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(回答先: Re: 今夜は金曜日、明日土曜日、お暇なら面白いスリリングな情報をあげます。内容を補っておきます。 投稿者 ヤハウエハのタタリ、祟りじゃ〜!! 日時 2008 年 2 月 22 日 23:09:05)
映画の最後で字幕に大阪府の新大阪駅でこのような事件があったと共同通信が伝えたと書いている。ここらあたりは映画以上にスリリングな感じがします。ミツヤ研究などもありますしね。
『皇帝のいない八月』は、小林久三による小説およびそれを原作とする1978年公開の松竹製作の映画。
(原作) 4月。青森県国道4号線における謎のトラック事故、その翌日靴メーカーに勤務する石森宏明はブルートレイン「さくら」への乗車を妨害しようとする謎の一団に狙われる。暗躍する一団の靴にはある特徴があった。また車内には突如姿をくらましていたかつての恋人、杏子が乗り込んでいた。姿を現す巨大な陰謀に、石森の脳裏にはかつて「死の商人」ともいうべき総合商社に勤めていた過去の、夏の日の光景が甦るのだった。 松本清張の系譜を受け継ぐ、「社会悪」を抉り出す社会派推理小説の一種にして、鉄道ミステリの変形。新風社文庫版のあとがきによれば、自衛隊のクーデター計画があったと聞かされたことが執筆の原因であると作者は述べている。
(映画版) 保革伯仲し与党内でも分裂が危ぶまれる政局不安定な暑い夏(原作は4月)、右翼政権樹立を武力クーデターで一気に目指す自衛隊反乱分子とそれを秘密裏に鎮圧させようとする政府の攻防を描くポリティカル・フィクション。物語の中心部分は、クーデター当日の夜に藤崎顕正元1等陸尉率いる少数精鋭の部隊に乗客乗員ともども乗っ取られたブルートレイン「さくら」の車内が舞台となり、和製『カサンドラ・クロス』の趣で作られた列車パニック映画ともなっている。
[編集] 映画版あらすじ 注意:以降の記述で物語に関する核心部分が明かされています。
アメリカに媚を売り、腐敗しきっている自民党の現政権に対して、自衛隊と結んだ右派系の元首相一派が自衛隊の最高幹部とともにクーデターを計画する。
目的は自衛隊を国防軍に再編成すること。そのために軍事力で政府を制圧し、内閣総理大臣を拘束、憲法改正を断行する。ここにCIAが戦略・情報・人脈を使って介入してくる。
だが、そこで登場したのが内閣情報調査室室長。彼がすべての情報を探索し、官邸から自衛隊の統帥を指揮し、クーデターを制圧せんとする。
だが、実はとんでもない大どんでん返しが待っていた…。
皇帝のいない八月
http://lapsang-souchon.tea-nifty.com/pokopon/2006/10/post_d8c3.html
30年近く昔の映画で「カサンドラ・クロス」みたいな話。つまり、列車を使ったサスペンスで、背景はポリティックなものなのだが、あくまで背景にすぎないと割り切って、荒唐無稽な話に徹している。その分、最近の某国のイージスみたいに下手にリアリティを付けようとしてドツボにはまることもない。
自衛隊がクーデターを起こすという話なのだが、ストーリーに説得力がなさすぎるために、かえって、細かいとこは気にせずに、サスペンスとしておもしろがれる。
ファーストシーンは、軽い交通違反を起こしたトラックをパトカーが追いかけるのだが、トラックの中から機関銃で撃たれ、炎上する。この事件がきっかけでクーデター計画が発覚するというのが後でわかるのだが、そんな杜撰なクーデターはないやろというのは後で思うこと。気付いた頃には「そういう映画」という感じで楽しめているという作りで、徐々に荒唐無稽なストーリーの世界に引き込むのがうまい。
どうでもいいことだが、風景がそんなに古くさくないのに、墓参中の三国連太郎に連絡が来るあたりで「この時代にはケータイがなかったんだ」と思った。当時と今の日常生活の最大の差だろう。
さて、クーデター計画は失敗し、特急さくらをトレインジャックした渡瀬恒彦のグループだけが鎮圧されずに残る。この渡瀬恒彦のイカれっぷりが、今聞くと笑える。
山本圭との対決シーンで、クーデターに至った心情を演説するのだが、具体的な中身がなく、「日本固有の文化」や「美しい規律ある国」を作る、「日本を骨抜きにした憲法を改正する」とか、言葉に陶酔しているだけの当時の右翼を戯画化している。もちろん、ちゃんと噛まず、まともな発音で喋っている。
ともかくも、作られた当時よりも、今見る方が、ある意味、楽しめる。
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