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http://cnn.co.jp/world/CNN200712290013.html
容疑者に浮上の武装勢力指導者が否定、ブット元首相暗殺
イスラマバード――パキスタンのブット元首相暗殺事件で、同国内務省が主要な容疑者として特定したアフガニスタンとの国境に近い北西部の部族地域、南ワジリスタン地区で武装勢力を率いるベイトラ・メスード司令官の側近は２９日、関与を否定した。ＡＰ通信が報じた。
米政府高官も２８日、メスード司令官を主要な容疑者と断定。「彼の犯行を裏付ける有力な情報がある」とも述べた。パキスタン内務省は、パキスタン内務省は、メスード司令官が犯行の背後にいることを示唆する電話を２８日に傍受したと指摘、この中で同司令官は犯行の実行犯を祝福したとしている。電話の相手は「シャヒブ」と呼ばれた人物で、犯行に加わった２人の名前に言及。
メスード司令官は国際テロ組織アルカイダやアフガニスタンで政権を追われたイスラム強硬派勢力タリバーンとのつながりが指摘される。南部カラチ今年１０月、帰国したブット氏の車列が標的となった自爆テロで司令官の関与が指摘されたが、司令官は後で否定していた。
親欧米路線に傾くブット元首相はパキスタンのイスラム過激派の掃討を主張、反発を買っていた。
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