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ビートルズ記念日 / イン・マイ・ライフ(Run, BLOG, Run)
[ 音楽 ] / 2004年06月29日 23時44分33秒
今日は 「ビートルズ記念日」 か。
一九六六年のこの日、The Beatles が日本にやってきた、とのこと。
そのころ、私はカゲもカタチもなかったけれど、メンバーがはっぴを着て成田空港(?)に降り立った映像は何度か観たことがある。
その日から、三十八年もの月日がながれたのか ... 。
ところで。 The Beatles の曲で、好きなものはいろいろあるのだが。 なんとなく、いまの気持ちにいちばんぴったりしているのは、“Rubber Soul” に収録されている、‘In My Life’ であろうか。
John Lennon がリード・ヴォーカルをとるこの曲。
John Lennon の声のすばらしさを堪能できる曲のひとつとしても、好きである。
また、歌詞がいいのだ。
思い出の場所。 すでに失われてしまったものもあれば、
そのまま残されているものもある。
そんな場所でともに過ごした恋人や友人。
そのなかには、今は亡き人もいれば、健在の人もいる。
みな、じぶんのいとしき場所・人。
けれども、そんな大切なものも、「きみ」 とは比べものにならない。
このあたらしい恋のことを想えば、その思い出のもつ意味も、色あせてしまう。
ふと思い出にひたることもあるけれど、いまは、 「きみ」 をだれよりも愛している。
―― 以上、意訳 (異訳?)。 歌詞はこちらで。
過ぎ去った過去を思い出して、ふいに泣きたくなることもある。
後悔、無念、哀惜のなみだを流すことも。
しかし、取り戻すことのできぬ過去にすがりつくように泣き暮らしていても、
決して帰ってはこない、ということを、おのずと知ることになるのか。
だからこそ、私たちは、
「いま」 を愛して生きていかなくてはならないのだろうか? と、考えるのである。
どんなに悔しくても、どんなに惜しくても、歯を食いしばって、
「いまがいちばんさ」 と言ってみせなくてはならないのだろうか? と。
余談だが、先日、友人のライヴを観に行ったら、ヨッパライのお客さんがいて、
アンコールで ‘In My Life’ をうたってくれ、と、訴えていた。
その人にも、いとしき場所・人があるのだろうか。 そして、それらよりも愛する 「いま」 があるのだろうか。
寝ても醒めても、ならぬ、酔っても醒めても、愛しつづけるような ... ?
trackback to;
『風の色』 - 「ビートルズ記念日」
『亀オヤジの迷走日記』 - 「ビートルズ来日」 (2004.6.30 追記)
* 今日は、サン=テグジュペリさんのお誕生日でもあるようだ。
過去とは成就された全体、
かつて未来としてあったものを
乗り越えた全体であろう
(『手帖』)
http://blog.goo.ne.jp/byrdie/e/cf233be01c68e90ac9b8cc823e2e612c
The Beatles - In My Life(youtube)
http://jp.youtube.com/watch?v=o2d2llB4oIQ
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