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http://sankei.jp.msn.com/world/america/071228/amr0712281121003-n1.htm
アルカーイダかタリバンか 憶測流れるブット氏暗殺の犯人像
2007.12.28 11:20
このニュースのトピックス:テロ
ブット元首相の出身地・ラルカナで怒りの声を上げる支持者たち(ロイター) パキスタンで27日に起きたブット元首相暗殺について、国際テロ組織アルカーイダによる犯行説や、アフガニスタン旧政権タリバンの関与説など、さまざまな見方が浮上している。
ロイター通信は27日、アルカーイダが暗殺を実行した可能性が高いとみている米当局者がいると報じた。この当局者は「実行した可能性のある過激派集団がパキスタン国内にはたくさんいる」と述べ「アルカーイダは(実行犯)候補の一番上にいなければならない」と指摘した。
民間研究者の1人は、アフガンとパキスタンとの国境地帯で拠点維持を目指すアルカーイダが、ムシャラフ政権の弱体化と同国の不安定化を狙ったとみている。
ロイターによると、アルカーイダのナンバー2、ザワヒリ容疑者は今月、ブット氏の帰国やムシャラフ政権による非常事態宣言などは米国が仕組んだと非難。また10月にブット氏が帰国する直前には、タリバンの最高指導者オマル師が、ブット氏襲撃を予告していたという。
一方、英国のシンクタンクの研究者は「軍や情報機関内部にも(疑わしい)分子がいる」と指摘。暗殺が、イスラム過激派の活動が活発な北西部から遠く離れ、陸軍本部のある首都イスラマバード近郊ラワルピンディだったことから、英国の別の研究者は「当局によるある種の黙認があったのではないかという深刻な懸念を起こさせる」と話した。(共同)