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薫のハムニダ日記
全文
http://hamnidak.exblog.jp/8530478/
仏教界の怒り、ソウルに集結す
昨日(8/27)はソウル市庁前一帯に韓国中のお坊さんや尼さんたちが集まり、李明博政権を批判するデモ行進が行われました。警察の推定では6万人だそうですが、写真を見る限り・・・・・やっぱり警察発表はあてにならんな。(もちろん写真からはみ出た部分にも人はたくさんいるわけで)
これだけ多くの僧侶・尼僧が集まっている光景というのは壮観です。このお坊さんたちは一体、何に対して怒っているのでしょう。ソウル市長時代に「ソウルを神に捧げる」と発言して他宗教から強い批判を受けたほど熱心なプロテスタント信者の李明博大統領は、政権に就いた後も、というか、今まで以上に偏向的な信心深さを発揮しています。
たとえば人事権。プロテスタント信者ばかりが優遇されていると言われています。実際、李明博政権の主要閣僚は‘高・所・嶺(高麗大学卒・所望(ソマン)教会信者・嶺南地方出身)’が大多数を占めているという批判がありますし。
そう言えば、そんな宗教的背景によって優遇された閣僚が、「信仰心が足りないから社会福祉政策が失敗した」という妄言を吐いたこともありました。
そして米国産牛肉輸入反対デモ主催団体の幹部らが、デモが行われていた光化門から程近い場所にある曹渓寺(チョゲサ)という寺に駆け込み、寺はこの幹部たちを匿うという事態も発生しました。この寺の周囲を数多くの警察官が常に包囲しているという映像は、異様としか思えませんでした。
韓国:寺に駆け込み逃亡生活をおくる市民、寺を包囲する警察の攻防
http://www.news.janjan.jp/world/0808/0808013501/1.php
(JanJan 角南圭祐 2008/08/03)
こんなんですから、仏教界は現政権に対して批判的になっているわけです。
さすがに警察もお坊さんたちに対しては色素入りの水大砲をぶっぱなしたり、警棒や盾でボコったり、「自殺防止だ」として留置場でパンツを脱がしたり(←違)とかはできなかったようで、昨日は流血の事態とかはなかった模様です。
警察推定6万、主催者側推定20万-午後の都心で交通‘麻痺’
ロウソク集会関連の参加者も一部垣間見え
http://media.daum.net/society/affair/view.html?cateid=1010&newsid=20080827164712709&p=yonhap&RIGHT_COMM=R1
【ソウル=聯合ニュース】イ・ジュンサム/パク・イニョン記者=27日午後、ソウル市庁前のソウル広場で開かれた汎仏教徒大会に全国各地から上京した僧侶や仏教信者など、最少でも数万人が終結し、都心の真ん中を埋め尽くした。
警察推定で6万人余り、主催者側推定で20万人余りの参加者たちは、ソウル広場やプラザホテル前はもちろん、徳寿宮前の太平路の全車線を埋めて李明博政府の宗教偏向問題を指摘した。
関連
韓国ろうそくデモ、6月10日以降最大規模の20万人が集結。 08/7/05
http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/459.html
反米は百万人、反日デモは数十人の現実 − 辺真一のコリア・レポート 08/7/17
http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/471.html
コメント
一般大衆、そして仏教徒にまでデモを起こされ、その数を考えると、もはや内乱状態ですね。彼らの親類、友人や、黙って怒ってる人も含めると、とんでもない数です。
選挙で勝てば政権が好き放題やれる、という民主システムの欠陥にNOを突きつけているわけで、そういう積極的な彼らの国民性に、民主主義の点で嫉妬を覚えます。彼らの態度はまさに、フランス革命の様な大衆による真の民主主義運動だ。そういう経緯を経ねば、本当の大衆の為の政治なんてされないんじゃないかという思い。