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19年度上半期の緊急発進
最近5年では最多
露軍機の活動、依然活発
空自機による19年度上半期の緊急発進(スクランブル)回数が10月26日、統幕から発表された。それによると、
今年4月1日から9月30日までの緊急発進回数は166回で、昨年度上半期の149回を上回り、最近5年間の上半期で最多となっている。
各方面隊別では
北空83回、
中空25回、
西空23回、
南混団35回
で、北空は昨年度同期とほぼ同じだが、南混団が過去3年間の同期に比べ4倍程度急増している。
対象機の国籍別(推定を含む)発進回数は、ロシア機に対してが122回(約73%)、中国機が38回(約23%)、台湾機が3回で、米国機などと見られる判別困難な「その他」が3回だった。北朝鮮と見られる対象機はなかった。
統幕では今年度上半期の傾向について「中国機は年度によって大きく異なり特に傾向がない。ロシア機は回数的に減少しているが、活動自体は活発化している」と分析。最近のロシア機の傾向としては、今年7月17日にツポレフ95型爆撃機2機が北海道東部の北方領土から三陸沖の太平洋に抜けて南下、房総半島沖を経て伊豆諸島、八丈島方面を周回して北上、帰投したいわゆる“東京急行”ルートが定着しつつあり、伊豆諸島や八丈島付近まで南下することと長時間飛行が特徴という。
緊急発進は国籍不明機がわが国領空に接近した時、戦闘機などを発進させて領空侵犯を未然に防ぐ対領空侵犯措置任務。昭和33年に同任務が開始されて以来、昭和59年度の944回をピークに平成元年以降は全体的に減少しており、過去5年間は年間150回〜200回程度で推移している。