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李明博(イ・ミョンバク)大統領と胡錦濤中国国家主席が首脳会談で両国の「戦略的パートナー関係」を具体化する共同声明を発表した。高位層交流増進を含め、経済・文化的次元はもちろん、敏感な外交・国防分野でも協力を強化することにした。修交16年目にして両国関係が画期的にグレードアップされたのだ。
韓国にとって「緊密な韓中関係」の重要性はいくら強調してもしすぎることはない。まず経済的側面。中国との交易規模は昨年1450億ドルで、米国、日本を合わせた額と近かった。韓国の輸出入対象国1位も中国だ。中国との円滑な経済交流が韓国経済発展の核心条件となったのだ。北朝鮮核問題解決の次元で中国の協力が必須なことは言うまでもない。
こうした点で両国が今回の両国関係と地域及び国際協力分野で事業を共同推進することにしたのは意味深い。
その中でも軍事分野だ。両国はこれまで軍事協力の水準を少しずつ強化させてきた。今回の首脳会談で「国防政府高位級相互訪問活性化」などを明示したことは軍事協力をワンランク上げるという意味であることから注目される。
しかし今後の韓中関係を楽観だけできないのが現実だ。両国関係を冷却化させる要因が少なくないだからだ。領有権問題、韓国古代史を歪曲した東北工程などがそれだ。特に北京五輪をきっかけに噴出された両国民の間の感情の悪化も大きな問題に違いない。両国はこうしたイッシューが統制不能の状況に進まないように細心な注意を払って事前協議を行ってほしい。
韓中関係の強化は本質的に韓国に外交的挑戦を投げかけるものだ。韓米同盟においてである。中国は李明博政府が米国を重視して中国は粗末に待遇すると考え、不快な感情を抱いた。今回、ある程度解消されたといっても、今後そうした状況がまた来れば再発するに違いない。それにより韓米同盟の位相がダメージを受けてはならない。バランスの取れた外交戦略が切実に要求されるところだ。
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=103870&servcode=100§code=110
※コメント
「ウィン−ウィン」と両国が仲良くすること、というよりも、関係上、ある程度、仲良くせざるを得ないこと、という意味合いが強い。外交では常識的な概念である。
前から思っていることだが、どう考えても、中央日報の社説やコラムは完成度が高い。少なくと日本の新聞と比べると圧倒的に論理的・戦略的・水準が高い。朝鮮日報の独島関連の社説も良かった。「デモで熱くなるのもいいが、長期的で戦略的な議論こそ必要」みたいなことが書いてあった。重要なキーワードもガンガン出てくる。マキャベリ・レスターブラウン・ギデンズ・ネーダー・・・・こんな名前、日本の新聞じゃ絶対にに出ないw