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(回答先: 【馬鹿杉】不具合の原因は「カタカナでなく漢字だったから」――三菱東京UFJのシステム障害 投稿者 passenger 日時 2008 年 5 月 12 日 19:31:16)
【とてつもないバカw】三菱UFJシステム障害 原因は単純ミス
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http://mainichi.jp/select/biz/news/20080513ddm008020126000c.html
(毎日新聞 2008年5月13日 東京朝刊)
エコナビ2008:三菱UFJシステム障害 原因は単純ミス
<ECONOMIC NAVIGATOR>
三菱東京UFJ銀行が「最大の経営課題」と位置付けて臨んだ世界最大のシステム統合が初日からつまずいた。単純なプログラムミスが原因で、セブン銀行などの提携先で約2万件の取引ができなくなった。障害を起こした取引をリハーサルの対象としなかったことが、ミスの見落としを招いた。7月には、難易度がより高いとされる旧UFJ銀の新システム移行を控えるが、障害再発の懸念はぬぐえていない。【斉藤望、大場伸也】
◇カタカナと漢字、違い見落とし
◆テストせず
「他行のATM(現金自動受払機)経由の取引は盲点だった。想像力が及ばず、リハーサル項目からも抜け落ちていた」。三菱東京UFJ銀の幹部は統合作業の不備を認めた。
障害の原因は、通帳未記帳の件数が10件以上ある顧客に、記帳を促すメッセージを送る際の文字コードが、セブン銀は「カタカナ」なのに、三菱東京UFJ銀の新システムは「漢字」だったという「初歩的なプログラムミス」(業界関係者)。ゆうちょ銀などの障害も誤ったデータ信号の送信が原因だった。
三菱東京UFJ銀は06年1月の合併以来、統合完了時期を当初予定より1年延期し、2年の準備期間と総額4000億円をかけて「準備には万全を尽くした」(永易(ながやす)克典頭取)はずだった。今年2月からは全支店でATMを休止し新システムにつなぐリハーサルを3回繰り返した。セブン銀のATMもリハーサル対象ではあったが、障害を起こした取引はテストしなかった。
しかし、01年4月に開業したセブン銀は、コンビニでATMが24時間・365日使える利便性が受け、取引件数は01年度の1400万件から07年度には4億9800万件に急増した。三菱東京UFJ銀のシステム統合の対象のATMは約3万6000台だが、旧東京三菱は約3000台、旧UFJは約6000台で、残る約2万7000台の大半はコンビニなどだ。
急速に普及するコンビニATMの取引をすべてリハーサル対象に含めなかった三菱東京UFJの対応は「お粗末」とのそしりを免れそうにない。東京・丸の内のATM障害の現場に駆けつけたセブン銀の安斎隆社長は「準備不足」と批判した。
◇移行、高まる不安−−旧UFJ店
◆日程見直さず
三菱東京UFJ銀は合併後もシステムは旧東京三菱銀(IBM製)と旧UFJ銀(日立製作所製)の二つを併用してきた。
システムはATMや店頭の窓口端末を動かす基幹系統のため、別々だと、ATM稼働時間などのサービス内容をそろえることができない。顧客からは「旧UFJならできるのに、旧東京三菱ではできないサービスがあるのはおかしい」などの不満の声が上がっていた。
三菱東京UFJ銀も手をこまぬいていたわけではない。合併直後からシステム統合作業に着手し、市場や海外向けのシステムは既に統一。今回は、旧東京三菱のシステムをベースに開発した国内顧客向けの新システムに、旧2行のシステムを移行する作業の第1弾だった。
しかも、12日は旧東京三菱店のデータを、旧東京三菱をベースに開発した新システムに移行した。「障害が起きる可能性は、旧UFJ店のデータ移行より低い」とみられていただけに、7月から12月まで5回に分けて段階的に実施する旧UFJ店からの移行について業界では「想定外の障害が多発するのではないか」と不安視する声も出始めた。
02年4月に旧富士、旧第一勧業、旧日本興業の3行が合併し、発足したみずほ銀では、初日に10万5000件の口座振替の処理が遅れるなど大規模なシステム障害が発生。障害は1カ月以上続き、処理遅れ250万件など顧客に多額の損失が発生した。金融庁から業務改善命令が出され、旧首脳の退任や退職金凍結に発展した。
三菱東京UFJ銀は現段階では「今後の統合日程を見直す予定はない」としているが、障害が再び発生し、被害の規模が拡大すれば、経営陣の責任問題に直結しかねない。
◆公表11時間後
今回のシステム障害では、三菱東京UFJ銀の対応の遅さも目立った。ゆうちょ銀など6金融機関の口座への入金障害は12日午前8時半から正午すぎにかけて相次いで発生し、三菱東京UFJ銀も把握していた。だが、三菱東京UFJ銀が入金障害の事実を発表したのは同日午後7時40分。最初の発生から11時間以上も後だった。
同行は「事態の全容把握に手間取った」(広報)と釈明したが、金融庁には午後の早い段階で報告していた。障害発生の発表が早い時間から行われていれば、顧客が入金でむだ足を踏まずに済んだ可能性もあり、同行の姿勢は「顧客軽視」との批判を呼びかねない。
◇ゆうちょ銀など6金融機関影響
三菱東京UFJ銀行は12日、旧東京三菱銀と旧UFJ銀のシステム統合に伴い、ゆうちょ銀行など6金融機関に口座を持つ顧客が旧東京三菱銀のATMから入金できない障害が262件発生したと発表した。同日夜に復旧した。
旧東京三菱銀のATMからゆうちょ銀などへの入金は、システム統合に伴い、12日から新たなサービスとして始める予定だった。入金できなくなったのは、ほかに日興コーディアル証券▽岡三証券▽泉州銀行▽大正銀行▽中京銀行。旧UFJ銀のATMは以前から入金でき、障害も起きなかった。【斉藤望】
◇金融庁、徹底調査求める
三菱東京UFJ銀のシステム障害について、金融庁の佐藤隆文長官は12日「顧客に影響が及ぶ障害の発生は遺憾」との認識を示した。金融庁が今年1月、同行のシステム統合の準備状況を重点的に調べる「ターゲット検査」を実施していたことについては「サポートをしてきたが、統合初日にトラブルが起きたことは残念」と述べた。
金融庁は、システム統合の準備段階で同行が、直接管理していないコンビニATMも含めた十分な障害防止策を講じていたかについて、銀行法24条に基づく報告命令を出して徹底的な原因究明を求めた。金融庁幹部は「障害がセブン銀行のATMに特有の問題なのか、他のコンビニATMでも再発の可能性があるのか検証が必要」と指摘。さらに、トラブルが「比較的に円滑に進む」と見られていた旧東京三菱店の新システムへの移行で起きたことから、旧UFJ店舗の新システム移行でより大きな障害が本当に出ないのかを厳しくチェックする。対応が不十分と判断すれば、スケジュール変更を求める可能性もある。【永井大介】
毎日新聞 2008年5月13日 東京朝刊
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★参考記事
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【三菱東京UFJ銀行の“怪談”】6000人が作ったシステムは必ず動く【根拠はないが必ず成功する】
http://www.asyura2.com/08/bd52/msg/651.html
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