で譲渡する話を持ちかけたが断られ、最後に頼ったのが被害者の男性だった。

 ●生活は一転

 最盛期は、ロサンゼルスやバリに別荘を構え、フェラーリや豪華クルーザーを乗り回していたといわれる小室容疑者。15億円以上の負債を抱えた最近では大半の資産を売却し、スタジオもある賃貸マンションに暮らし、ひっそりと音楽制作していた。知人によると服装は地味で、食事も店屋物ばかりだった。逮捕3日前の1日、FMラジオ局の放送で「98年からの10年間はなかなか曲ができなかった」と苦悩を吐露しつつ、今後の曲作りへの意欲も語っていた。
毎日jp
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「生まれ変わってやり直したい」=母親の手紙に涙−小室容疑者
 音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)が著作権の売却話で5億円をだまし取ったとされる事件で、小室容疑者が「世間を騒がせ申し訳ない。生まれ変わって(音楽活動を)やり直したい」と話していることが10日、分かった。大阪拘置所で接見した弁護士が明らかにした。
 弁護士によると、小室容疑者は「すべて罪を償いたい」と謝罪。母親から託された「すべて素直に話しなさい。謝罪して出直しなさい」などとする手紙を涙を流しながら読んでいたという。(2008/11/10-13:12)
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著作権詐欺の小室容疑者起訴 3000万円で保釈決定
 大阪地検特捜部は21日、著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪で音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)=東京都港区西麻布=ら2人を起訴した。大阪地裁は同日、保釈保証金3000万円で小室被告の保釈を決定した。

 小室被告は調べに「返済期日が迫り、何としても金をつくらなければ破産すると思った」と供述、起訴事実を全面的に認めている。また「人生を振り返るチャンスを被害者に与えてもらい感謝している」「生活が豪華になり、金がどんどん入る中で、裸の王様になった」と話しているという。

 ほかに起訴されたのは、小室被告が役員を務めるプロダクション「トライバルキックス」(東京)の監査役木村隆容疑者(56)。代表取締役(45)については、利得を得ていないことなどから、起訴猶予処分とした。

 起訴状によると、小室被告らは2006年8月、これまでの作品806曲分の著作権について、793曲を既に約40の音楽出版社に譲渡し、うち主要約300曲はト社などに二重譲渡していたのに、「全部僕に著作権があります」などとうそを言って、10億円で売却する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性と締結。

 さらに前妻に差し押さえられていた印税収入の権利について、解除する意思がないのに、解除代金として計5億円を支払わせ、だまし取った、とされる。

2008/11/21 17:11 【共同通信】
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小室哲哉容疑者を起訴 5億円詐欺の罪で大阪地検特捜部
2008年11月21日14時9分

 大阪地検特捜部は21日、音楽プロデューサー小室哲哉容疑者(49)=東京都港区=ら2人を、うその著作権譲渡話を持ちかけて兵庫県芦屋市の男性投資家(48)から5億円をだまし取ったとされる詐欺の罪で大阪地裁に起訴した。特捜部は、小室容疑者が多額の借金返済に迫られた末、自らの知名度と、権利関係が複雑な音楽著作権を悪用して、詐欺行為を主導したと判断した。

 検察側によると、小室容疑者らは自作の806曲の著作権をすべて所有しているかのように装い、10億円で売却するという話を持ちかけて、06年8月に前払い金5億円を詐取したとされる。

アサヒ・コム
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小室被告、罪状認める方針=著作権売却詐欺、21日初公判−大阪地裁
 楽曲の著作権売却を持ち掛け知人男性から5億円を詐取したとして、詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれる。同被告は捜査段階で容疑を認めており、公判でも起訴事実を争わない方針で、量刑が焦点となる。
 小室被告は昨年11月に起訴され、3000万円の保釈保証金を支払って保釈された。
 弁護人によると、都内で音楽関係の知人宅に身を寄せ、被害弁済のための資金を集めている。保釈時に「また音楽で頑張りたい」と訴えた小室被告。不満は一切口にしていないといい、音楽活動を再開したい意向を持ち続けている。
 公判で検察側は、複雑な著作権制度の仕組みを悪用した手口を指摘するとみられる。弁護側は被告の弁済意志が固いことなどを訴え、寛大な判決を求める方針だ。(2009/01/17-14:16)

小室哲哉被告の初公判は21日、容疑認め争わぬ意向
 音楽著作権の売却話を巡って詐欺罪に問われた音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれる。

 小室被告は起訴事実を認める方針だが、被害金が5億円と高額で実刑の可能性もあり、弁済の有無が判決に影響するため、小室被告は資金調達を進めている。

 小室被告は昨年11月4日、大阪地検特捜部に逮捕され、同21日の起訴後、メンバーの「globe」と契約するエイベックス・グループなどの支援を受け、保釈保証金3000万円で保釈された。

 小室被告は捜査段階から容疑を認め、公判でも争わず、早期に音楽活動を再開したい意向だが、犯行当時、20億円以上の負債を抱えるなど経済的に苦しい状況に変わりはなく、小室被告は周辺に資金の支援を打診しているとされる。

(2009年1月19日19時32分 読売新聞)
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小室哲哉被告、初公判 ファンに「おさわがせしました」
2009年1月21日10時3分

初公判のため大阪地裁へ入る前、報道陣にお辞儀する小室哲哉被告=21日午前7時33分、大阪市北区、飯塚晋一撮影
 自作の806曲の著作権をめぐり、うその譲渡話を男性投資家(48)に持ちかけて5億円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日午前、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で始まる。

 小室被告は、混乱を避けるために開廷の2時間以上前の午前7時半すぎに大阪地裁に到着。黒いワゴン車を降りると、ファンが「小室さん!」と呼びかけた。小室被告は何度も頭を下げながら正門前まで歩き、「朝早くからごくろうさまです。おさわがせしました」と小さな声で話し、庁舎に入った。

 小室被告はフード付きの黒いコートにタートルネックのセーター姿。保釈時の長い髪をばっさりと切り、金色だった髪は黒っぽい色になっていた。

 この日、大阪地裁には61席分の一般傍聴席を求め、関係者ら1034人が並んだ。

アサヒ・コム

小室被告初公判、5億円詐欺認める 弁償はめど立たず
2009年1月21日10時25分

大阪地裁に入る小室哲哉被告=21日午前7時34分、大阪市北区、小玉重隆撮影


初公判を終え報道陣の前で頭を下げる小室哲哉被告=21日午後5時すぎ、大阪市北区、代表撮影
 自作の806曲の著作権をめぐり、うその譲渡話を男性投資家(48)に持ちかけて5億円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の初公判が21日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれた。小室被告は起訴事実について「おおよそ合っています」と述べた。関係者によると、被害を弁償できる見通しは立っていない。今後、弁償できるかどうかと、その結果が量刑にどう影響するかが焦点となる。

 小室被告は法廷で「私の稚拙な行動によって過ちを犯し、被害者に多大なご迷惑をかけた。心から深くおわびし、誠意をもって弁済したい」と謝罪した。

 冒頭陳述で検察側は、小室被告が中心になり、自ら取締役を務める芸能事務所「トライバルキックス」監査役の木村隆被告(57)=詐欺の罪で起訴=らと共謀して、兵庫県芦屋市の男性投資家から5億円を詐取し、全額を借金返済にあてたとする主張を詳しく述べた。

 検察側は、小室被告は事件前、協議離婚した前妻への慰謝料や長女の養育費の未払い分をはじめ、レコード会社や銀行などの分も加えて計17億8千万円の借金を抱えた一方、多いときには年間約10億円あった収入が05年7月以降は同5千万円程度に減り、資金繰りが破綻(は・たん)したと主張。年利60%の資金借入先への返済などで06年8月末までに約5億円を支払う必要に迫られたため、小室被告らが同7月に東京都港区の当時の小室被告宅マンションにあった音楽スタジオで協議し、木村被告の知人の投資家から金をだまし取ることを決めたと述べた。

 起訴状によると、小室被告は自作806曲のうち793曲の著作権をレコード会社側などにすでに譲渡していたのに、投資家に「著作権はすべて僕にあります」とうそをつき、まとめて10億円で売却するとして06年8月に前払い金5億円を詐取したとされる。

 杉田裁判長は公判を4回開く予定であることを法廷で明らかにした。初公判では、検察側が小室被告や被害者らの供述調書を全文朗読するなどの立証をした。弁護側は3月12日の第2回公判で主張を明らかにする見通しで、それまでに弁償資金の調達にめどをつけ、執行猶予付きの判決を求める考えだ。

 小室被告は昨年11月4日、トライバルキックス社長(45)=不起訴処分(起訴猶予)=や木村被告とともに大阪地検特捜部に逮捕された。起訴後、妻の桂子さん(36)やレコード会社側の支援で保釈保証金3千万円を納め、保釈された。

アサヒ・コム

「音楽一筋でありたい」=小室被告と妻がコメント
 詐欺罪に問われた小室哲哉被告(50)と妻のKEIKO(本名小室桂子)さんは21日、弁護士を通じそれぞれコメントを出した。内容は次の通り。
 小室被告 多くの皆様にご迷惑をお掛けし申し訳ございません。今は深く反省しています。公判中で何もお話しできませんが、これからは許されるなら音楽一筋でありたいと思っています。
 桂子さん ご迷惑をお掛けした皆様に深くおわび申し上げます。励ましてくださった皆様に心より感謝しています。(2009/01/21-18:16)
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小室被告「破綻への道わかっていた
 音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、5億円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)の初公判は、21日午後も大阪地裁(杉田宗久裁判長)で続き、小室被告は罪状認否で「被害者に困惑、絶望感を抱かせ、深くおわびしたい」と謝罪。

 検察側は証拠調べで、小室被告の供述調書を朗読し、多額の負債を抱えながらの派手な生活ぶりや転落の軌跡などを明らかにした。

 小室被告は調書で、ミリオンセラーを連発した1990年代を「4日に1曲は作り、珠玉の出来と自負していたが、マスメディアに作られたブーム。私は裸の王様だった」と省みた。

 また、当時の派手な生活についても供述。クリスマスにはプロデュースした5人組のグループ「TRF」には1人1000万円ずつを贈ったこともあったという。

 その後、ヒット曲に恵まれず、香港での事業失敗や前妻への慰謝料などで多額の債務を抱え、創作意欲も喪失。「破綻(はたん)への坂道を下っていることはわかっていたが、(再婚した)妻にぜいたくをさせようと考えた」といい、「湯水のように金を使い、高級ブランドの洋服やバッグなどに数億円を費やした」と語っている。

 小室被告は閉廷後、「公判中で何も話せないが、許されるなら音楽一筋でありたい」とコメントした。

(2009年1月22日00時06分 読売新聞)

栄華と転落…小室被告「虚構の列車、やっと止まった」(1/2ページ)
2009年1月22日11時35分

初公判を終え報道陣の前で頭を下げる小室哲哉被告=21日午後5時すぎ、大阪市北区、代表撮影
 21日に大阪地裁であった音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)=5億円の詐欺の罪で起訴=の初公判では、杉田宗久裁判長の指示で証拠とされる供述調書の全文が朗読された。検察側は被告本人や関係者が捜査検事に語った言葉の数々から、小室被告の「栄華と転落」の軌跡を法廷に浮かび上がらせた。

 「約3億円のベンツのほか、フェラーリやポルシェなどスポーツカー9台を次々に買い集めた」「米カリフォルニアやハワイ、インドネシア・バリ島の3カ所で別荘などの不動産を買った」……。

 検察側によると小室被告は取り調べの中で、ミリオンセラーを連発した90年代の生活をこう振り返った。音楽ユニット「trf」のメンバー5人にパーティーで各1千万円を贈ったり、「globe」メンバーにユニット名にちなんで962万円を配ったりもしたと語ったという。

 しかし、ヒット曲が減って状況は激変した。レコード会社から契約を打ち切られ、00年には前渡し金18億円の返還を求められた。

 香港で立ち上げた音楽事業会社は、上場した01年の株価急落で70億円の含み損を抱えた。小室被告は「このつまずきが私の人生の大きな失敗になった」と供述したという。この会社をCDの売り上げから入る「プロデュース印税」の受取先にしていたため、経営から撤退した後はその収入も失ったとされる。02年には前妻と離婚し、7億8千万円の慰謝料を背負った。

 01年には大手都銀から10億円を借りた一方、02年に再婚した妻に高級車やブランド品など数億円の贈り物もした。「湯水のように金を使い、最もぜいたくをした時期」だったが、小室被告は「妻と過ごす安らぎが何よりも大切と考えた」と振り返ったとされる。また、当時の心境について「坂道を下っている実感があった」とも語ったという。


 小室被告のこうした生活ぶりについて、資金管理を任されていた担当者は任意の事情聴取の際、「せめて出費を半分に抑えてくれれば何とかやっていけると説得したが、聞き入れてもらえなかった」と供述したという。

 調書の朗読の中では、音楽著作権の「二重譲渡」の問題も出てきた。検察側によると、資金繰りが悪化した04〜06年、小室被告はレコード会社などが著作権を所有する806曲のうち主な約300曲の著作権を自らの芸能事務所など2社に二重譲渡したとされる。関係者の供述によると、有名曲の著作権を所有することで事務所の信用を高め、出資金を集めやすくする狙いなどがあったという。

 こうした経緯を経て小室被告は高金利の融資に手を出し、返済に追われ、起訴事実となった詐欺を実行したとされる。著作権が譲渡済みであることを隠し、まとめて10億円で売却するとして男性投資家から前払い金5億円を詐取した罪を、初公判で小室被告も認めた。

 検察側が読み上げた、小室被告が自ら事件を振り返ってつづった文書にはこうあった。「あてのない、暴走するしかない列車。最後は皆さんに急ブレーキをかけてもらい、虚構の列車はやっと止まった」(阪本輝昭、龍沢正之、小幡淳一)

アサヒ・コム
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小室被告、6億円弁済…エイベックス・松浦社長が貸し付け


大阪地裁に入るエイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人・社長(左)と千葉龍平・副社長(12日午前9時33分、大阪市北区で)=森田昌孝撮影 音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、詐欺罪に問われた音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)の第2回公判が12日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であった。

 弁護側が、詐取金全額を含む計約6億4800万円を被害者である兵庫県芦屋市の会社社長側に弁済したことを示す証拠を提出。小室被告がメンバーのユニット「globe」が所属する「エイベックス・グループ・ホールディングス」(東京)の松浦勝人社長(44)が個人で全額を貸し付けたことも明らかになった。

 弁護側証人として出廷した松浦社長は「(小室被告は)まさに僕の恩師」と述べた。

 弁護側によると、弁済したのは今月10日。著作権の売買を巡る民事訴訟で、小室被告が詐取したとされる5億円に慰謝料を加えた6億円の解決金を支払う条件で昨年7月に和解しており、弁済金は、これに遅延損害金を加算している。

 松浦社長は証人尋問で、小室被告の楽曲がエイベックスの売り上げの7割を稼いだ時期があったと証言。ただ、その後の小室被告について、「傲慢(ごうまん)さが出てきて、付き合うのが難しくなった。お金が入ると人は変わるのかと残念だった」と述べ、次第に疎遠になったとした。

 弁済資金を貸し付けた理由については、「(昨年11月の)保釈後、グランドピアノがあるレストランに小室さんを連れて行くと、朝まで色々なメロディーを奏でた。『本当に音楽が好きなんだ』と思った。今のエイベックスがあるのも小室さんがいたから。この時に支援を決めた」と説明した。

 小室被告については「たぐいまれなるメロディーメーカーでプロデューサー。僕たちが周りにいれば才能をさらに開花させられる」と評価し、「刑務所に入ると社会から断絶され、プロデューサーとしては致命的」と執行猶予付きの判決を求めた。

 裁判官に小室被告からの返済方法を問われると、「昔のように一緒に新しいアーティストを発掘し、楽曲を出すなかで返済してもらいたい」とした。

 ただ、弁済後も被害者側との示談は成立していない、という。4月23日の次回公判では被害者の社長の尋問があり、結審する予定。

(2009年3月12日12時39分 読売新聞)
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小室哲哉被告に懲役5年求刑 5億円詐欺、判決は5月11日
 著作権譲渡をめぐり、5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の第3回公判が23日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)で開かれ、検察側は「著名な音楽家という地位を最大限利用したずる賢く悪質な犯行」として懲役5年を求刑した。

 小室被告は起訴状の内容を認め、利息を含む6億4800万円を男性に支払っており、弁護側は最終弁論で執行猶予付きの判決を求め結審した。判決は5月11日。 検察側は論告で「億単位の借金を背負いながら多大な浪費を続け、犯罪で補おうとしており身勝手極まりない。弁済はしたが、責任の重大性を十分に認識させるためにも、厳罰が必要だ」と述べた。

 求刑に先立ち、小室被告は、被害者とされる兵庫県芦屋市の投資家男性にあてた手紙を朗読。「生まれ変わるつもりで生きていきたい。音楽を通じて社会貢献したい」と謝罪した。

 続いて弁護側の質問に答え「わたしを助けてくれようとの気持ちに背いた。安易な言動や行動が被害者の逆鱗に触れてしまった」と反省。ヒット曲が出なくなったことについては「疲れが出てきたこともあり、音楽をつくるという純粋な気持ちが失われた」と述べた。

 起訴状によると、小室被告は2006年7月、これまでの作品約800曲の著作権をすべて持っているように装い、10億円で譲渡する契約を投資家男性に持ち掛け、「印税収入を前妻に差し押さえられ、解除するのに必要」と言って5億円をだまし取った、としている。

2009/04/23 13:39 【共同通信】

小室被告に5年求刑 詐欺事件、被害の投資家に謝罪2009年4月23日15時6分


大阪地裁に入る小室哲哉被告=23日午前8時14分、大阪市北区、小玉重隆撮影
 自作の806曲の著作権をめぐり、うその譲渡話を男性投資家(49)に持ちかけて5億円をだまし取ったとして、詐欺の罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)の第3回公判が23日、大阪地裁であり、検察側は懲役5年を求刑した。小室被告は初めての被告人質問で「放漫な生活がすべてを変えてしまった」と述べ、謝罪した。弁護側が執行猶予付きの判決を求めて結審し、判決は5月11日に言い渡される。

 小室被告側は3月、被告の楽曲を販売してきた「エイベックス・グループ・ホールディングス」(東京)の松浦勝人(まさと)社長(44)の支援で被害額を含め6億円余りを投資家側に弁償している。しかし、検察側はこの日の論告で「多額の借金を繰り返し、返済のために犯行に及んだ経緯と動機に酌量の余地はない」「被害弁償は済んでいるが、世間の注目にさらされ、精神的被害を受けた被害者の処罰感情はなお厳しい」と述べた。

 23日の公判では、杉田宗久裁判長の異例の訴訟指揮で、弁護人席に座る小室被告が、検察側証人として証言台に立った投資家のそばに近づき、「申し訳ありません」と頭を下げた。杉田裁判長が「被告の謝罪を酌んでくれますか」と問うと、投資家は「気持ちは受け止めます」と述べた。

 小室被告は弁護側の被告人質問で逮捕後の拘置所生活を振り返り、「大変厳しかった。3歳でバイオリンを習い始めてから、音楽にまったく触れなかったのはこの時だけ。更生しなければ、全身全霊で音楽をつくれないと思った」と述べた。検察側が実刑判決だった場合の覚悟を問うと、「当然考えています」と答えた。

 弁護側は、刑の軽減を求めるファンら6千人の署名を提出し、最終弁論で「寛大な刑を求める声は極めて大きい」と訴えた。

 検察側によると、小室被告は自らが取締役を務める芸能事務所「トライバルキックス」監査役(57)=詐欺の罪で起訴=らと共謀。06年8月、自作806曲のうち793曲をレコード会社側などにすでに譲渡していたのに、投資家に「全部僕に著作権があります」などとうそをつき、購入代金10億円の前払い金名目で5億円を詐取したとされる。

アサヒ・コム

純粋に音楽つくる心、徐々に崩れた 公判で小室被告語る(1/2ページ)2009年4月23日19時28分


謝罪文を読み上げる小室哲哉被告=23日午前、大阪地裁、絵・岩崎絵里
 「純粋な音楽家に戻りたい」。著作権譲渡をめぐる5億円詐取事件で、音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)が23日、事件後初めて、公開の法廷で自ら謝罪や反省の言葉を述べた。しかし、被害者側はこれまで厳しい姿勢を示してきた。求刑は懲役5年。次回の判決で裁判所が選ぶのは実刑か執行猶予か。

 被告人質問の冒頭、裁判長が着席を促したが、小室被告は立ったまま、黒いスーツ姿で証言した。

 弁護人から被害者への気持ちを問われると「大きな過ちを犯し、後悔と反省をしている。(被害者の)助けようとする気持ちに背き、利用してしまった。私の安易な言動や行動で逆鱗(げきりん)に触れてしまうこともあったと思う。重ねておわびしたい」と謝罪した。

 さらに1年間に100曲以上を作詞・作曲したり、50組以上をプロデュースしたりしていた全盛期の90年代後半を「誠心誠意ファンに楽しんでもらう気持ちでいっぱいだった。音楽制作は充実していた」と振り返った。

 しかし、その後については「徐々に純粋に音楽をつくるという心が壊れ、音楽制作をするという仕事になってしまっていた。契約のため、借金返済のためとなり、頭の中を音楽でいっぱいにすることができなくなり、その結果、経済的にひどくなった」と転落の始まりを語った。

 さらに全額を支援した「エイベックス・グループ・ホールディングス」(東京)の松浦勝人(まさと)社長(44)が3月の証人尋問で「傲慢(ごうまん)になっていた」と述べたことに対して、「20年来の知人が目の前で初めて言った言葉。その通りだとつくづく実感している」「暗黙で忠告してくれたと思う」と話した。松浦社長は前回、「今のエイベックスがあるのは小室さんのおかげ」と支援の理由を説明した。

 小室被告は裁判長を見据え、言葉を選びながらも終始しっかりした口調だった。

 しかし、最終陳述は声を詰まらせながら語った。「被害者をはじめ、みなさまに迷惑をかけたことを心から反省しています。今まで培ってきたすべてを失った。残された素晴らしい仲間と音楽を糧に、一から立ち直りたい」

アサヒ・コム

「純粋な心、失ってた」=立ったまま、神妙に−小室被告
 「悪循環だった」。大阪地裁201号法廷。論告求刑に先立ち行われた被告人質問で、小室哲哉被告(50)は「いい音楽を作ろうという純粋な心が失われていた」と事件を振り返った。
 細身の黒いスーツに黒いネクタイ。証言台に立った小室被告は、裁判長が着席を勧めたが断り、立ったまま神妙な様子で質問に答えた。
 1990年代に全盛を誇った小室被告。99年ごろからヒットが出なくなった理由を問われると、「脳が疲れてきたのに契約があり、お金がつきまとっていた。音楽制作が仕事になってしまった」と小声で答えた。放漫な生活を立て直そうとしたが、「自分の能力を超えてもがいていた。気持ちばかり焦っていた」という。
 公判では、音楽関係者らが小室被告の才能を惜しみ、寛大な措置を求める手紙も読み上げられた。小室被告は「音楽は大切なもの。デビューのころの気持ちになって音楽を作りたい」と訴えた。
 裁判長に促され、証人出廷した被害者の男性に直接謝罪。求刑の瞬間はほとんど表情を変えず、最後に「今まで培ったものをすべて失うと思っている。残った素晴らしい仲間と音楽を糧に、一から立ち直りたい」と述べた。(2009/04/23-13:38)
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小室被告に懲役3年、猶予5年 5億円詐欺で大阪地裁判決
 作品806曲の著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)に、大阪地裁は11日、懲役3年、執行猶予5年(求刑懲役5年)の判決を言い渡した。

 杉田宗久裁判長は「栄光に満ちた日々を忘れられず、経済的な窮地に陥った結果の犯行で、あまりにもずる賢く、経緯や動機に酌むべき事情はない」と指摘。一方で、「被害を完ぺきに弁済して反省しており、ただちに刑務所に送り込むことに社会的意義を見いだせない」と述べた。

 小室被告は利息を含む6億4800万円を弁済しており、実刑とするか、執行猶予付きとするかが焦点だった。

 判決は、日本を代表する音楽プロデューサーだったが、ヒット曲に恵まれなくなり、投資の大失敗や、借金が膨れ上がり、犯行に至った経緯に言及。「気の毒な面がないわけではないが、自らが作った歌の数々を詐欺の道具に使ったことは、あまりに嘆かわしい」と述べた。

 一方で、執行猶予の理由について、エイベックス・グループ・ホールディングスの松浦勝人社長(44)が弁済金を工面したことに触れ、「被告を思い、支える人がいることは、更生に期待を抱かせる」と説明。「世間から厳しく指弾され評価が地に落ちたが、現在でも多数のアーティストをプロデュースし、音楽の世界に貢献したことは正当に評価されるべきだ」と付け加えた。


2009/05/11 11:51 【共同通信】

「自分が情けない」と小室被告 涙浮かべファンに謝罪
 裁判長は、最大限のチャンスを与える道を選んだ。5億円もの詐欺罪に問われ、11日の大阪地裁判決に臨んだ小室哲哉被告(50)。判決後の記者会見で「ファンや音楽関係者を裏切って申し訳ない。自分が情けない。一生懸命、一から出直すつもりで仕事に励みたい」と、時折目に涙を浮かべながら謝罪した。

 会見は裁判所隣の大阪弁護士会館で開かれた。黒の細身のスーツにネクタイ姿。冒頭、硬い表情のまま5秒以上も深々と頭を下げた。前夜は「覚悟しつつもいろいろ考えてしまい一睡もできなかった」といい、顔色は青白い。

 判決理由の朗読中は「実刑だ。刑務所に入るんだと思っていた」という。執行猶予には「被害者やファンのために働く機会が少しでもつくれると思った」と、言葉を選ぶように話した。

 さらに「音楽が天職。何が何でも再起しないといけない。一度でも私の音楽を気に入ってくれた人たちのプライドを守りたい」と、「音楽家」として今後も活動する決意も見せた。

 法廷では、傍聴席に厳しい表情で一礼し、証言台の前に立った。裁判長は「被告人は有罪」とだけ告げ、主文を後回しに。緊張が解けないまま直立不動で判決理由を聞き、約15分後に刑の猶予が言い渡されると、首を一度ぶるっと震わせた。

 「二度とこういうバカなことをしないように」「法廷で約束した通り、初心に立ちかえり愚直に生きて」。裁判長から諭されると力強く何度もうなずき、涙を流した。

2009/05/11 13:22 【共同通信】

歌を詐欺の道具に…小室被告を断罪、活動再開いばらの道


記者会見の冒頭、涙をぬぐいながら謝罪する小室哲哉被告(11日午前11時35分、大阪市北区の大阪弁護士会館で)=泉祥平撮影


記者会見の冒頭で頭を下げ謝罪する小室哲哉被告(右)(11日午前11時19分、大阪市北区の大阪弁護士会館で)=泉祥平撮影 「社会の中で更生する機会を与える」。音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)に対し、11日の大阪地裁は執行猶予付きの判決を選択した。

 「全身全霊をかけて音楽を作っていきたい」と、法廷で音楽への情熱を語っていた小室被告。今回の判決に安堵(あんど)の表情を浮かべ、深々と頭を下げた。昨年11月の逮捕から半年余り。この日の判決で、切望する音楽活動再開に一歩近づいたが、その道は険しい。

 ◆法廷◆

 黒のスーツに身を包んだ小室被告は午前8時過ぎ、大阪地裁に到着。緊張で顔をこわばらせたまま、報道陣に頭を下げながら庁舎内に入った。

 杉田宗久裁判長は午前9時45分の開廷直後、「被告人は有罪」とだけ述べ、量刑を後回しにして、判決文を読み始める異例の訴訟指揮を執った。

 「その場しのぎの犯行」「栄光に満ちた日々を忘れられないまま、見通し甘く計画性のない資金繰りをするうちに自らを窮地に追い込んだ」。杉田裁判長の厳しい言葉が続く。その一方で、杉田裁判長はこれまでの音楽業界への功績や、完璧(かんぺき)に被害弁済を終えていることなどを評価し、最後に執行猶予付きの判決を告げた。

 手の先までピンと伸ばし、直立不動で聞き入っていた小室被告はその瞬間、大きくうなずき、深々と一礼。宣告後、杉田裁判長が「判決で書き尽くしたのであまり言うことはないが、二度とバカなことをしないように」と諭すと、「わかりました」と答え、20分足らずで閉廷した。

 ◆交錯◆

 小室被告は保釈後、自らがメンバーの「globe」が所属する「エイベックス・グループ・ホールディングス」(東京)の幹部宅に身を寄せ、裁判対策に力を注いできたという。

 同社の松浦勝人社長から全額を借り、被害弁済した3月。周囲に「もう大阪に来ることもなくなりますかね」と期待をにじませた。

 被告人質問が予定されていた4月の第3回公判前日には、大阪府内のホテルで、深夜に及ぶまで弁護人と打ち合わせを重ねた。翌日の法廷では、兵庫県芦屋市の会社社長に対する謝罪文を朗読。「被害者に頭を下げたい」との希望も受け入れられ、証人出廷した社長に直接謝罪する機会も得た。

 しかし、公判で突きつけられた検察側の求刑は懲役5年。実刑判決を心配し、「どう考えたらいいんですかね」と漏らしたという。

 ◆影響◆

 小室被告の今後について、音楽評論家の伊藤強さんは「既に全盛期は過ぎてしまった感がある。事件の影響で、復帰直後は物珍しさでヒットするかもしれないが、時代に添う音楽を作り続けない限り、すぐに飽きられるだろう」と指摘する。

 傍聴券を求めて約660人が列を作るなど、大阪地裁に多くのファンが詰めかけた。大阪市此花区、ダンスインストラクター小谷芳里さん(33)は「反省しているのがわかり、涙が出そうになった。1日も早く戻ってきて」と期待。デビュー当時からのファンという大阪市東淀川区、病院職員篠塚美穂さん(32)は「罪は重く受け止めて。そして、その思いを歌にして少しでも犯罪防止に役立ててほしい」とエールを送った。

(2009年5月11日11時43分 読売新聞)

「愚直に生きて」…小室被告、裁判長に諭され涙


閉廷後、記者会見する小室被告(11日、大阪市北区で)=泉祥平撮影 「初心に立ち返り、愚直に生きてほしい」。11日、音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)に対し、執行猶予付きの判決を選択した大阪地裁の杉田宗久裁判長は言い渡し後、こう諭した。「全身全霊をかけて音楽を作っていきたい」と、法廷で音楽への情熱を語っていた小室被告。今回の判決に安堵(あんど)の表情を浮かべ、深々と頭を下げた。昨年11月の逮捕から半年余り。この日の判決で、切望する音楽活動再開に一歩近づいたが、その道は険しい。

 入廷した小室被告は黒のスーツ姿。杉田裁判長は午前9時45分の開廷直後、「被告人は有罪」とだけ述べ、量刑を後回しにして、判決理由を読み始めた。

 「その場しのぎの犯行」「栄光に満ちた日々を忘れられないまま、見通し甘く計画性のない資金繰りをするうちに自らを窮地に追い込んだ」。杉田裁判長の厳しい言葉が続く。

 その一方で、杉田裁判長は被害弁済を終えていることに加え、多数のヒット曲を世に送り出し、音楽業界の内外から、将来に期待する多くの嘆願書が寄せられているなどの点も評価。最後に執行猶予付きの判決を告げた。

 手の先までピンと伸ばし、直立不動で聞き入っていた小室被告はその瞬間、大きくうなずき、深々と一礼。宣告後、杉田裁判長が「判決で書き尽くしたのであまり言うことはないが、二度とばかなことをしないように」などと説諭すると、小室被告は涙を流しながら、「わかりました」と答え、20分足らずで閉廷した。

(2009年5月11日14時56分 読売新聞)

小室被告が会見 「何が何でも再起しなければ」2009年5月11日12時25分


判決後の記者会見で目頭を押さえる小室哲哉被告=11日午前11時33分、大阪市北区、矢木隆晴撮影

判決後、記者会見に臨む小室哲哉被告=11日午前11時18分、大阪市北区、高橋正徳撮影
 判決後、小室被告は大阪市内で記者会見を開いた。「このたび、大変大きな過ちを犯しました。被害者の方には長い間苦しい日々を送らせました。ファンの方々もたくさん裏切りました。深く深く皆様におわびしたい」と謝罪した。

 黒いスーツにネクタイ姿。時折目を潤ませながら約30分間、記者の質問に答えた。執行猶予判決については「更生の機会を与えていただき大変感謝しています。心から真摯(しんし)に受け止め、これから人生を歩んでいきたいと思います」と語った。

 復帰への自信を問われると「何が何でも再起しなければ。恩人、ファンのためにも再起を果たし、私の音楽を気に入ってくれた人たちのプライドを守りたい」と語気を強めた。

アサヒ・コム
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小室被告の猶予判決確定へ…検察・弁護側ともに控訴せず
 音楽著作権の売却話を巡る詐欺事件で、5億円を詐取したとして詐欺罪に問われた音楽プロデューサー・小室哲哉被告(50)に懲役3年、執行猶予5年(求刑・懲役5年)を言い渡した11日の大阪地裁判決について、検察、弁護側双方が25日、控訴しないと発表した。


 期限の26日午前0時を経過すれば、確定する。

(2009年5月25日14時51分 読売新聞)

小室被告、猶予つき有罪確定へ 地検、控訴見送り2009年5月25日14時31分

 自作曲の著作権をめぐり、うその譲渡話で男性投資家(49)から5億円をだまし取ったとして、詐欺の罪で懲役3年執行猶予5年の有罪判決を大阪地裁から受けた音楽プロデューサー小室哲哉被告(50)について、大阪地検は25日、控訴しないことを決めた。

 検察側が主張した事実関係が判決で認められたことに加え、被害額に慰謝料などを上乗せした6億4800万円が被害者に支払われていることも考慮したとみられる。被告・弁護側に控訴の意思はなく、判決は控訴期限の25日いっぱいで確定する。

 大阪地検の玉井英章・次席検事は「事件の情状関係一切を考慮して慎重に検討したが、判決の量刑を不当として覆すのは困難と判断した」との談話を出した。

アサヒ・コム
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小室哲哉さんの証人尋問請求 検察、共犯の会社役員初公判
 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決が確定した音楽プロデューサー小室哲哉さんの共犯として起訴された会社役員木村隆被告(57)の初公判が17日、大阪地裁であり、検察側が小室さんの証人尋問を求めていることが分かった。

 杉田宗久裁判長が公判前整理手続きの結果として明かした。採用するかどうかの決定はまだで、被告人質問終了後の24日の公判で判断される。

 これに先立つ罪状認否で、木村被告は「おおむね認める」とした上で、事前の共謀や詐欺行為があったとされる場での発言については否認した。

 冒頭陳述で検察側は「小室さんが金に困っているのを知り、貸した金が回収できるようにするため、だます方法を一緒に考えた」と指摘した。

 起訴状によると、木村被告は小室さんと共謀。2006年7月、小室さんが作品約800曲の著作権をすべて所有しているように装い、10億円で譲渡する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性に持ち掛けた上、同年8月に「印税収入を差し押さえられ、解除するのに必要」と言って5億円をだまし取ったとしている。

2009/09/17 16:28 【共同通信】

会社役員、共謀認める=小室プロデューサー著作権詐欺−大阪地裁
 小室哲哉プロデューサー(50)=詐欺罪で有罪確定=と共謀し、売却済みの著作権を譲ると持ち掛け投資家男性から5億円をだまし取ったとして、詐欺罪に問われた会社役員木村隆被告(57)の初公判が17日、大阪地裁(杉田宗久裁判長)であり、同被告は「大筋間違いありません」と起訴内容をほぼ認めた。
 検察側は冒頭陳述で、木村被告が小室プロデューサーに貸した金を返してもらうため、投資家の男性を紹介し、「(男性に)二重譲渡のことは話さないでおきましょう」などと話し合ったと述べた。(2009/09/17-15:45)
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小室さんと詐欺共謀で有罪 大阪地裁、会社役員に
 著作権譲渡をめぐる5億円の詐欺罪に問われ、執行猶予付きの有罪判決が確定した音楽プロデューサー小室哲哉さんの共犯として起訴された会社役員木村隆被告(57)に、大阪地裁は21日、懲役2年6月、執行猶予4年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 判決理由で杉田宗久裁判長は「(小室さんと)ビジネスを拡大させようと被害者を犠牲にした」と指摘。一方で「被害者と和解が成立、反省している」と執行猶予を付けた理由を説明した。

 この事件では大阪地検特捜部が2008年11月に小室さんらを逮捕、起訴。大阪地裁はことし5月、小室さんに懲役3年、執行猶予5年を言い渡し、確定した。

 判決によると、木村被告は小室さんと共謀。06年7月、小室さんが作品約800曲の著作権をすべて所有しているように装って10億円で譲渡する契約を兵庫県芦屋市の投資家男性に持ち掛け、同年8月、「印税収入が差し押さえられており解除するのに必要」と言って5億円をだまし取った。

2009/10/21 17:01 【共同通信】  

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