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『日本人としてのアイデンティティを持たねばならない』
よく聞いてきました。ところがそれは、言葉の罠(偽計)だと指摘がありました(野田正彰さんの講演で)私はずっと疑うことなく民族にはアイデンティティがあると思っていました。
ところがアイデンティティとは、あくまでも個人の自我形成にかかわる説明概念であり、民族なるものにアイデンティティはなく、誤解して使用すれば、民族は歴史的に造られてきたにもかかわらず、ひとつの実体であるかのように語られることになるそうです。そこには言葉の偽計がしくまれていると。民族アイデンティティを確立するといった主張は、個人のアイデンティティの確立とは無関係であり、わが民族を煽り立てる言い回しにすぎないそうです。
政治学や文学理論で濫用されてきたアイデンティティは、今や政治権力の中枢にある人が使う言葉になっており、言葉の誤用、濫用は市民の思考を非理論化し、批判力を失わせるとのことでした。
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