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アルジェリアで国連施設爆弾テロ アルカーイダ系か 職員ら67人死亡http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071212-00000087-san-int
12月12日8時0分配信 産経新聞
【カイロ=村上大介】アルジェリアの首都アルジェで11日、2件の連続爆弾テロがあり、ロイター通信は保健省当局者の情報として、少なくとも67人が死亡したと伝えた。国連当局者によると、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のアルジェ事務所職員1人が死亡、10人以上が行方不明になっている。犯行声明は出ていないが、国連施設を狙った国際テロ組織アルカーイダ系のイスラム過激派による犯行とみられている。
内務省によると、爆発はいずれも自動車爆弾によるもので、UNHCR事務所前と市中心部に近い憲法裁判所付近で発生。UNHCR前での爆発は自爆テロだったという。同事務所は大使館や外国企業の事務所が多い地区にあり、警備は厳重だった。市中心部の爆発では、スクールバスが巻き込まれ、学生多数が死亡した。
同国では、1992年からイスラム勢力と政府軍の内戦が続いたが、ブーテフリカ大統領が90年代末、「国民和解」を打ち出し、テロはほぼ沈静化。産油国として欧州との経済関係強化を図り、外国企業の投資も進み始めていた。
しかし、こうした流れを拒否する過激派「説教と戦闘のためのサラフィー主義者集団(GSPC)」は今年1月、「イスラム・マグレブ諸国のアルカーイダ」と改称。それ以来、4月に首相府を狙った自爆テロで30人が死亡し、9月には大統領を狙った自爆テロで市民ら少なくとも20人が死亡するなど、再びテロが頻発していた。
サルコジ仏大統領は、ブーテフリカ大統領への電話で「野蛮で憎むべき、卑怯(ひきょう)な行為」とテロを非難。米ホワイトハウスは「人類の敵による攻撃を非難する」との声明を発表した。
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最終更新:12月12日9時49分