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結論は「風説」 − 東亜日報
金融市場を揺るがした「9月危機説」は結局、現実にはならなかった。10日、約5兆ウォンに上る外国人保有債権が一斉に満期となったが、外国人は一度に債権を売り捌くどころか、債権をさらに買い付けていたことが明らかになった。
北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記の健康悪化説も金融市場には、大きな影響を及ぼさなかった。
金融監督院(金監院)は9日、外国人が1783億ウォン分の上場債権の買い越しに続き、10日も6078億ウォンを買い越したと、明らかにした。約5兆7000億ウォンの債権満期が集中した二日間、かえって8000億ウォン近くを買い越したことになる。これを受け、1日から同日にかけ、外国人の債権の買い越しも2兆351億ウォンへと増えた。
金監院の関係者は、「同日、満期となる債権を保有した外国人らが、どれだけ再投資を行うか、現在では分からない」とした上で、「ただ、最近の投資の流れや当局の自主的な市場調査の結果から、今後とも相当な規模の金額を再投資する可能性が高い」と語った。
同日、外国人の債権満期の問題が当初の予想通り難なく終わり、金利も下落した。3年満期の国庫債金利は前日より0.03%下がり、年5.73%で取引を終え、5年満期の国庫債金利も年5.77%で0.03%下がった。
金融市場もウォン高ドル安が進み、総合株価指数(コスピ)指数は上昇するなど、落ち着きを示している。
同日のコスピ指数は、前日より10.48ポイント(0.72%)下がった1464.98で取引を終えた。外国為替市場でのドルに対するウォン相場も前日より1ドル、5.80ウォン下がった1095.50ウォンで取引を終えた。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=020000&biid=2008091101448
‘金正日変数’も為替・債券は動揺なし −中央日報
「9月危機説」は事実上消滅した。 危機説のヤマ場だった10日の外国為替・債券市場は特に大きな動きはなかった。 金正日(キム・ジョンイル)北朝鮮国防委員長の脳手術という予想外の変数が突出したが、むしろウォンは値上がりし、金利は下がった。
この日、約5兆ウォン(約5000億円)にのぼる外国人保有国債の満期が集中したが、償還は順調だった。
今回償還された資金が国内に再投資されるかどうかはもう少し見守る必要があるが、過去の例からみて1カ月以内に再投資されると、金融当局は予想している。外国人の債券買いは続き、この日も外国人は6000億ウォン以上を購入した。
今月に入って外国人の債券買いは2兆ウォンを超える。 「外国人が満期債券をドルに両替した後、一斉に流出し、金融市場が混乱に陥る」という‘危機説’は結局消滅したのだ。しかし危機説を増幅させた不安要因は依然として残っているだけに今後も楽観はできない、というのが金融圏関係者の指摘だ。
この日のソウル外国為替市場では、ウォンは対米ドルで前日比5.8ウォン値上がりした1ドル=1095.5ウォンで取引を終えた。 国際原油価格が急落し、株式市場が安定傾向を見せたことで、取引時間中、一時は1ドル=1080ウォン台までウォン高ドル安が進んだ。 李明博(イ・ミョンバク)大統領が前日、「物価の安定が最大の目標」と強調したのもウォン高ドル安圧力として働いた。
外換(ウェファン)銀行外国為替運用チームのキム・ドゥヒョン次長は「危機説はすでに消滅したというのが市場の共通認識で、為替レートに大きな影響はなかった」とし「金委員長の脳手術という情報も真相が明らかになるまでは大きな衝撃を与えないだろう」と語った。
債券金利も下降線を描いている。 この日、5年満期国債の金利は年5.77%と、前日比0.03%下落した。 5年満期国債の金利は危機説が浮上していた今月初め6%を超えたが、6日連続で落ちている。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=104514&servcode=300§code=340
外国人が債券買い越し、「9月危機説」回避 −朝鮮日報
外国人が保有する総額約4兆9959億ウォン(約4920億円)の国債満期日の10日、韓国の金融市場は特に動揺もなく安定して推移した。
同日は9月に満期を迎える外国人保有の国債のうち71.1%の決済日に当たり、金融市場で大きな波乱が起きるという「9月危機説」が現実になるかどうか注目を集めていた。
外国人が国債の満期資金を全て海外に引き揚げるか、ある程度再投資するのかは一両日中に判明する。しかし、外国人投資家は10日の韓国債券市場で6246億ウォン(約620億円)の買い越しを記録しており、「9月危機説」が現実化する可能性は極めて低い、と専門家は分析している。
金融監督院によると、外国人投資家は月初来10日までに合計で2兆1490億ウォン(約2120億円)の債券を買ったと集計されている。外国人が一度に債券を売り、韓国から引き揚げるという危機説とは裏腹に韓国債に投資している格好だ。
金融監督院のト・ボウン市場分析チーム長は「最近数日にわたり外国人による債券買い越し基調が続いていることからみて、10日の満期到来分は同日に一部が再投資されたか、今後相当部分が再投資される可能性が高い」と分析した。
10日の債券市場が安定して推移したことで、ウォン高と債券金利の下落が進んだ。ウォン相場は前日より5.80ウォンのウォン高ドル安となる1ドル=1090ウォン台に回復。3年物国債利回りは前日より0.03%低い5.73%となった。韓国総合株価指数(KOSPI)は金正日(キム・ジョンイル)総書記の重病説が伝えられたにもかかわらず、前日比10.48ポイント(0.72%)高の1464.98ポイントで引けた。原油価格の反落も続き、9日のドバイ原油価格は5カ月ぶりに100ドルを割り込み、1バレル当たり98.95ドルを付けた。
http://www.chosunonline.com/article/20080911000003
関連記事:
9月9日22:00に、李大統領が全国民に対する緊急説明演説予定
http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/513.html
※コメント:
既に指摘されているように、2400億ドルも外貨準備高があるのだから、たった67億ドルが流出したところで、経済危機になるわけない。一部ネットでは「どうしてマスコミは報道しないんだ」と言われたが、するわけないだろ。勉強すべし。
むしろ年末年始にかけてある、原油高と中国バブルの方が遙かに重要。
こっちのほうがずっと危険状態だっつーの。
もちろん、日本にとっても。