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「反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO!」 (「にほん民族解放戦線^o^」から)
http://www.asyura2.com/07/war99/msg/254.html
投稿者 忍 日時 2007 年 12 月 19 日 21:50:31: wSkXaMWcMRZGI
 

「反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO!」

雅無乱日記 / 2007年12月17日

ブログ:サラリーマン活力再生…さん
http://blog.goo.ne.jp/kintaro-chance/

このブログ、マスコミが流さないネット上の貴重な情報をリアルタイムで集めてアップしてくれるので、いつも重宝している。超おオススメなので読者のみなさんもぜひ「お気に入りに」どうぞ。

今回紹介されているのは、天木直人のブログ。


『反米大陸』伊藤千尋著 中南米がアメリカにつきつけるNO!
http://blog.goo.ne.jp/kintaro-chance/e/4ad4d42fa59ccb6702a67d63d4a6eb06


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「反米大陸―中南米がアメリカにつきつけるNO!」(伊藤千尋/著)

●内容紹介

中南米の近代史はアメリカによる侵略と支配、収奪の歴史である。アメリカはその政策をまず中南米で実践し、その後中東、アジアなど他の地域で大規模に展開してきた。中南米がたどってきた道を知れば、アメリカがこれから世界で、日本で何をしようとしているのかが分かる。そして今、アメリカが推し進める新自由主義経済政策による格差の拡大から、ブラジル、ベネズエラをはじめとして、中南米のほとんどの国が反米左翼政権となり、反米大陸といわれるほど独自の路線を打ち出している。最新のデータを駆使しながら、アメリカと中南米諸国の歴史と実情、未来に迫る。

『「反米大陸」という集英社新書に学ぶ』(天木直人のブログ)

本屋で伊藤千尋の集英社新書「反米大陸」を見つけ、読んだ。おもしろかった。勉強になった。「中南米の歴史は、アメリカによる侵略と支配の歴史だ」という文章から始まるこの本に米国の正体を見つけた。ノーム・チョムスキーが米国の外交を批判する時、米国の対中南米政策を真っ先に引用する、その理由がここにある。

いまや完成されようとしている米国の対日占領政策。そんな日本に住む我々は、反米派であれ、親米派であれ、また対米従属派であれ、この本を虚心坦懐に読むべきだ。その上であらためて日米関係の将来に思いを馳せるべきだ。それでも米国に従うしかない、と言い張る者は、一人になった時自分の胸に手を当てて自分の心に問うがよい。それは本心か。保身のために自らを偽っているのではないか。南米の市民の反骨魂を前にして恥ずかしくないかと。

この本は何を教えてくれるのか。
それは、9・11をきっかけに、国際法も国連も踏みにじり、ありとあらゆる暴虐を尽くすようになった米国が、実はとっくの昔から南米でそれを行っていたという事である。

それは、暗殺、拷問、政府転覆を現地人に教える「米軍アメリカ学校」をつくる米国のおぞましさである。南米の軍人を米国の手下として教育するため米陸軍は1946年、パナマに「米軍アメリカ学校」をつくった。

「米軍クーデター学校」、「米軍虐殺学校」、「米軍独裁者学校」などとあだ名された学校の科目は、反政府派市民の弾圧、拷問の方法、クーデターの起こし方、諜報機関の作り方などであるという。この学校の卒業生たちがそれぞれの国に帰ってクーデターを起こし、米国の傀儡軍事独裁政権を樹立するのである。そんな学校が今でも場所を米国本土に移して存在しているのである。

そして、なによりも、米国の傀儡政権に抑圧され、その対米従属政策の犠牲になってきた南米の国民たちが、米国の新自由主義の犠牲になって生活を破壊された今、立ち上がった事である。その波が怒涛のように南米大陸を駆け巡ったのである。

著者伊藤千尋の次の言葉がいい。

「・・・南米に反米政権が次々に生まれたとはいえ、反米の流れがそのまま定着するとは思えない。やがて揺り戻しがあるだろう。アメリカの政治、経済の力は、貧しい南米の国が太刀打ちするには、あまりにも巨大だ。だが、正統な選挙によって自分たちの政府を作り上げ、自立を目指す南米の人々の力を侮るべきではない・・・過去、南米諸国はお互いに反目し合い、そこを利用されてアメリカに一本釣りされたが、今は結束するようになった。経済が理由で反米になったがゆえに、経済で結束したのだ・・・歴史は進んだのだ」

「・・・アメリカと手を切れというのではない。アメリカとはこれまでどおり、仲良くすればいい。だが、外交の手はアメリカ(とだけ組んでいれば良いのではない)」

そして伊藤はこの本を次の言葉で締めくくっている。

「・・・アメリカにただ従うだけなら、日本は生き残るどころか、アメリカの餌食になる、それは中南米の歴史が示している・・・その中南米が、いまや結束し、対米自立への道を歩み始めた・・・自立する中南米から学ぶべきは市民の力である。政府を変えたのは市民の力である。格差を広げ、弱肉強食の社会をつくろうとする政府に対して、市民が反対の意思を、投票やデモの形で明確に表明した。中南米の人々の強さは、逆境にめげずに自分たちの夢を持ち続け、それを社会に反映させようとする力だ。アメリカでさえ、市民の力がブッシュ政権の暴走を食い止め、中間選挙での共和党の敗北をもたらした。アメリカと中南米の歴史から私たちが学ぶべきものは、すこぶる今日的な課題なのだ・・・」

読者はここに来て気づく。伊藤千尋の「反米大陸」という本は、南米の歴史を語りながら、日本人に突きつけた、「政権交代の書」、いや「自立した人民革命政権」樹立の勧めに他ならない。

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まったく同感である。

血塗られた南米の歴史を知りたければ、このサイトが超オススメ。

ラテンアメリカの政治

日本には「クーデター工作員養成学校」の卒業生はいないかもしれないが、ソフト路線で洗脳教育を受けた人々が、支配にこんな形で関わっている。

http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/f8a8c0ca9b40b3f55ae5205fe1b861cc

言わば「売国奴養成のための奨学金制度」とも言うべきか…


さて、最近南米では、これまでのアメリカによる徹底した搾取に対抗するため、ついに独自の金融機関を創設する動きにまでなっている。快挙である!

ブログ:金貸しは、国家を相手に金を貸す…さんより
「脱IMF・世銀支配、南米7カ国による開発銀行の創設」
http://www.financial-j.net/blog/2007/12/000424.html

しかし、上の著書でも予想されている通り、ベネズエラでもボリビアでも、富裕層の反動が既に始まっているようである(今回もアメリカから何らかの支援を受けている可能性が大)。

ベネズエラのチャベスは先日、改憲の国民投票で敗北したが、日本のマスコミはその真相をほとんど報道していない(「ファシズムが市民の力で阻まれた」という文脈でしか報道しないマスコミは偏向している)。

参考→報道写真家から(2)
http://blog.goo.ne.jp/leonlobo2/e/d2461a8d88a4f89ce63e07b241fde88c
ボリビアでも同様の国内対立が起こっている。

http://www.afpbb.com/article/politics/2326413/2460162

旧勢力:利権を保持する富裕層 VS 貧民のために改革を推し進めようとする先住民大統領 という図式だろう。内戦に発展しないことを願う。

国際金融資本の呪縛から脱して新たな秩序を模索する国々は、アメリカによる政府転覆のための裏工作や情報操作が今後もなされていくであろう。そういう意味で、日本のマスコミの報道は慎重に見ていかなくてはならない。

今見てきたように、ついにアメリカによる一国支配が覆されようという動きが出てきた。僅かながら希望が見えてきたわけだ。しかし前途は多難である。

日本に住む我々も、いつまでもアメリカの奴隷をやってる政府にNo!を突きつけて、南米で起こっているような新しい動きの方をどんどん支援していくべきだろう。

http://blog.goo.ne.jp/nanbanandeya/e/5650f5f7d2200a3da0acb6c0ef062e14

「国際連合の地下に核爆弾情報」
http://blogs.yahoo.co.jp/true_love_of_gabriel




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