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【平壌27日共同】北朝鮮・寧辺の核施設にある実験用黒鉛減速炉(5000キロワット)に付属する冷却塔を爆破する作業が27日夕(日本時間同)、行われる。既に使用されておらず、前日に北朝鮮が核計画申告書を提出、米国がテロ支援国家指定解除を決定するなど、6カ国協議の合意履行と非核化プロセスが進んでいることをアピールする象徴的な作業。
6カ国協議合意のうち、核施設無能力化の対象としては冷却塔内部のパイプや枠組みなどを撤去する作業までが定められているが、冷却塔自体の爆破は含まれていない。
しかし、協議筋によると、核兵器究明を含む核廃棄プロセスを議論する今後の6カ国協議の展開に弾みをつけたいとする米国の意向が強く働き、冷却塔爆破が決まったもようだ。
6カ国協議の米次席代表ソン・キム国務省朝鮮部長、ポール・ヘンリー国家安全保障会議(NSC)中国部長も現場で視察、米主導をうかがわせる。
キム部長は同日午後2時すぎ、平壌市内のホテルを出発した際、共同通信に対し「今回の冷却塔爆破は核施設無能力化で象徴的なステップとなる」と話した。