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http://ameblo.jp/warm-heart/entry-10055482754.html から転載。
2007-11-14 21:08:15
gataro-cloneの投稿
死者が少ないからと言って安心できない【イラク情勢ニュース】
テーマ:イラク/パレスチナ情勢
「イラク情勢が好転してきた」「イラクでテロが減り、治安が改善されてきた」―― と、イラク民間人や米兵の死者が減ったことをもって、鬼の首を取ったように米国のイラク掃討作戦は功を奏していると主張する人がいる。 =>
マスコミが書かない「イラク情勢の好転」(http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/i/61/index.html)
だが、死者数が減ったからと言って安心はできないのだ。
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イラク情勢ニュース URUK NEWS > 2007年11月
死者が少ないからと言って安心できない
Fewer Deaths Bring No Reassurance
ダール・ジャマイルの中東速報
2007年11月9日付
http://www.dahrjamailiraq.com/hard_news/archives/iraq/000678.php
Dahr Jamail's MidEast Dispatches
Inter Press Service
By Ali al-Fadhily
バグダッド発、11月9日(IPS)−−マリキ首相とブッシュ政府高官はイラクでの暴力は減少傾向にあると言っているが、首都バグダッドの住民はそれとは違う話しをしている。
バグダッドおよびアンバル州においては、米軍が特定のスンニ派民兵を支持しているにもかかわらず、米軍に対するイラク・レジスタンス組織の攻撃が続いている。
米国防総省によると、10月に、バグダッドとアンバル州で18人の米軍兵士が殺された。10月には合計39人の米軍兵士がイラクで殺されたといわれ、それは2006年3月以降では最も少ない数字だとされる。
10月の死亡者数が総体的に少ないにもかかわらず、2003年3月のイラク侵攻以来、2007年は米軍の記録としては最も死亡者の多い年になるペースで推移している。(訳註:訳している時点で既に最多を記録した)
これまでで最も死亡者の多い年は2004年で、その年は849人の米軍兵士が殺された。
しかし、多くのイラク人は、他でも事件が報じられないでおり、平穏だとされるところでもなかなか安心できないと話す。
西バグダッドのアル・フリヤ地区から8ヶ月前に避難したサルマン・ハミード(教師)は、「スンニ派住民がバグダッドの混在地域から立ち退かされたので、宗派主義の殺人は少なくなっている」とIPSの取材に語った。「私の親類もスンニ派の隣人も、米軍とイラク軍の目の前で民兵がおこなった殺人作戦を生き延びた者は、全員、シリヤとか、あるいはスンニ派の多い他の地区に逃げだした」。
11月5日には、マリキ首相が夜のバグダッドに出て勝利宣言を行った。「われわれはテロリストのグループと民兵に勝利した」とマリキは報道陣に告げた。「事態がかつてのように後戻りすることはない」。
多くのイラク人は、比較的平穏な理由は多くの市民が避難したり殺されてしまったからだ、と感じている。
55歳の退職教師ナスム・タハは、「殺す相手が残ってないのさ」と、バグダッドでIPSに話した。「アメリカ軍はシーア派民兵を使ってスンニ派住民を殺し続けているが、もう殆どの市民が逃げだしてしまった」。
メディアが十分な報道をしてないことにも批判がある。
仕事でバグダッドに来ていたモスル出身のムハンマド・ユーニスは、「米軍への攻撃は先月と比べてもそんなに減ってないが、メディアではほとんど報道されない」と話した。「レジスタンスは情報を握られないよう、迅速に移動し拠点を変えている。アメリカの占領で市と破壊がもたらされたので、大部分のイラク人はかつてなく米軍を憎んでいる」。
2007年の前半6ヶ月にイラクに投下された爆弾の数は、2006年(前年)の同じ時期と比べて5倍にも増えたという報告があった。そのうちの30トン以上がクラスター(集束)爆弾で、これは特に一般市民に甚大な犠牲をもたらしている。
解体された旧イラク軍の退役将軍は、「アメリカ軍の空襲が増えているのも、地上での敗北を示している」とIPSに語った。「11月3日にバグダッドの南東にあるマダインでは一家全員が殺されたが、ティクリート(バグダッドの北方100キロ)の南で民家が爆撃され民間人10人以上が殺された悲劇の直後だった」。
11月4日には、バグダッドの北部アダミヤ地区にあるスンニ派のアブ・ハニファ・モスクで、米軍兵士に援護されたイラク軍兵士が急襲して12人の人々を拘束した。
拘束現場を目撃した弁護士のアジズ・ターフィルは、「これらのアメリカ軍と政府部隊はレジスタンス戦士と戦う勇気がないので、無実の一般住民を拘束したんだ」。
宗派主義の暴力は、多くのイラク人は米軍がバックにいると信じているが、まだ異なる宗派の住民が混在している多くの地域で続いている。
ドルイヤ(バグダッドの北150キロ)では、先週、米軍部隊がある民家を襲撃し、中にいた若い男性を殺した。このスンニ派の街からバグダッドに来た目撃者たちは、レジスタンスの活動についても、無実の市民に対して米軍とイラク政府軍が繰り返す「犯罪」についても、メディアが報道しないことに文句を言った。
44歳のアブ・アハメドはIPSに、「彼らは以前よりももっとどう猛になっている」とバグダッドで語った。「これは占領とイラク分割を受け入れないスンニ派住民への宗教戦争だ」。
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【関連投稿】
<米国ホ−ムレス>4人に1人が退役米兵 深刻な戦争後遺症に苦しむイラク帰還兵(どこへ行く、日本。)
http://www.asyura2.com/07/senkyo43/msg/1238.html
投稿者 gataro 日時 2007 年 11 月 10 日 13:17:05: KbIx4LOvH6Ccw
読売【イラク駐留米兵の年間死者853人に、開戦以来最悪】
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/797.html
投稿者 木村愛二 日時 2007 年 11 月 07 日 12:57:10: CjMHiEP28ibKM
イラク米兵死者数、2007年は過去最悪(CNN)
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200711070005.html