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パキスタン大統領、非常事態宣言の解除意思なし
http://cnn.co.jp/world/CNN200711150010.html
2007.11.15
Web posted at: 12:53 JST
- CNN/AP
パキスタン・ラホール──非常事態宣言の発令で国内外からの圧力が強まっているパキスタンのムシャラフ大統領は１４日、来年１月９日前に予定している総選挙以前に、宣言を解除する意思がないことを明らかにした。
ムシャラフ大統領については、野党パキスタン人民党（ＰＰＰ）総裁で、再び自宅軟禁下に置かれたブット元首相が辞任を要求。また、英国と旧植民地が加盟する英連邦は、大統領に１０日以内の宣言解除を求め、応じない場合はパキスタンの加盟資格を停止すると警告した。
こうした状況についてムシャラフ大統領は、ＡＰ通信に対して「誰の最終通告も受けない」と明言した。自身が兼任する陸軍参謀長を１１月中に辞任する意向を表明する一方、大統領選の結果をめぐる最高裁判所の判断次第だとことばを濁した。
ムシャラフ大統領は今週末、ネグロポンテ米副国務長官と会談する予定だが、「懸念する各国を満足させるつもりはない」という。ネグロポンテ副長官は１６日夜にパキスタンの首都イスラマバードに到着し、１７─１８日に大統領やアジズ首相などパキスタン当局者と会談する。副長官はブット氏との面会も希望している。
一方、パキスタン政府は１４日、クリケットの元スター選手で野党・パキスタン正義行動党のイムラン・カーン党首を逮捕した。カーン氏はラホール市内の大学で行われた学生３００人余りの反体制集会に出席した後、テロ関連罪で警察当局に拘束された。
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