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http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2331310/2489241 から転載。
イラク民間人殺害事件、軍法会議での審理開始の見通し
2008年01月01日 09:11 発信地:ロサンゼルス/米国
(写真省略)
イラク・バグダッド(Baghdad)西部ハディサ(Haditah)の基地で、出発の準備を進める米海兵隊員(2005年2月21日撮影)。(c)AFP/JAIME RAZURI
【1月1日 AFP】イラクで2005年に発生した米海兵隊員による民間人24人の殺害事件で、軍法会議での審理が開始される見通しであることが12月31日、明らかとなった。
カリフォルニア(California)州南部にあるペンドルトン海兵隊基地(Camp Pendleton)の発表によれば、フランク・ウテリック(Frank Wuterich)軍曹は故殺、加重暴行、職務怠慢の罪で、Andrew Grayson中尉は偽証および司法妨害の罪で起訴される見通し。
また、ウテリック軍曹に対する、より重い罪である衝動殺人や、ほかの海兵隊員に殺害への加担を求めた罪についてはすでに取り下げられている。
起訴事実によれば、海兵隊員らは2005年11月19日、バグダッド(Baghdad)西部の都市ハディサ(Haditha)で車列が道路脇に仕掛けられた爆弾の攻撃を受けた後、無差別に民間人を殺害したとされている。
海兵隊による当初の報告書では、死者のうち15人は爆弾の爆発によるものであるとされていた。だが、その後のタイム(Time)誌の調査では、犠牲者の大半は海兵隊が付近の民家を捜索した際に射殺され、その多くは至近距離から銃撃されたとしており、食い違いが生じている。(c)AFP/Tangi Quemener