★阿修羅♪ > 戦争98 > 413.html ★阿修羅♪ |
Tweet |
イラン革命防衛隊にペルシャ湾の作戦指揮権移ると、米軍(CNN)
2007.11.30 Web posted at: 21:16 JST - CNN
ワシントン(CNN) マイク・マレン米統合参謀本部議長は30日までに、イランの精鋭部隊、革命防衛隊がペルシャ湾で海軍から作戦の指揮権を移譲されたことを明らかにした。ペンシルベニア州にある陸軍戦争大学で学生との質疑応答で述べた。
指揮権獲得の狙いなどは不明だが、革命防衛隊は海軍より強硬な反米姿勢を見せ、ペルシャ湾で任務に当たる米海軍の懸念材料が増える結果となっている。米国はイランの核開発に反発、米国内では武力行使論も出ているが、革命防衛隊では攻撃を受けた場合、ペルシャ湾の船舶運航を麻痺させるとも威嚇している。
米海軍当局者によると、同湾で遭遇する艦船が国籍などを伝える連絡では、米海軍とイラン海軍との間では問題がほぼない状態だが、革命防衛隊艦船は問い合わせを無視することが多いという。
米政府は今年10月、テロ活動を支援しているとして革命防衛隊を対象に経済制裁措置を発動している。米国は、革命防衛隊がイラク、アフガニスタンの武装勢力への武器供給に関与していると疑っている。
議長の発言後、中東バーレーンに本拠がある米海軍第5艦隊司令部は、過去数カ月間のイラン軍の活動を踏まえ、海軍が哨戒任務をペルシャ湾につながるホルムズ海峡やオマーン湾に移し、ペルシャ湾の作戦は革命防衛隊の海軍に委ねているとの声明を発表した。
マレン統合参謀本部議長は、革命防衛隊によるペルシャ湾任務の獲得は今後4年、5年続くとの見通しも示した。同隊は過去数カ月間、ペルシャ湾にあるイラクの原油積み出し港近くにある沈没したはしけなどを「占拠」し、米国や多国籍軍の艦船の動向を探る観測拠点にしているという。
革命防衛隊は今年初め、ペルシャ湾のイラク、イラン領海が交わる海域で貨物船の積み荷の臨検作業に当たっていた英海軍兵士を領海侵犯容疑で拘束する事件を起こしている。
革命防衛隊はイスラム革命が起きた1979年に創設、同革命の精神保持を大義にしているが、イラン指導部の親衛隊的な色合いが強い。
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200711300029.html