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http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080616-00000939-san-int
【台北=長谷川周人】尖閣諸島・魚釣島(中国語名・釣魚台)沖で16日未明、台湾の抗議船が巡視船5隻とともに日本領海を侵犯した問題で、衝突再発を避けるため台湾の欧鴻錬外交部長(外相)は抗議船の動きを見ながら、日本当局と電話による非公式折衝を行っていたことが、日台関係筋の証言でわかった。
関係筋によると、抗議船が日本領海に進入した直後の同日午前6時ごろ、日本の在台代表機関に相当する交流協会の池田維代表が欧外相に電話をかけた。「これ以上の(魚釣島への)接近があれば、厳正な対応をせざるを得ない」と警告し、日本領海の外に出るよう強く申し入れた。
欧部長は日本政府のメッセージを重視し、両者は問題の複雑化を避けたいとの認識で一致。その場では抗議船への対応に関して即答を避けたが、約10分後、今度は欧部長が電話をかけ、池田代表に「まもなく船は回航に向かう」と伝えた。台湾の海巡署(海上保安庁)の発表では、抗議船が航路を台湾に向けたのは6時23分だった。
一方、日本の巡視船と台湾の遊漁船の衝突事故で、台湾に召還された在日代表機関・台北経済文化代表処の許世楷代表は16日、台北市内で辞任を表明した。外交部は日本側への対応を、与党・中国国民党が絶対多数を占める立法院(国会)で報告することを命じたが、許代表は「志ある者殺されても、辱めは受けない」とし、今月10日に表明したとされる辞意を認めるよう訴えた。