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【記者手帳】「など」という言葉の裏にある日本の意図 | Chosun Online | 朝鮮日報
「独島(日本名:竹島)の領有権は日本にある」という内容が事実上盛り込まれている日本の「中学校社会科新学習指導要領解説書」には、妙な言葉が一つ入っている。「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違があることなどにも触れ…」。ここにある、一見不必要に見える「など」という言葉は、なぜ入っているのだろうか。
これについて、毎日新聞電子版は16日、次のように報じた。「文部科学省の高橋道和教育課程課長は、この“など”には尖閣諸島に関する事項が入ると認めた」。尖閣諸島とは、中国で「釣魚島群島」と呼ばれている島々で、中国と日本の間で領有権争いが絶えない場所だ。文部科学省にはもともと、日本の中高教科書に独島と併せて尖閣諸島が日本領土であることを明記する、という目標があったのだ。
毎日新聞インターネット版の16日付報道は、同紙が15日に報じた記事を再確認するものだ。同紙は独島問題が盛んに伝えられた15日、「文部科学省が発行した指導要領解説書によると、今後は中高の教科書に尖閣諸島の領有権も明記する方針」と報じていた。
これに怒った中国・上海の東方朝報は、文部科学省教育課程課の「田中」という人物にインタビューを求めた。すると、「田中」氏は「尖閣諸島の領有権明記に関する毎日新聞の報道は誤報だ」と答えたという。東方朝報の記者が不審に思い、「それでは日本と韓国の間にある独島問題を取り上げる際、なぜ“など”という言葉を入れたのか」と問い詰めた。だが、それに対する「田中」氏の答えは「その“など”という言葉には何の意味もない」というものだった。つまり、毎日新聞の16日付報道は、「田中」氏の回答に対し、「“など”という言葉はただ意味もなく書かれたのではなく、今は中国の力が強いため“など”という表現になっているが、実は尖閣諸島を意味している」ということを証明しようとした記事なのだ。
北京=朴勝俊(パク・スンジュン)特派員
http://www.chosunonline.com/article/20080717000037