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アメリカ人のレイ・ノヴォジエルスキー(Ray Nowosielski)の製作になるドキュメンタリー映画《911の真実を求めて》(9/11 Press for Truth)オリジナル版(フランス語字幕つき)のヨーロッパ巡業が、今フランス及びスイスの主要都市で順次上映会を開催している。映画のみではなく、上映後に作家、大学教授、研究家、ジャーナリストなど、様々な人物が出席して聴衆と討論会を行う催しだ。
フランスの電網新聞『ヴォルテールネット』がこの映画を積極的に宣伝しているので、以下にそのキャンペーンの一部を紹介する。
「この国はテロと無能力によって危機の中にある・・・・疑いなく、さらに悪質なものによって」(911犠牲者の未亡人ロリー・ヴァン・オーケン)
「独立調査委員会に対するわれわれの質問の75%が無回答のままだ」(911犠牲者の未亡人ミンディ・クラインバーグ)
9月11日に肉親や身内を失った数千人のうち、ある戦闘的な家族の小さなグループが立ち上がって回答を迫った。《911の真実を求めて》の中で、彼女たちの6人(うち3人は有名な“ジャージーガールズ”)が初めて悲痛な体験を語っている。彼女たちがいかにしてワシントンの権力者たちに挑んだか。――そして調査を開始させたか。だが、彼女たちの疑問の大部分を避けようとする911調査委員会の動きを力なく見守るばかりだった。
家族たちはポール・トンプソンという味方を見いだした。トンプソンは、大部分のメディアが流す911の欠陥だらけの画像に満足せず、一種の市民ジャーナリストとなった人物である。彼は埋もれ、忘れ去られ、あるいはほとんど報じられない政府側の記者会見のような、膨大な見逃された記事やルポルタージュを少しずつ集めた。それは《911の完全記録》(Complete 9/11 Timeline)となってまとまり、ハーパー・アンド・コリンズ社(Harper & Collins)から《恐怖の年表》(The Terror Timeline)というタイトルで出版された。この注目すべき業績は映画《911の真実を求めて》で部分的に脚本化されたが、これは同時テロに至る道筋と、結果としての《対テロ戦争》について家族たちに対し全く異なる様相を暴露した。また今でもこの業績は重要な、常に執拗な疑問を投げかけている。
《911の真実を求めて》は2006年9月、ニューヨークのホールとサンフランシスコ湾岸地域で初めて上映された。ロバート・グリーンワルド(Robert Greenwald)とその映画配給網 Brave New Theaters の協力により、それは限定されたやり方だが米国の50以上の都市で上映の動きとなり、カナダ、英国、チェコ共和国、オーストラリア、日本にまで及んだ。
このフィルムはすぐに批評家によって評価され、至る所、関わりのある大多数の側から熱心に歓迎され、911調査委員会と西欧のメディアが本質的な疑問について何ら説明しないこと、さらには意図的に無視したことなどを教えた。すべての人にとって、《911の真実を求めて》は実証的で懐疑的、誰もが待望していた映画である。
911の5周年を機に、この映画はアルジャジーラによって中東全域に放映された。やがてスペイン、ノルウェー、ポ−ランド及びすべての中南米のテレビ網によって買われた。2007年2月、《911の真実を求めて》はアメリカのテレビにデビューした。衛星放送網の LinkTV である。DVDは現在 Netflix と Blockbuster.com で利用できる。また Borders,Virgin Megastore,Sam Goody,Suncoast,Amazon.comなど、米国中で売られている。
2007年11月半ばから、フランス語とスペイン語の字幕入りオリジナル版が作られ、インターネットのサイト www.reopen911.info と Librairie du Reseau Voltaire で販売中である。
911の家族たち
2001年11月以来、家族たちの大部分にとって、同時テロを主題とする独立した調査が必要であるという事柄が主要な問題となった。《911の真実を求めて》の中で、“911委員会へ向けての家族運営委員会”(Family Steering Committee)のもっとも積極的な5人のメンバーが初めて彼らのやってきたことを語っている。
911完全記録
トンプソンの《911完全記録》は、大手新聞の911に関する7000を超える記事に由来する無数の情報から成る。日刊のニューヨーカーとヴィレッジ・ヴォイスが真っ先にトンプソンの仕事に注目し、記事にした。続いてエスクヮイヤー誌からフォックステレビまでが取り上げて広まった。ヴィレッジ・ヴォイスのレポーター、ジェイムズ・リッジウエーは「この記録は911独立調査委員会報告書よりも真面目に受け取られるべきだ。なぜならここにはすべてが公開されているからだ」と語っている。
ハーパー・アンド・コリンズ社が2004年末にこれを出版した際、4人の“ジャージーガールズ”が序文を書いている。
(記事は、映画人のノヴォジエルスキーが仲間のジョン・デュフィとともにトンプソンの本に感激して映画作りを始める経緯などが続くが、省略)
http://www.voltairenet.org/article152811.html