★阿修羅♪ > Ψ空耳の丘Ψ54 > 685.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
謎の地底王国アガルタ
〜夢の理想郷シャンバラの伝説とその精神世界を探る〜
中央アジアのどこかには、アガルタという地底王国があると言われている。その地底王国は、紀元前より存在していると言う。
こうした中、このアガルタに強い関心を抱き、この謎の究明に全力を傾けた人物があらわれた。第三帝国の創立者、アドルフ・ヒトラーだ。彼は、生前、神秘的なものにたいそう凝り、オカルト、黒魔術の類いの研究にも躍起になっていたという話は有名である。
彼は、1920年代、まだ一党員だった頃、ある人物に地底世界や超文明について書かれた書物を勧められて読んだところが、たちまち、その内容に魅了されてしまった。その本には、地下に眠るという理想郷や黄金都市の話、想像を絶する高速で飛行出来るという乗り物、さらには、それに通じるとされる秘密のトンネルなどの話が記されていたのだ。ヒトラーは、地底世界が地球上のどこかに実在すると信じ込むようになった。そして、その超文明の持つ計り知れぬ未知のパワーや夢のような理想郷の秘密を解き明かし、彼の理想郷、第三帝国のそれに取り入れたいと切望するようになったのである。
そこで、彼は、さっそく、ナチスの探検隊を組織して、1926年から、世界中の各地に派遣し始めた。ヒトラーが政権を掌握してからは、その規模はますます大掛かりなものとなり、科学者たちで構成されたオカルト局(アーネンエルベ)という特異な専門部署も設置したほどである。この部署の役割は、古代の超文明の持つ神秘的なパワーを研究することであった。
とりわけ、アガルタの秘密を解き明かすために、チベットからは、多くのラマ僧やチベット人が、ヒトラーの元に向かい入れられたという。だが、皮肉にも、ヒトラーが目指した第三帝国は、狂気に満ちた理想郷となってしまった。それから、まもなく、第三帝国は、瓦礫のごとく崩れ去り、多くのチベット人もドイツ降伏とともに、廃虚と化したベルリン内で、集団自決し、ヒトラーと運命を共にしたのであった。
今日、シャンバラの理想郷伝説は、形を変えて様々な地方に伝わっている。中国では、桃源郷伝説となり、日本では寓話の中の竜宮伝説として、人々の心の中に刻まれているのだ。それは、人間の楽園への本質的願望が、国境を超えて、姿を変えたものに他ならない。
不思議館〜古代の不思議〜
http://members3.jcom.home.ne.jp/dandy2/works/works_14_w.html
▲このページのTOPへ HOME > Ψ空耳の丘Ψ54掲示板
フォローアップ: