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第18代の国会議員総選挙が終りました。
ひとまず国民は「保守化」「安定化」を選んだ形となりましたが、選挙で勝った与党のハンナラ党も「内部分裂」の問題を抱えており、まだまだ予断は許せません。
それにしても今回の総選挙、また一つ記録を塗りかえました。
選挙当日、中央選挙管理委員会は、各種マスコミを通じて涙ぐましい訴えを繰り返しました。
「皆さん選挙には必ず参加しましょう!投票は有権者の権利です!これを放棄するという事は...」
しかし、その甲斐実らず...
今回の投票率は46%と過去最低だそうです。
今までの最低記録だった2000年の総選挙の57.2%よりも11.2%も低い数値です。
こんな結果になってしまった最大の責任は「政界」にあります。
2大政党である統合民主党とハンナラ党を含め、各政党の候補者の選出が大幅に遅れました。
候補者が出揃うのに時間がかかったということは、それだけ有権者たちにとっては候補者を比べる時間が短かったことを意味します。
候補者たちのちゃんとした「公約」や「政治的傾向」もまともに明かされないまま、投票日を迎えた感じです。
しかも候補者選出の際に見せた党内争いの醜態は多くの有権者たちに失望感をあたえ、一挙に有権者達の「政治的関心」を無くさせました...
こう言うと、教科書通りの模範解答なのですが、本質的な問題は別にありますよね...
日本などはその「最たる例」ですので、リスナーの皆さんはもうすでにお気づきと思いますが... 韓国の若者も最近急激に「政治離れ」が進んでいます。
関心分野や趣味の多様化などで政治問題までは関心がまわらなくなったこと、民主化が安定したので戦う目標を見失ってしまったことなどが、その理由として考えられますが...
政治が実生活にあまり影響を及ぼすことが無くなったと判断している若者が多くなったことが最大の理由ではないかと思われます。
しかし現実はそうではありません。
今日慢性化している就職難、一生頑張って貯金したところで、なかなか手の届かない住宅問題、韓国の地図をも大幅に変えてしまうことになるかも知れない大運河問題、根本的には南北問題など...
韓国社会はまだまだ政治的に解決しなければならない問題が山積み状態なのです。
ここで考えなくてはいけないことは... 韓国近代史の節々には若い人たちが前面に出てきた事件や出来事が多かったということです...
いや、近代から現代までの大韓民国の歴史は主に若者によって作られたと言っても過言ではありません。
1919年の3.1独立万歳運動、1929年の光州学生運動、4.19革命、70年代から80年代にかけての民主化闘争... 全て学生、若者たちが主導して作られた歴史です。
この地で若者として生きるってことは、特別な意味合い... 特別な使命があることを忘れてはいけません。
http://rki.kbs.co.kr/japanese/town/town_wedding_detail.htm