★阿修羅♪ > アジア11 > 498.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
全文
http://mamechoja.blog22.fc2.com/blog-entry-171.html
下院決議案第1370号
「中華人民共和国政府に対し、国民の人権を侵害することをやめるよう要求する」
についてのロン・ポールの陳述書
議長、私は、この決議案に反対いたします。
これは、またもや無意味なうえに挑発的に中国を非難するものであります。
自国の優越を何が何でも主張したいだけの愚か者の愛国主義でしかなく、
こんなことをすれば、アメリカの海外での評価を低からしめるだけであります。
私は、それがどこで行われるものであろうと、
人権が侵害されるのをまったく容認するつもりはありません。
しかし、合衆国下院議員の一員として、私たちは中国政府に対して何の権限も持っておりません。
我が国における人権侵害、我が国の外交政策によって海外で引き起こされた人権侵害を
取り扱うことが、我が国の憲法のもとで私たちが果たすべき責任であります。
しかし私たちは、グアンタナモ基地の強制収容所を閉鎖する法案を何も話し合っておりません。
そこでの人権侵害は、はっきりと文書によって証明されているにもかかわらずです。
私たちは、イラクから撤退する法案を何も話し合っておりません。
そこでは、我が国が何の正当な理由もなく仕掛けた攻撃によって、
多数の一般市民が殺され、怪我を負わされ、人権を侵害されているにもかかわらずです。
この決議案で、「中華人民共和国政府に対し、無条件に、直接に、
ダライ・ラマ聖下かその代理人と真剣で誠実な交渉を開始することを要求する」というのは、私には、皮肉か風刺に思えます。
>>私には、皮肉か風刺に思えます。
>>私には、皮肉か風刺に思えます。
>>私には、皮肉か風刺に思えます。
アメリカの政策は、ずっと何年も、イランに対して一定の条件を出し、
イランがそれに合致するまで、いかなる話し合いも、いかなる交渉も行い得ないとするものでした。
イランに対してウラン濃縮の中止を迫る要求も、そのうちの一つです。
イランには、核拡散防止条約の条項のもとで、それを行う権利があるにもかかわらずです。このような決議案は偽善であると主張する者がいても、それはもっともなことであります。
どこにでも問題はあるように、中国に諸問題があるということは間違いないと思いますが、
私たちは、中国にお説教するのではなく、
アメリカにおける真の脅威にこそ注意を向けてはどうでしょうか。
我が国では、国民の市民的自由と人権が常時むしばまれ、剥奪されていっております。
聖書の言葉には、
自分の目の中の丸太に気づかずに、
隣人の目の中にあるおが屑をあげつらうことに対する教えがあります。
今後は、無分別な思いつきでこのような決議案を持ち出して来る前に、
しばし、この聖書にある賢明な忠告についてじっくりと考えて頂きたいと思います。
関連
チベットに必死になる暇があったら、日本の死人をたくさん出す経済状況について考えるほうが先じゃないでしょうか
http://www.asyura2.com/08/asia11/msg/458.html