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「未来はフィンランドにある」の著者リチャード・ルイス氏によると、フィンランド人は心は温かいが、孤独への思いも強いという。飲み場では暴飲を楽しむが、人見知りが激しく、誇張と多弁より正確で簡潔な話し方を駆使するのは、疎通を求めながらも内向きだからだという。52日間も続く極夜の冬と氷点下40度まで下がる酷寒の気候が、口数は少ないが愚直で正直な国柄を作ったと分析している。
◆国土面積は韓国の3.3倍だが、人口は500万に過ぎないフィンランドは、世界経済フォーラム(WEF)による成長競争力指数で、米国、カナダ、シンガポールを抜いて2003年から3年連続で国家競争力部門の第1位に選ばれた。今後の高い成長を維持できるグローバル競争力指数、国家透明度、識字率と数学・科学の到達度でもいずれも世界第1位、1人当たりの携帯電話利用率、インターネット使用率も世界トップだ。水質指数も第1位で水道水を飲み水にしている。1人当たりの国民所得は4万ドルだが犯罪率は世界最下位だ。この国の人々が「フィンランドで生まれたこと自体、最も運に恵まれたことだ」と自慢するのも分かる。
◆「フィンランドの力」を可能にした秘訣は教育にある。学費全額無料を掲げて、学校、教師学生の自律をもとに育まれた世界最高の人材たちが国をリードしているからだ。「融通が利かない」と冷やかされるほど実直な国民性も、社会統合にはプラスの働きをしている。2003年に初の女性首相だったアンネリ・ヤーテーンマキ氏は総選挙でウソをついたという理由で、58日で失脚した。2000年には、あるネット財閥が速度違反で50万マルカ(約8700万ウォン)の罰金を納めた。罰金を所得に比例してかけるフィンランドでは、富裕層の社会的義務と責任が当たり前のように受け止められている。
◆昨日からフィンランド国籍機のフィンエアー(Finair)が仁川(インチョン)−ヘルシンキ路線で週5回の運航を始めた。明日はマティ・バナネン首相がフィンランド首相として初めて来韓する。悪条件のなかでも強靭なエネルギーと執念で世界的な国に成長したフィンランドの精神は、廃墟から立ち上がって世界13位の経済大国になった韓国とも通じる。フィンランドが近くなった感じだ。
http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=100000&biid=2008060461718
※どうして日本の新聞にこーゆーのが載らんのかなぁ(ToT)