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http://www.afpbb.com/article/politics/2378740/2836900
【AFP】中国政府は15日、北京五輪の国際聖火リレーに自前の警備隊を送り込んでいることへの海外の批判に対し、反論した。これからリレーが通過する予定のオーストラリアや日本からは、中国の警備隊受け入れに難色を示す声があがっている。 中国側は「警備隊はボランティアで、警察官ではない。彼らの任務は五輪の安全、純粋性、威厳を保つことだ。関係各国の完全な理解と、わが国への協力が得られるものと期待する」と外務省の姜瑜(Jiang Yu)報道官が述べた。 しかし、リレーが通過中の世界各地で聖火の後を付き添うように警護しているのは、人民解放軍内の人民武装警察部隊(People's Armed Police)の要員とされる。人民武装警察部隊は、中国国内の治安維持や暴動鎮圧などに動員される組織だ。 これまでにリレーが通過した各国の都市では、中国の人権問題やチベット統治に対する抗議を示す場としてリレーを利用しようとした抗議デモなどが展開されたが、この聖火警備隊がデモの参加者らを度々ぞんざいに脇へ押しやり、非難を浴びている。 2012年に開催されるロンドン五輪の組織委員会のセバスチャン・コー(Sebastian Coe)会長は、この中国の警備隊員らを「チンピラ」と呼んだと報道された。 泉信也(Shinya Izumi)国家公安委員長は11日、閣議後の記者会見で、26日に長野市で行われる聖火リレーを中国の警護隊が警護することに否定的な考えを示した。オーストラリアのケビン・ラッド(Kevin Rudd)首相も、首都キャンベラ(Canberra)での警備に中国の警備隊は不要との考えを明らかにしている。(c)AFP |