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株式日記と経済展望
http://www5.plala.or.jp/kabusiki/kabu172.htm
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/
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竹島問題とは韓国政府が日本の領土を武力で占領している問題で
あり、これに対する日本政府の曖昧な態度が北方領土にも波及する。
2008年7月31日 木曜日
アメリカ政府が竹島を韓国領と認定! テレビ朝日
日本政府の曖昧な態度がかえって問題を拗らせてしまった!
◆「竹島は無主の島」で韓国大騒ぎ 米、韓国の主張を拒否 7月28日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080728/kor0807281812001-n1.htm
【ソウル=黒田勝弘】竹島(韓国名・独島)問題で反日・愛国ムードが高潮している韓国で、今度は米政府機関の「地名委員会(BGN)」が島に対する韓国の領有権主張を退けていることが判明し、大騒ぎになっている。BGNの公式資料によると、島の名称は中立的な「リアンクール岩礁」を基準とし、領有権については「主権未確定」としている。
韓国のマスコミはこのことを連日、大々的に報じ、韓国政府の対応不足を激しく批判。同時に「この背景には日本政府の執拗な工作がある」と日本非難を展開している。韓国政府は緊急対策会議を開き、在米大使館を通じ経緯の把握に乗り出すとともに、米側に韓国の立場を伝達するよう指示。さらに各国での実情調査も進めるという。
「リアンクール岩礁」は19世紀にこの島を“発見”したフランス捕鯨船の名称からきたもので、海外の文献にしばしば登場する。BGN資料には「竹島」や「独島」などいくつかの名称も“別名”として記載されているが、韓国マスコミは「独島」より前に「竹島」が紹介されていることにも不満が強い。
BGNは、領有権が対立しているという客観的な事実にのっとり中立的な措置を取ったものとみられる。しかし韓国では政府、マスコミをはじめ官民挙げて「あの島はわが国固有のもので紛争の対象ではない」という建前と思い込みが強いため、今回のような国際社会の“中立的態度”にも極度に反発する結果となっている。
ブッシュ大統領も竹島を韓国領と認定した! テレビ朝日
◆韓国軍が独島防衛演習 マスコミは日韓戦争論 7月29日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/080729/kor0807292014003-n1.htm
【ソウル=黒田勝弘】韓国軍は29日、日韓が領有権を争っている竹島(韓国名・独島)周辺で30日に「独島防衛訓練を実施する」と発表した。海軍の艦艇6隻やP3C哨戒機、対潜ヘリなどのほか空軍からもF15戦闘機が参加するという。韓国軍が島周辺で軍事演習を事前に公表し「独島防衛」と銘打って公然と行うのは初めてで、竹島支配を内外に誇示しようとするものだ。
発表によると今回の演習は「仮想勢力が独島の領海を侵犯するというシナリオの下に、海・空軍と海洋警察(海上保安庁に相当)の合同作戦で仮想勢力の独島進入を遮断し退去させるもの」という。
一方、独島反日ムードを主導しているマスコミも「独島をめぐる日韓戦争」を仮想した記事を大きく掲載し、双方の軍事力を比較しながら勝敗分析に余念がない。韓国では先年、100万部を超えるベストセラーになった「ムクゲの花が咲きました」など大衆小説には日本の「独島侵攻」を仮想した日韓戦争モノが多く、週刊誌などにも似たようなストーリーがしばしば登場している。
しかし今回は「独島で韓日全面戦が勃発(ぼっぱつ)すれば?」(26日付、朝鮮日報)や「今、独島で(日韓)空中戦が展開されれば」(29日付、中央日報)など大手の一流紙が堂々と報道しており、マスコミの高揚ぶりが目立つ。
ちなみにこれら仮想記事の勝敗予想は「海・空軍力に大きな格差。半日ももたず強奪される可能性」(朝鮮日報)とか「初期は韓国が有利だが、イージス艦や空中警戒管制機などを持つ日本に押される」(中央日報)などと不利を強調し、日本に対抗できる軍備強化を訴えている。
また韓国政府は29日、韓昇洙首相を、首相としては史上初めて竹島に上陸させるなど、マスコミ世論にあおられるかたちで“独島愛国”をエスカレートさせている。李明博政権は大規模な反政府運動を誘発した米国産牛肉問題をきっかけに、支持率低迷や政権不信などで政治的苦境にある。このため世論受けのする“反日愛国策”を取らざるをえない状況にある。
NHKも、米政府が竹島は韓国領と認めたことを報道!
これに対して日本政府は何の抗議もしないようだ。
◆ブッシュ大統領:「独島データベース、7日前に原状回復」 聯合ニュース(韓国語)(2008/07/31 06:28)
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1217459121/-100
ジョージ・ブッシュ米大統領は30日、米国地名委員会(BGN)が独島を「主権未確定地域 (Undesignated Sovereignty)」に変更したことについて、「独島に関するデータベースを7日前の状態に戻す」と表明した。
ブッシュ大統領は、来週の韓国・タイ・中国訪問を控えて30日午後1時(米東部時間)にホワイトハウスで聯合ニュースなどアジアのメディアと行なった共同インタビューの中で、「独島問題に関する内容はをよく理解しており、ライス長官に既に検討を指示した」と語った。
ブッシュ大統領は特に記者たちに、韓半島と鬱陵島、独島などが表示された地図を直接持ってきて、独島問題に対する関心を表明した。ブッシュ大統領は特に、「何よりすべての紛争(dispute)は韓国と日本との間で解決されねばならない」と強調した.
これに関連して李泰植(イ・テシク)駐米大使は30日午後にワシントン特派員らと行なった記者会見で、このようなブッシュ大統領の方針をジェームズ・ジェフリー国家安全保障会議(NSC)次席補佐官を通じて伝えられたことを確認した。
李大使は、「(ジェフリー次席補佐官の通知内容は)独島に関する紛糾が発生する以前の状態へ原状回復するというものだ」としたうえで、「ブッシュ大統領が直接決断を下し、それを直ちに実行するようにした」と語った。
この日のホワイトハウスでのインタビューには、聯合ニュースのほか韓国の朝鮮日報、中国の人民日報、香港のサウスチャイナモーニングポスト、タイのバンコクポストなどが参加した。
(私のコメント)
日本政府の曖昧な態度がかえって国際問題を拗らせてしまった例を挙げるのは数限りなくありますが、日本政府に対しては強く出れば日本政府は折れてくるという習慣をつけてしまうことになる。これは韓国のみならずロシアも中国も北朝鮮もアメリカも同じだ。
日本の外務省はこれを外交的配慮と言っていますが、配慮すれば相手が分かってくれると言う思い込みがあるからだ。竹島問題が竹島問題だけで片付かない問題である事は明らかだ。竹島がこのままずるずると韓国領土だと言う既成事実を積み重ねて国際的にそれが認められれば、日本は島を一つ一つ外国に取られて行く事を認めることになる。
今日のテレビ朝日のニュースで、アメリカ政府が竹島を韓国領土と認定したかのようなニュースが報道されていましたが、日本のぐずぐずした態度が日韓の二国間の問題からアメリカ政府を巻き込んだ国際問題としてしまう。
日本は国際的にアメリカの植民地とみなされているから、日本政府と外交交渉をするときにはアメリカ政府に根回しをしておくと有利になるという癖をつけてしまった。日本政府はアメリカ政府にはNOとは言えない立場であり、アメリカにNOと言った政治家はスキャンダルを流されて失脚するのが通例だ。
だから最近の中国や韓国は日本に対してはアメリカを絡めて交渉してくるのが通例であり、今回の竹島問題も韓国政府はアメリカ政府を絡めてきた。韓国としてはアメリカ政府に竹島は韓国領と認定してもらう事で既成事実化させるつもりのようだ。
日本としては原理原則ははっきりさせる態度が必要であり、福田首相は「竹島は日本の領土」と言う文言を省く事で韓国をつけあがらせてしまった。騒げば騒ぐほど日本政府は折れてくると韓国は思い込んでいるのだ。従軍慰安婦もアメリカで政界工作が進んで連邦下院議会で日本非難決議がなされましたが、アメリカを巻き込めば日本に勝てると見ているのだ。
韓国は韓国で国内政治問題を抱えており、国民の関心を竹島問題に向けさせることでナショナリズムを煽って支持を得ようとするのはノムヒョン以来の伝統となっていますが、李明博政権もノムヒョン政権と変わりがないようだ。これも中国の日韓分断工作なのかもしれませんが、ローソクデモでも米韓分断工作が進んでいる。
ブッシュ大統領が異例の速さで竹島は韓国領と指示したのも韓国訪問を控えた配慮なのでしょうが、このようにずるずると既成事実を積み上げられてしまうのはまずいやり方だ。結局日本は韓国政府にも配慮してアメリカ政府にも配慮してはっきりした態度表明はしない。最後にははっきりした態度表明をしないことが相手の誤解を招いて余計に外交を拗らせる。
これは福田総理のキャラクターなのでしょうが、はっきりとものを言わない。結局何を考えているのか分からないから相手は強硬な態度をとってくる。韓国国民は非常に激しやすい民族であり、事あるごとに韓国の日本大使館前で日の丸を焼いたり首相の肖像を焼いたりと激しいのですが、火病という民族的な病気だ。
日本も国際会議などではサイレントコーナーと言われるような意思表示をしないクセがある。国際会議などでは何も言わないことは相手の言うことを認めたような事であり、主導権をとられてしまう。外交交渉を丸く収めるには妥協も大切ですが、日本は最初から妥協してしまうから交渉術が大変下手糞だ。
韓国や北朝鮮のような大国に囲まれた国は外交が生命線だから捨て身でやってくる。北朝鮮の瀬戸際外交は有名ですが韓国もそれにひけを取らない。韓国政府は竹島に警備隊を常駐させてしまっているからいまさら引くに引けない立場に追い込まれてしまっているわけで、警備隊を駐留させておくだけでも費用の負担はかなりのものだろう。
日本も釘を指すぐらいのことは言っておいたほうがいいのですが、例によって日本はアメリカに対してものを言わないようだ。アメリカ政府と十分に協議が出来ていればいいのでしょうが、事なかれ主義で沈黙しているのだろう。
◆【竹島問題】町村長官「抗議は必要なし」 米の竹島「韓国領」表記再変更 7月31日 産経新聞
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080731/plc0807311157002-n1.htm
米政府機関が竹島(韓国名・独島)の帰属先を再び「韓国」に戻したことについて、 町村信孝官房長官は31日午前の記者会見で日本政府としては特別のアクションを 起こす考えはなく、米国の新たな判断に期待する考えを示した。
町村長官は「米政府の1機関がやることに、あまり過度に反応することはない」と言明。同時に「(米政府の)結論ではない」とした上で「(竹島問題の帰属先について)米政府は中立的な立場を強調している。今回は米国の立場の変更を意味するものとは受け止めていない」と述べた。
また「(米側は)改めて全体を精査すると(言っている)。精査する過程でとりあえず『中間的』な表記に戻したということなので(今後)どのような表現になるか、またいずれ出てくるのだろう」との見通しを語った。
一方、帰属先を韓国に戻したことがブッシュ大統領側の指示だったことを踏まえ、福田康夫首相が抗議を行う意思があるかどうかについては「ない。なぜ必要なのか」と反論した。
(私のコメント)
このように韓国の外交戦術はアメリカを巻き込んで決着させようとしている。アメリカとしては迷惑な話ですが、韓国としては捨て身の外交だからなりふり構ってはいられない。日本政府としてはそんなに事を荒立てまいとして無言の態度をとるのでしょうが、そのような態度が相手には傲慢に見えて余計に怒らせる。
日本の外交は、相手が言うことを聞かなければ実力を行使して決着をつけてきましたが、アメリカに対しては返り討ちを食らって負けてしまった。外交交渉をするよりも戦争で決着させたほうがすっきりしますが、核戦争の時代ともなると外交戦で勝敗をつけなければならない。
だからアメリカに対してもはっきりとものを言うべきであるし、配慮したものの言い方は相手に対して失礼になり誤解を与えることにもなる。最初からはっきりと自分の立場を表明しておけば相手もそれに応じたことを言ってくる。もし相手が配慮したことを言ってきたら本音は何か分からなくなり、困惑させることになる。
日本から見れば竹島は単なる岩礁であり放置していればいいのでしょうが、韓国から見れば政権の命運をかけた命がけの外交だ。アメリカ政府にしてもいい迷惑なのでしょうが、韓国人には通用しない。「株式日記」としては朝鮮半島や中国などの大陸とは関わりにならないほうがいいと主張していますが、竹島や尖閣やガス田などけんか腰で仕掛けてくるから拗らせない事が大切だ。