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トヨタが新型クラウン発売、国内中心に月販5500台を計画
2008年 02月 18日 17:50 JST
[東京 18日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)は18日、高級セダン「クラウン」を全面改良して発売すると発表した。13代目となる新型クラウンは、トヨタが2005年に開始した新たな原価改善活動の成果を初めて取り入れた車で、新機能を追加しながら価格を前モデル並みに抑えた。
日本国内を中心に月販5500台を目指す。
新型クラウンは、滑りやすい路面を安定して走行できる技術を搭載。前モデルではオプションだったが、部品点数を減らすなどしてコストを低減し、標準装備が可能になった。まぶたの開閉を検知して、運転者に警告する世界初の居眠り防止システムも追加できる。
今回からハイブリッド車もラインアップに加え、4500cc車クラスの動力性能で2000cc車並みの燃費を実現した。
高級ブランド「レクサス」との住み分けが課題となるが、会見した渡辺捷昭社長は「レクサスはグローバルなプレミアブランドとして、特に欧州の高級車に対抗しながらトヨタの技術を問うという感覚で手掛けてきた。一方のクラウンは日本人のための車としてやってきた」と違いを強調した。
トヨタは05年から、「VI(バリューイノベーション)」と呼ぶ新しい原価改善活動を開始。設計段階から開発手法を見直し、部品の統合などを通じてコスト低減を図ろうとしている。今回のクラウンから効果が表れ、他の車にも順次展開。従来から取り組んできた原価改善活動と併せ、ピーク時には年3000億円以上のコスト削減を見込んでいる。
渡辺社長は、一部鉄鋼メーカーが鉄鉱石の値上げに合意したことに言及。「どの産業にも共通したことだが、原価低減など企業内の努力で吸収することが重要。コストアップ要因をそのまますべて価格に転嫁すべきではない」と述べた。
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http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-30384920080218
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