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「富裕層人口伸び率、世界一はインド」:メリルリンチ調査(インド新聞)
06/26/2008 11:26 AM
メリルリンチとキャップジェミニが発表したワールド・ウエルス・レポートによると、2007年の富裕層人口の伸び率が世界で最も高い国はインド、ついで第二位は中国であった。
同レポートにおける富裕層とは、主な居住用不動産を除いて、最低100 万米ドル以上の純資産を保有する個人層。2007年のインドの富裕層人口は前年比22.7%増の12万3,000人、中国は20.3%増の41万5,000人であった。
レポートによると、世界の富裕層個人が保有する資産の総額は、9.4%増の40兆7,000億ドル(約4,395兆円)。資産の増加は主に新興市場における市場時価総額の拡大による。
2007年、世界の富裕層人口は、6%増加し1,010 万人に達した。同時に、超富裕層(主な居住用不動産を除いて、最低3,000 万米ドル以上の純資産を保有する個人層)の人口は8.8%増加した。同社がレポートを発行し始めて以来初めて、世界の富裕層個人の平均保有資産高が400 万ドル(約4億3,200万円)を超えた。
アジア太平洋地区の富裕層人口は、前年比8.7%増の280万人に達し、保有資産の総額は、12.5%増の9兆5,000億ドル(約1,026兆円)であった。アジアは富裕層人口の伸び率が世界で最も高い地域で、3年連続で伸び率世界上位10カ国のうちの5カ国を占める。
中国の富裕層人口は、フランスを抜いて世界第5位となった。他アジアの伸び率の高い国は、韓国が18.9%、インドネシアが16.8%、シンガポールが15.3%であった。
インドは、主に株式時価総額の拡大と実質GDPの伸びにより、富裕層人口が22.7%増加し12万3,000人となった。
DSPメリルリンチ社のプラディープ・ドコニア氏は、「インドでは、資産がかつてない速さで生み出されている。われわれは、ここ数年、富裕層人口と保有資産総額が増大する流れの真っただ中にいる」と述べている。また、「最近の世界市場の混乱にもかかわらず、インドを含めたアジア経済は、国内消費にけん引され好調だ。アジアの資産は引き続き拡大している」と語った。
インド、中国などの新興国の株式市場は、2007年急速に拡大した。ボンベイ証券取引所とナショナル証券取引所はそれぞれ122%、115%の伸び率を記録した。
レポートによると、短期的な世界経済の見通しは不確実性が増しているものの、新興市場のファンダメンタルズは堅調で、今後も高い成長率が続くものと見られる。2008年は、新興市場の堅調さと成熟市場の回復の均衡が保たれた状態が続くものと思われる。
06/25/2008 6:51:55 PM(ムンバイ発)
http://indonews.jp/2008/06/post-623.html