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【社会】
政権投げ出しフシギ 外国人に聞く首相の辞任
2008年9月4日 07時00分
悪事で逮捕されたわけでもないのに、一国のリーダーがあっさり職務を放棄する“不思議の国”ニッポン。世界の国々では、辞任を求められても辞めないのが政治家の常識。日本在住の外国人の目に、安倍晋三前首相に続く福田康夫首相の政権投げ出し現象がどう映ったのか。
米国生まれカナダ育ちのコラムニスト、ジョン・ギャスライトさん(46)は「カナダなどはリーダーが信念を持って最後まで辞めない。だから国民は辞めさせようとして苦労する。日本は逆に、リーダーを維持するのに苦労している」と話す。
「日本は経済大国で世界のリーダーシップをとれる国なのに、今や風が吹いたら流される船のようだ。世界を引っ張るエンジンになる政治家が必要だ」
首相の退陣を求める市民と軍が衝突するタイ。東京都江東区で飲食店を経営するタイ人女性、二階堂ノンギャオさん(46)も「タイの首相はどんなに国民に求められても全然辞めない。日本と逆ね」と苦笑する。だが「自分のポケットにお金を入れるために辞めないタイと比べて、日本の総理大臣の方がクリーンなのかも…」と評価した。
ソウル新聞の朴弘基東京支局長は「(福田首相の)辞任の記事を書きながらも、全く理解できない」とあぜん。「韓国では野党勢力の方が強い『与小野大(少数与党)』は当たり前。ねじれ国会を理由に首相が簡単に辞めてしまう自民党も、政権交代を狙って反対ばかりしている民主党も、本来最も考慮すべき国民をないがしろにしている」と批判した。
東京都内で翻訳や語学教師など英文関連の仕事をする六十代の米国人女性、川嶋ロイスさんは「米国ではあり得ない、いかにも日本的な現象。総理を国民が選ぶ制度じゃないことも責任感を薄くした原因ではないか」と分析。「日本の政治は、コネ社会と派閥争い。福田首相はリーダーシップがない。本当の意味での政治家がいないままでは、日本は沈没してしまう」と懸念する。
「責任感が強いはずの日本人なのに…」と首をかしげるのは四十代の英国人フォトジャーナリスト、ロバート・ギルフーリーさん。「安倍前首相も福田首相も欧州ではあり得ない短期政権で、異様に見える。わずか一年の在任で政策は実現できるわけがなく、国民に対して無責任だ。本人は悔しい思いもあるのだろうが、悔しさは頑張る方につなげてほしかった」と話した。
(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2008090490070016.html
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