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20歳になって再度、ナターシャの「小窓のある部屋」に遊びにいった。
ナターシャの部屋には天井からいくつものドライフラワーが釣り下がっていた・・・
「宙吊りの時間」・・・
ナターシャの物語があった・・・
おらは「宙吊りになったドライフラワー」の意味を聞けなかった・・・
「宙吊りになったドライフラワー」がナターシャの二十歳の原点となったのだろうか・・・
青春を総括してナターシャは「海の男アンドレ」と結婚した・・・
ナターシャとアンドレの結婚式の日
おらは丘からウラジオストクの海をみていた・・・とほほ・・・
70年代の終わりだった・・・
偉大なるソビエト評議会の栄光が内部から崩壊をとげる
80年代は目の前だった・・・とほほ・・・
ソ連邦がアフガニスタン侵略戦争の「泥沼」に入らなければ、生存できたはずだった・・・とほほ・・・
アフガンゲリラのマスード将軍によって
ソ連軍は敗北させられてしまった・・・とほほ・・・
米国人ゲイリーも予感しているのだろう・・・
アメリカ軍がアフガンゲリラとイラクゲリラによって
敗退させられることを・・・
1989年、スターリン社会主義は崩壊した・・・
2008年にはアメリカ・イギリス資本主義が崩壊をとげるだろう・・・とほほ・・・
歴史循環は残酷だっぺ・・・とほほ・・・
国家からの逃亡者は、風邪をひきながら
寒いアパートで生存するしかながっぺ・・・とほほ・・
ウラジオストクでナターシャは窓から
何をみつめているのだろうか・・・
娘イレナはダンサーとなってドイツで活躍している・・・
寒く貧しいアパートの部屋こそ
コンテンポラリーの現場だった・・・とほほ・・・
窓をうつ冬の風・・・
ウラジオストクの冬将軍・・・
焼酎をば飲んでコンテンポラリーの過酷な現実から
しばし逃亡者となり、からだをごまかすしかながっぺ。
すかす、酒乱になれば、からだが温まるのだろうか・・・とほほ・・・
それはナターシャの「宙吊りドライフラワー」のごとく
永遠のなぞとなった・・・とほほ・・・
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