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米シャトル後継候補に日本の無人宇宙輸送機、NASA打診    「読売新聞」
http://www.asyura2.com/08/bd53/msg/510.html
投稿者 怪傑 日時 2008 年 7 月 20 日 10:47:56: QV2XFHL13RGcs
 

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080719-OYT1T00845.htm?from=top

2010年に米スペースシャトルを退役させることを決めた米航空宇宙局(NASA)が、シャトルの後継宇宙輸送機として、日本が開発中の無人宇宙輸送機「HTV」を購入する検討を始め、宇宙航空研究開発機構に打診していることが19日、明らかになった。

 シャトル退役で、国際宇宙ステーション(ISS)に送る水や食糧、実験機器などの必要物資のうち、米国が責任を負う物資を輸送できない恐れが出てきたためと見られる。

 世界最大の宇宙機関が日本の技術力を高く評価した形だが、HTVは1機約140億円で、これほど大型の国産宇宙機器を海外に販売した例はない。売買契約が締結されれば、50年にわたる日本の宇宙開発史上初の超大型取引となる。

 宇宙飛行士が長期滞在しているISSには、日米欧露が分担して必要物資を輸送している。現在稼働中の輸送機は、有人宇宙船のシャトルとロシア「ソユーズ」、無人輸送機のロシア「プログレス」と欧州「ATV」の計4機。HTVは来年秋に初号機の打ち上げが成功すれば、年1機のペースで打ち上げられる予定だ。

 NASAがシャトルを10年に退役させるのは、高コストで安全性にも問題が残るためだ。しかし後継の物資輸送機の運用が始まるのは早くても18年になる見込みで、NASAは、空白期をHTVで埋め合わせる検討を始めた模様だ。

 宇宙機構によると、NASAから今年2月以降に打診があり、非公式の折衝を続けている。文部科学省宇宙利用推進室は「国内では(HTV購入の)可能性に期待感があることは承知している」と話している。

 ◆HTV=宇宙航空研究開発機構と三菱重工業、三菱電機などが開発している。長さ10メートル、直径4・4メートルの円筒形で、最大6トンの荷物を積み込める。HTV用に開発中の大型ロケット「H2B」に搭載。

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以下はJAXA 宇宙航空研究開発機構 ホームページより

ロケット・輸送システム
HTV(宇宙ステーション補給機)
プロジェクトマネージャーから
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/htv/manager_j.html
http://www.jaxa.jp/projects/rockets/h2b/manager_j.html


H-IIBロケットは、平成21年度の打ち上げを目指して、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と三菱重工業株式会社(MHI)が共同で開発を進めている我が国最大の新型ロケットです。主な任務は、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を輸送する質量約16.5トンの宇宙ステーション補給機(HTV)を高度約300kmの軌道に打ち上げることですが、同時に、我が国の大型ロケット開発能力の維持・発展、国際競争力の確保も担っています。

HTVの打ち上げに応えるため、H-IIBロケットでは、H-IIAロケットに使用されているLE-7Aエンジンを2基並列に装備し同時に燃焼させる、直径5.2mの第1段ロケットを新規に開発します。衛星フェアリングは、HTV用に開発しますが、第2段ロケット、固体ロケットブースタ(SRB-A)、誘導制御機器等はH-IIAロケットと極力共通化を図り、開発リスクの低減、信頼性の維持・向上、開発・実機経費の低減、開発期間の短縮に努めています。

エンジンを2基束ねるクラスター型ブースタ(第1段)の開発は、我が国で初めての挑戦となりますが、平成19年度からMHI田代試験場において厚肉タンク燃焼試験(BFT)に着手し、その成果を反映して平成20年度に種子島宇宙センター吉信射点において実機型燃焼試験(CFT)を実施する計画です。試験機打ち上げ前に可能な限り技術データを取得・評価して、着実に開発を進めて行きます。

プロジェクト・マネージャー
中村 富久

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー−−−−−−−−−−−−−
H-IIBロケットは、1980年代から開発がスタートしたH-IIシリーズロケットの集大成と位置づけられます。これまでに獲得したロケット・射場設備・打ち上げ運用に係わる経験や知見、事故の貴重な教訓を開発に確実に反映し、信頼性の高いロケットシステムに仕上げるために、JAXA/MHI・関係各社のプロジェクトメンバー全員が一致団結して開発に取り組んでおりますので、皆様のご支援よろしくお願いします。


平成20年6月、ついに「きぼう」日本実験棟が国際宇宙ステーション(ISS:International Space Station)に取り付けられ、本格的な利用活動が始まります。私たちが開発している宇宙ステーション補給機(HTV:H-II Transfer Vehicle)は、その活動のための食料品や衣類などの日用品、宇宙環境(微少重力等)を利用した実験装置、あるいはISSの交換用機器などを地上から ISSに補給する役目を担っています。
このHTVの初号機を平成21年度に打ち上げるよう開発を進めており、その後は年1機程度の打ち上げによって、ISSでの有人活動を積極的にサポートする計画です。

ISSへの補給手段は、HTV以外に、スペースシャトルやロシアのプログレスと欧州のATV(Automated Transfer Vehicle)がありますが、HTVとスペースシャトルにはISSの船内用物資(日用品や実験装置)も船外用物資(ISS交換機器や曝露実験装置)も輸送できると言う特徴があります。
平成22年にはスペースシャトルが退役する計画ですので、それ以降、船外用物資や大型の実験装置はHTVでしか輸送できなくなるため、HTVへの期待が世界的に非常に高まっています。

HTVは、全自動でISSに接近・相対停止できる機能がありますが、宇宙空間でのいくつかのポイントで地上あるいはISSからの人間による指示がない限り次のステップには進まないようにしています。これは、人間がISSに居るため、万一のことを考えた安全手順です。
また、HTVは有人安全に関する厳しい要求を満足するように設計されており、今後の有人宇宙輸送機の基本となる機能を備えています。
従って、HTVで培った宇宙輸送技術は、今後計画される有人、無人(全自動)を問わず、月飛行や惑星間飛行に応用されることになり、我が国のみならず世界的な将来の宇宙活動を支えていくことになります。
(2008年6月26日 更新)

プロジェクト・マネージャー
虎野吉彦
 

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