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ほしあかりをさがせ
嫌韓向けニュースという商売
最近Yahoo!ニュースの中国系通信社が、韓国のけったいなニュースを流して、アクセス数を稼ぐ、という現象が起きている。本家の日本の嫌韓サイトも真っ青なこじつけ(苦笑)。それ以前の問題として、国際ニュースとして流す価値のある話か、というナンセンスネタ。
特に、今日のは酷い。
「イエス・キリストは韓国人」で、中国の掲示板が“炎上”
なんて書いてあるから、てっきり韓国人のだれかが、中国の掲示板でそんなことを書いたのか(それで、炎上したのか)と思ったら、全然違うイキサツ。
誰だか知らないが、韓国の神学校で、宗教画が朝鮮半島の習俗で描いてあるのを写真に撮ってきて、煽った、という事実を伝えているだけの「ニュース」。……はぁ、ニュース、ねぇ。
むしろ、これはキリスト教の強みなんだよね、実は。
聖典も、賛美歌も、すべてを現地の習俗にとけ込ませて布教する、という戦略(戦略と言っていいと思う)。教義が普遍化というのか、抽象化されているから、実は服装だの習俗だのは、大して意味を持っていないという(そういうことにして、とけ込んでいく)……。
天草などに行くと、ステンドグラスに網を引く漁師(もちろん着物を着ている)の群像を描いていたりする。
(仏教も現地化や習合しやすいけれど、それはどちらかというと邪宗に扱われるし、いまだ礼拝のときの経典なり呪文なりが、完全な日本語化した例はない)
神学校に出入りするくらいだから、写真の投稿者だってキリスト教の事情を少しはわかっているだろうに。ネタとして投稿する。そしてそれをいかにも大ニュースとばかりに、国際配信でニュースとして流す通信社。
みんな、さみしく悲しい存在。彼らにとっての「神」はアクセス数と広告主だけなのだろう。
「下天は夢よ、ただ笑え」と言ったのは、安吾だっけ。
それになぞらえれば、こんなところかな
「下天はネタよ、ただ笑え」
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