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北朝鮮とシリアの核開発協力は現在ない 米上院議員
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071213/amr0712130854000-n1.htm
【ワシントン=有元隆志】ヒル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は12日、上院外交委員会東アジア・太平洋小委員会の秘密会に出席し、今月初めの北朝鮮訪問について報告した。会合後、ボクサー小委員長(民主)は記者団に北朝鮮によるシリアへの核開発協力疑惑について、実際にあったかどうかは不明としながらも、現在協力は行われていないとの認識を示した。
ボクサー議員は秘密会のなかで、北朝鮮とシリアの核開発協力疑惑が取り上げられたことを認めたうえで、「現時点では(疑惑の有無について)答えを知らない」と述べた。そのうえで、「(協力関係が)仮に過去にあったとしても、現在はないとの印象を受けた。われわれの交渉担当者(ヒル次官補)はそう確信している」と語った。
ただ、記者説明に同席したヒル次官補は、「拡散が過去にあったにしろなかったにしろ、現在、将来にわたって起きないように注視し続ける必要がある」と述べ、現在両国の核開発での協力が行われているのかどうかについて明言しなかった。
イスラエル軍が9月6日に、シリアにある核疑惑施設に空爆したことを受けて、米議会を中心に北朝鮮とシリアの核協力疑惑の解明を求める声が強まっていた。ブッシュ政権は空爆について、公式にコメントすることを拒否してきた。
米シンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)はこの施設が北朝鮮の寧辺にある実験用黒鉛減速炉(電気出力5000キロワット)に類似していると発表した。シリアは「核施設ではない」と否定している。
一方、ヒル次官補は核問題をめぐる6カ国協議の議長を務める中国の武大偉外務次官が近く訪朝するほか、米朝の追加的な協議も年末にかけて行われると指摘。これらの協議を通し、北朝鮮が年末ごろに「完全かつ正確な申告」を提出することに期待感を示した。
同次官補は北朝鮮をテロ支援国家指定から解除するにあたっては、テロ支援を停止しているかや、非核化に向けた進展状況を考慮する考えを示した。