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少し前の週刊新潮の記事で知ったが、毎日新聞の英語版コラムが日本人
変態記事をネットで垂れ流していたとのこと。一読しただけで現実離れしてい
るが、よくこんなものが記事になったものだと思う。しかし変態といえば、日本
には、児童ポルノやロリコン、サドマゾに至るまで、変態があふれている。
しかもこれらのすべては、日本発ではなく、欧米発だ。何度も述べているが、
肉食も欧米発で日本人の原精神(つまり地球の魂を引き継いだ精神)を汚染
している。つまり日本でこれらがあふれていると言うことは、日本人の中に、
日本精神汚染の西洋の手先が蔓延しているということだ。逆説的であるが、
毎日新聞のこの破廉恥コラムが、日本人の一部にでもその現実に対する
危機感を実感させることが出来ればと思う次第である。
ついでに言えば最近の日本語の乱れは甚だしい。単語としての乱れは
数多く取り上げられているのでここでは触れないが、もう一つの乱れは
「発音」とくに「が行」の鼻濁音と濁音の使い分けが、放送関係者でもいい
加減か、まったくなされていない場合があり、非常に耳障りだ。特に一番
耳障りなのが、NHKクローズアップ現代を進行させている帰国子女だ。
英語は達者なようだが、日本語のガ行の鼻濁音の発音が全くといって
いいほどなされていず、その都度不愉快になる。三十年近く前、歌手の
故藤山一郎氏らと共に「美しい日本語の普及」に関わっていた頃と比べる
と、この「ガ行」発音の乱れはひどい。
以前タイの中学校の社会科の記述を日本語に翻訳したのを読んだこと
があるが、日露戦争の項で「ポートアーサー」を「不明」としてあったが、
ポートアーサーが旅順を指すということは、日露戦争のいろはだ。いくら
タイ語が出来ても、自国の日本の歴史をろくに知りもせずに、翻訳する
からこのようなデタラメとなる。
東京新聞6月17日の「とうきょうカフェ」に、
(かつて、水引の月桂冠が使われたスポーツの国際大会で「外国人選手
に水引について説明してほしい」と英語ボランティアに頼んだら、「水引を
説明できないので尋ねられない」と断られた。日本の文化と言葉を知ら
なければ、英語も役に立たないことがある。)
とあった。
ワイフがロシア語の上級コースを受けていた時に、軍事文書の翻訳を
「隷下諸部隊」としたところ、講師は「隷下諸部隊」という日本語を知らなく
て、逐一訳に書き直されたことがあった。日本人は全般的に軍事とは
縁がないので、講師にそれを求めるのは酷だが、翻訳というのはその
ような落とし穴がある。翻訳する者の「日本語能力」によって、とんでも
ない訳となる場合があるということは、心しておかなければならない。
帰するところ、外国語能力もあるに越したことはないが、日本人である
からにはまず日本の伝統文化を知った上での外国語能力であることが
望ましいのである。従って日本の伝統文化に触れる機会もろくろく与え
ないまま、小学生から英語を教えるのは本末転倒であるといわざるを
得ない。伝統文化には食生活も含まれる。今の給食はワイフらの昭和
40年前後とは比べ物にならないぐらい豊かのようだが、それでもたまに
紹介されるのを見ていると、日本の食文化とは程遠いような気がする。
しかも外には昭和40年前後とは桁違いの欧米発のファーストフード、
添加物入り食品があふれている。そして親もそれで育っている世代で
ある。
「三つ子の魂百まで」日本の伝統文化に触れる機会を次代を背負う
若者に与えなければ、日本人の日本人であるべきことは失われてしまう
と危惧する次第である。
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