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http://0000000000.net/p-navi/info/news/200712142347.htm から転載。
ガザを中心にイスラエル軍による殺害続く
私がここを書いていない間にも、パレスチナでイスラエル軍による殺害は続いていた。しかし、報道されたのをひとつも見ていない。少しさかのぼって、パレスチナ人権センター(PCHR)が出したレポートを追ってみたい。
11.29〜12.5 20人が殺害される
この期間にパレスチナでイスラエル軍によって殺されたのは20名で、負傷させられた人は22名、56人が連行されている。
殺された20名のうち、18名がハマス系のカッサム団のメンバーでガザにおいて戦闘機からのミサイルや砲弾によって殺された。ガザ中部や北部には襲撃も行われ、民間人が連行されている。また、封鎖によりガザ外での治療を拒否されたために亡くなった人は13人に増加した。ガザはイスラエルによる封鎖で、ガソリンの供給が73%減、天然ガスの供給が56%減となっていて、需要にまったく追いつかない状況となっている。
西岸では2人がこの期間に殺された。ひとりは民間人で、ラマッラーの近くに親戚とピクニックに来ていたときに、イスラエル軍から無差別の銃撃を受け、殺された。
もう一人はパレスチナ治安部隊のメンバーで、指示に従わないパレスチナ・ナンバーの怪しいバンを止めようとしたところ、中に乗っていたイスラエルの特殊部隊から銃撃を受けて殺された。イスラエル軍は逮捕作戦の途中だったと発表し、この件を調査すると言っている。
この他にも西岸では最低19回に及ぶイスラエル軍の急襲があり、56人が連行され、その中には子どもも含まれている。
( PCHR Weekly Report: 20 killed, 22 wounded, 56 abducted by Israeli forces より)
12.6〜12.12 8人が殺される
この1週間にはイスラエル軍により、8人が殺され、21人が負傷させられ、28人が連行されている。
殺されたのは全員ガザの人で、6日にはジャバリヤの東部のボーダーで、鳥撃ちに来ていた民間人がイスラエル軍に撃ち殺された。翌7日にはハーンユニスに近いフッザ村の農夫が畑にいて撃ち殺されている。さらに11日にはガザ南部への侵攻で民間人1人を含む5人が殺され、ほかに1人がミサイルによって暗殺された。
この週に封鎖によって治療を受けられずに亡くなったガザの病人は2人増え、合計15人となった。また、侵攻で133ドゥナムの農地がブルドーザーによって破壊された。
一方、西岸では22回のイスラエル軍による急襲があり、21人が連行されているが、検問所から連行された人が7人で、子どもや少女を含んでいる。
ナブルスでは複数のメディア機関が襲われ、機材を取られたり、閉鎖されたりした。
( PCHR Weekly Report: 8 killed, 21 wounded, 28 abducted by Israeli forces より)
13日も暗殺攻撃で3人が殺害される
11日に続き、13日もガザ市の南部で車をめがけたイスラエル軍のミサイル攻撃があり、3人が殺された。殺されたのは元イスラーム聖戦のメンバーで、現在はアルアクサー団(ファタハ系)に所属していた3人と言われている。ガザがイスラエルより「敵の土地」とされて以来、暗殺攻撃の回数は増加している。
( Three Palestinians killed in an Israeli air strike on a car in Gaza より)
( PCHRによる「超法規的殺害」レポート によると、アルアクサー・インティファーダの始まった2000年9月末から、すでに600人以上が「超法規的殺害」で殺されている。そのうちの35%が巻き添えになって殺された通りがかりの人たちだ)。