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挑戦しますか?:WTC「崩壊」の難問《1階分の高さに切りそろえられた多数の鋼材》
もうすでにご存知でしょうが、WTC両タワーから飛び出してくる無数の鋼材の中に、ほぼ同じ太さと長さを持ちバラバラになって飛んでいくものが非常に数多く見られます。
たとえば次の各写真をご覧ください。これらは第2ビルのものです。
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(1)北側路上から:北西側に飛び出す鋼材群(上にアップした写真と同じ)
http://www.plaguepuppy.net/public_html/gallery/04-wtc-Biggart5-24.jpg
(2)南側路上から:南東面の「崩壊のフロント・ライン」と飛び出す鋼材群
http://www.studyof911.com/gallery/albums/userpics/10002/scollapse.jpg
(3)南東側路上から:広く飛び散る塵埃と無数の鋼材
http://www.plaguepuppy.net/public_html/gallery/5709.jpg
(4)南側路上から:横に飛び出す鋼材群の全体像
http://www.plaguepuppy.net/public_html/gallery/5245.jpg
(5)北側路上から:北西側に広がる塵埃の流れとその先を飛ぶ鋼材群
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5566.jpg
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次は第1ビルです。
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(6)北側路上から:上層階の破壊、飛び出す鋼材と落ちる外周ユニット
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5567.jpg
(7)北側遠方から:中層階の破壊、激しく飛び散る鋼材群
http://www.plaguepuppy.net/public_html/gallery/demo.jpg
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これらの大量の鋼材が実に大きな難問を作ってしまうのです。というのは、単に長さがそろっているばかりではなく、その長さがWTCタワーの1階分(約3.7m)とほぼ同じだからです。
写真では実際に飛んでいる各鋼材の角度や遠近が分かりにくいため画面上での単純な比較はできないのですが、これらの写真ではやはり同じ長さのものが多いように見えます。いかがでしょう。
写真(1)で、バラバラの鉄骨といっしょに、3本一組になってスパンドレルという鋼板でつながった外周壁のユニットが見えます。次の図(8)をご参照ください。
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(8)外周ユニットの図
http://www.whatreallyhappened.com/IMAGES/fig-2-3.gif
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図(8)で、解りやすく言うとたとえば各スパンドレルの上端同士の距離がフロアー1階分の高さと同じものになります。私は写真(1)をコンピューターに取り入れて拡大し、長辺をおよそ正面に向けているのではないかと思われる鋼材を全部で15本ほどですが実際に測ってみて1階分の高さと比べてみました。手作業ですから非常に厳密とは言えないまでも、ほとんど一致していると言えます。十分に遠方から撮影した場合には多少の距離の違いは長さの比較には影響しないでしょう。皆さんも実際にやってみてください。
太さにしても、角度によって画面上の太さの違いが多少出てくるでしょうが、多くの例で外周ユニットを作る支柱とほぼ同じであるように見えます。
他の写真を見ても、非常に多くの鋼材が長さも太さも奇妙にそろっていますし、しかもその長さは1階分の高さとよく合っています。例えば写真(6)ではビル外壁に見える水平方向の線で各階の高さが分かるのですが、どう見ても多くの鋼材の長さが極めて似通っており、しかも1階分の高さにおよそ等しいと思われます。
しかし不思議ですね。そもそもこれらの鋼材はどこからやってきたのでしょうか。元々WTCタワーを作っていた鋼材にこんな短い単位のものは存在しませんでした。やはり支柱のような長い鋼材が千切れてできたものとするしか無いように思えます。しかし各鋼材はどれも真っ直ぐであり、大きな圧力などで変形した痕跡を持つものは見当たりません。
鋼材の端は真っ直ぐに横向きに切れているものや斜めに切れているように見えるものもありますが、どれもあたかも鋭い刃物で一気に断ち切ったかのように見えます。一体どのようにしてこれらの鋼材が作られたのでしょうか。
およそ同じ長さ、同じ太さ、同じ形、そして1階分の高さともほぼ一致し、第1ビルと第2ビルの両方で全く同様に無数に飛び散る鋼材。これらがすべて単なる偶然で作られるものでしょうか。
●「911イスラムテロだった教」信者さんにしてみれば、事前に「テロリスト」のチェックが無くなったことも、「テロ訓練」の日付とピタリ重なったことも、空港で19名全員をスンナリ飛行機に乗せたことも、セスナもロクに操縦できないような初心者パイロットがジャンボ機を自由自在に操ったことも、ペンタゴンやペンシルバニアで飛行機の残骸が見えないことも、WTCの建材が水平に飛んでいったことも、・・・、ゼ〜ンブ!単なるグーゼンで済ませてしまえますから、こんな気楽な話は無いわけです。
この《1階分の高さに切りそろえられた大量の鋼材》も、少なくとも「飛行機の衝撃と火災と重力」ではとてもじゃないが筋を通して説明できるものではありません。そこで言うに困った挙句に、「ハッ、ハッ、ハッ。グーゼン!グーゼン! ぜ〜んぶグーゼンのたまものだよ。このグーゼンを認めんヤツは陰謀論者、反ユダヤ主義者なのだ! 黙れ!」とばかりに、事実と理性的思考からトンズラして、『事実の無視と捻じ曲げ』『虚構捏造による集団催眠』『悪魔化と神話化』を推し進めるファシストの正体をあらわにするしかないでしょうね。
しかし爆破解体を主張する場合にも実はこの現象が非常な難問になります。今回はひとつ、この問題を取り上げましょう。できたら読者の方々もいろんな立場からこの難問にチャレンジしてください。
このテーマは、私が拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』で書き漏らしてしまったことですので、ていねいに説明します。
●まずは次のビデオを、下の説明を読みながら何回かご覧ください。
以下、時間はそれぞれのビデオについている時計の数字に従います。拡大画面にすると分かりやすいと思います。阿修羅の画面とは別のウインドウにしたほうが良いでしょう。
(話は変わりますが、You Tubeは11月になって急に全画面表示ができなくなってしまったのですが、私のパソコンだけでしょうか?)
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(A)South Tower Falls, shot front of Trinity Church (Rare).:通常速度
http://www.youtube.com/watch?v=K8dX3foxozQ
(B)9/11: South Tower Stabilized (Slow):上の一部を拡大スローモーションで
http://www.youtube.com/watch?v=a7e79Tjt5Gk
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これらは南下街頭から撮影されたビデオで、上にある通常速度のビデオ(A)では、最初の約9秒間に第2ビルの崩壊開始箇所が大写しにされています。後は逃げ惑う人々と粉塵の「雲」が広がる様子が映されています。最初の9秒間にご注目ください。しかしこの通常速度では何が起こったのかを確かめるのは難しいでしょう。
下のスローモーション(B)の方では、(A)で4〜10秒の7秒間が28秒かけて映されていますので、4分の1のスピードになっています。
火災が起こっている箇所の下の方で、横一列に色がやや変わっている部分が74〜77階のメカニカル・フロアーとスカイ・ロビーで、普通のフロアーよりもやや各階の高さが短くなっています。それから上に、78階、79階、そして80階と続くのですが、黒く焦げたような色が1列につながっているのは80階の天井付近です。この階から上が火災に遭っていることがわかります。
ビデオ(A)の最初の1秒間ほどで、すでに79階から80階にかけての外周支柱が内側にやや湾曲しているのが確かめられます。ここで一瞬暗くなり画面が動いた後、6秒の時点で再び同じ場所に戻るのですが、ここから先は拡大スロー・ビデオの方が分かりやすいでしょう。
ビデオ(B)の方をじっくりご覧ください。8秒の時点では80階を中心に映しているのですが、このときには先ほどよりも外周支柱の湾曲は大きくなっており、その後すぐに大きく内側に曲がりこみ、崩壊が開始したことを告げます。
11秒の時点で、煙に包まれている画面中央部やや上の82〜83階と思われる付近がいきなり崩落を開始したようで、そこから何かの破片がボロボロと落ちてきます。そして15秒前後の時点で、短く切られた4本ほどの鋼材が落下してくるのが見られます。その長さはやはり1階分の高さとほぼ同じです。
その直後に79階で横一列の爆風の噴出が始まります。そして画面がずうっと引いていき、左側に南側角が見えるようになるのですが、この付近でもやはり数本の同じ長さの鋼材が落ちていくことが確認されます。21秒前後のことです。
(B)ではその後、25秒の時点で78階の南角付近、そして26秒で75階のメカニカル・フロアーから横1列の噴出が始まります。これが中層〜下層階の「崩壊」の開始を告げます。
(なお、75階のメカニカル・フロアーは特別に頑丈に作られていたはずで窓もほとんどありませんでした。そして横一列の噴出が79階で起こった後、78階の一部で爆風が現れた直後に、途中の階を飛ばしていきなりその75階で横一列の噴出が起こります。これも「公式説」ではとうてい説明のつく現象ではありません。このような事実に対しては「公式論者」どもは沈黙して逃げるしか手が無いわけです。)
●次のビデオです。
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(C)Collapse of the South Tower: Close-up View:通常速度で
http://www.youtube.com/watch?v=nLHGLI1Ihv0
(D)9/11 South Tower slow motion:上の一部を拡大スローモーションで
http://www.youtube.com/watch?v=Dgb-MU1BsC0
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これらは南下室内から撮影されたビデオで、上にあるビデオ(C)では、4秒の時点で崩壊開始箇所を大写しにします。そして7秒ほどの時点で80〜81階付近の崩壊が開始します。8秒では79階に横一列の噴出が現れ、10秒ほどで左側の南角付近に数本の鋼材が落下していくのがはっきりと見えます。11秒で画面がずっと引いてすぐに78階南側、続いて12秒で75階が横1列に爆風を吹き出し、上層階は一気に下に落ちていきます。そしてすでに上層階の姿が見えなくなった16〜18秒では、手前側に向かう巨大な爆風の流れを見ることができます。
これもまたビデオ(D)で確かめましょう。これは2分の1の速さになっているようです。崩壊開始箇所の大写しから始まります。先ほどのビデオ(A)(B)のような外周支柱のゆがみは分かりにくいのですが、3秒過ぎた時点で黒い煙に包まれた83階付近で変化が起こります。内側から煙が盛り上がり、すぐに83階の南側角にやや近い部分から爆風の噴出が起こるのが確認できます。
その次に、画面が引けてややぼけてくるので見にくくなりますが、前のビデオで見たと同様に中央付近で何かの破片が多数落ちていくのが分かります。8秒前後に79階の横1列の噴出が始まるのですが、7〜15秒の間で画面左側に数本の例の鋼材が落下する様子が見えます。これはビデオ(A)(B)でも見えたものなのですが、83階南角付近から落ちてきたものに間違いは無いでしょう。もうすでに上層階は手前側に軽く傾いています。
また(B)にあった中央付近を落ちる数本の鋼材も見えてきます。14秒で画面が一気に引けるのですが、16秒ほどで78階の南側、17秒で75階が爆風の噴出を開始します。その後、80階があった箇所より上からは真っ黒な、下からは白っぽく見える、激しく噴出する噴煙が見られます。
そして20秒ほどの時点で、白い噴煙の上の方にいくつかの鋼材が出現します。これは画面下の方で小さく写っているので見にくいかもしれませんが、拡大画面にして確認してください。おそらく上層階の方から飛んできたと思われます。そして24〜27秒で手前側に向けて巨大な爆風が広がり、その上を多数の鋼材が宙に舞います。
●第2ビル「崩壊開始」のメカニズムについては、他の資料も加えて後日に別の投稿としましょう。ここでは本題である《1階分の高さに切りそろえられた鋼材》の話を続けます。
今までの(A)〜(D)のビデオから、この種の鋼材が崩壊開始直後から現れていることが分かります。しかも、ビルの変形が起こった80〜81階付近ではなく、その上の83〜84階付近から落ちてきました。ビデオ(B)(D)で、この階の中央部と南側の2箇所がどこよりも早く「異変」を起こしたことが分かります。そしてその直後に複数個の《1階分の高さに切りそろえられた鋼材》が登場します。しかもその太さもまたそろっています。
83階付近の破壊が始まった途端に現れてきたということは、これらの鋼材は、外周の支柱が、破壊開始と同時に「何らかの原因で一気に切り取られて」落ちたものとしか考えられないでしょう。この付近では外形の大きな変形は起こっておらず、また鋼材自体も真っ直ぐであり、変形の結果として千切られたり折れたりしたようなものには見えません。これは非常に興味深い現象です。
また、それ以後の崩壊では、鋼材がこのような形ですぐに現れてそのまま下に落ちるような現象は起きないのですが、83階付近の粉塵の噴出規模から見るとこの時にはビル内部からの風圧が非常に小さかったようです。「何らかの原因で」切り取られた直後に、傾きつつある上層階から「ショックで外れて」下に落ちたように見えます。
内部からの爆風が十分に大きければ、質量の小さな粉塵やコンクリートのかけらなどが先に高速で噴出し、重い鋼材は加速度がより小さいためやや遅れて飛び出すことになるでしょう。しかしいずれは、先ほどの写真にもあったように、空気抵抗を受けやすい軽い物体を追い抜いて鋼材が真っ先に飛んでいくことになります。
●この《1階分の高さに切りそろえられた鋼材》が、外周支柱が断ち切られて作られたものであると推定できる他の根拠を、別のビデオで確認してみます。
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(E)Large Block Visible during WTC1 collapse
http://www.youtube.com/watch?v=-HFD2t8IWy0
(F)WTC Collapse22秒でストップ拡大画面
http://www.youtube.com/watch?v=mr_FIFcoVTo
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ビデオ(E)は、第1ビルから世界金融センタービルとウインター・ガーデンの方に向けて飛んでいく巨大な物体が映る映像を5種類のニュースビデオから取ったものです。それぞれ2回づつ映し、2回目はスローモーションですが、どのビデオでも、先に塊状になって飛んでいく物体のすぐ後で平たい板状になったものが飛んでいくことが確認されます。最初の場面で丸で囲まれた物体です。これは一体何でしょうか。
(E)のビデオを途中で止めて、画面を拡大してその板状の物体をじっくりとご覧ください。分かりやすい画像は、46秒、1分38秒、2分15秒あたりのものでしょう。どうも長方形状の平らな物体のようです。もし長方形なら、長辺が20〜30m、短辺ははっきりとは分かりませんが15〜20mほどあるように見えます。
その下にあるビデオ(F)は今のビデオから方向を変えて、西側のハドソン川の対岸から撮影されたものです。22秒のあたり、画面がやや右にぶれて再び元の位置に戻ったくらいのタイミングです。ストップして拡大画面で確認してください。画面手前側を向いた明らかに直線状の短辺を見ることができます。(ただし「22秒」といっても通常速度ですから1秒間の間に相当に動きます。ストップのタイミングをいろいろに試してください。)
間違いなく直線で囲まれた長方形状の「壁」のような物体です。これは第1ビルの外周壁が長方形状に切り取られて飛ばされていったもののようです。
これが次の写真(8)に写る「150m飛ばされた外周の壁」の正体なのかどうか分かりませんが、外周壁の一部であることは間違いないでしょう。
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(9)ウインター・ガーデンに積もる外周支柱群(向かいのビルの窓から)
http://www.zombietime.com/wtc_9-13-2001/wtc_speared_bldg.jpg
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しかし奇妙です。WTCタワーの外周は次の図表や写真の通りになっていました。
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(10)組み合わされる外周ユニットの図
http://thewebfairy.com/killtown/images/wtc-gallery/nist1d/3-2_wtc2-damage-wing-tail-tip.jpg
(11)組み立て中の外周ユニットの写真
http://thewebfairy.com/killtown/images/wtc-gallery/fema403-2/2-7_exterior-wall.jpg
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特に(10)の図では隣り合う外周ユニットの色が変えられていますので分かりやすいでしょう。前の図(8)で分かるとおり、1ユニットは3本の鋼鉄製外周支柱が1mおきにスパンドレルという鋼板に溶接でつなげられ、長さはおよそ11m。外に向いた側にはアルミニウムの外装板が取り付けられていました。スパンドレルごとに1階分のフロアーが付き、その間隔はおよそ3.7mです。
さて、もしも何らかの原因でこのユニット同士の接続部分が壊れたとしたならば、果たして長方形の形になるでしょうか。図表(10)を見ながらご検討ください。もしこの外周壁の一部が長方形状になったとしたら、外周支柱がどこかでまとまって一直線状に断ち切られなければなりません。
もうひとつ、最初に挙げた写真(6)をもう一度見てください。
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(6)北側路上から:上層階の破壊、飛び出す鋼材と落ちる外周ユニット
http://www.asyura2.com/bigdata/up1/source/5567.jpg
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画面左下に見えるのですが、外周ユニットの集まりが落ちつつあります。外周壁の一部です。この下の部分がちょうどスパンドレルのある場所でおおよそ直線状に断ち切られているようです。上の部分はユニット同士の接続部分で外れてしまった様子でジグザグですが、下の部分はそれとはずいぶんと異なります。つまり、支柱同士の接続部分ではなく支柱の真ん中で断ち切られた、ということになります。
画面を拡大しないと見難いかもしれませんが右側でも外周ユニットの集まりが落ちつつあります。これと比較してみてください。明らかですね。
この左側の外周ユニットの集まりでは真ん中付近に幅広い板状の箇所が見られますが、これはビルの角の部分と思われます。しかし第1ビルでも第2ビルでも角の部分には崩壊のかなり後まで残っているものがあり、普通に考えても角の部分はやはり他よりも頑丈な箇所でしょう。それが横に真っ直ぐに切れているのです。しかも、下の直線状になっている付近で支柱が変形している様子も見当たりませんし、何かの変形が加わった結果として千切られたり折れたりしたものとは明らかに異なります。
つまり、外周壁の一部で支柱がまとまって、あたかも鋭い刃物で切りそろえられたように、《何らかの原因で》横一文字に断ち切られたとしか思えないものです。これらの事実もまた、《1階分の高さに切りそろえられた大量の鋼材》が外周支柱からきたものであることを傍証するでしょう。
●ここで第2ビル「崩壊」のビデオで観察できるこの種の鋼材について、もう少しだけ眺めてみます。
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(G)First tower collapse view from 6th avenue
http://www.youtube.com/watch?v=fMibXJjx_DE
(H)9/11 'Collapse' of the south tower
http://www.youtube.com/watch?v=rOtQtpupYhY
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(G)は北東路上からの撮影で、東側角が崩壊を開始した瞬間がアップで映され、それから全体像に移ります。この20秒前後でビデオをストップしてください。同じ長さの鋼材群が集団で飛び去っていくのが見えます。第2の大きな爆風の噴出が見られた75階とそのすぐ下付近からのものと思われますが、見事に長さも太さもそろっています。そこから先は画面がグッと引けてしまうので見えなくなるのですが、その後のことは最初に見た写真と、次のビデオ(H)でご確認ください。
ビデオ(H)はアマチュア・カメラマンの撮影による南塔崩壊ビデオを寄せ集めたものですが、その最初の映像にご注目ください。これは北東側に離れた路上(チャーチ・ストリート)からのものです。なお、第2ビル付近では、この通りと第2ビル(南東側面)との距離は130mほどあります。(H)で、最初の2秒から7秒の間に、無数の鋼材がWTC第4ビルを越してこの通りを渡って飛んでいくのが確認できたでしょう。ものすごい水平方向への運動ですね。
中には白っぽく光るものもありますが、単に太陽の光を反射しているのか、この中にアルミニウムの外装板も断ち切られて混じっているのかはわかりません。しかし他のビデオや写真などから見ても、その多くが鋼材と思われます。
●もちろんWTCタワーから飛び出す鋼材には、これらの《1階分の高さに切りそろえられた大量の鋼材》ばかりではなく、もっと細かくちぎられたものの他に、あきらかに外周ユニットが続いているものが数多く見られます。量的にはそちらの方がはるかに多いでしょう。
外周の支柱群が、ユニット単位やそのつながりの形でグラウンドゼロに数多く落ちていることは、次の写真からも明らかです。(第5ビル屋上にコア支柱のようにも見える物体が乗っかっていますが、どうなんでしょうか。)
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(12)南側上から:第1ビル跡、第5、6ビルを見通す
http://zombietime.com/wtc_9-13-2001/wtc_smoking.jpg
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先ほどのビデオ(E)(F)や写真(6)に見えるものはむしろ例外的です。しかし間違いなく存在したものです。外周支柱の一部が途中から「真横に切り取られていた」ということです。しかも極めて短い時間で、何らの折り曲げや圧力による変形の痕跡も無しに、ということです。
以上に見てきたような事実はどのように説明されるべきなのでしょうか。
●ここからは「爆破解体」をベースにした私の推理です。しかし今の時点での単なる当て推量のレベルでしかありませんので、相当にいい加減なものです。
WTCタワーの外周は、言ってみれば巨大な「金網の籠」でした。金網の籠を壊そうとするときに、我々は普通どのようにするでしょうか。ムチャクチャにトンカチでぶっ叩いても全体がグニャリと曲がるだけで手に負えません。きっと金切りバサミか何かで要所要所をジョキジョキと切ってバラバラにしてしまうでしょう。
その際、斜め方向や曲線的な切り口で切るのはやりにくいかもしれません。やはり金網の針金の方向に沿って真っ直ぐに縦横に切るのが一番やりやすいでしょう。
それと同じように、WTCタワーの外周壁の網を容易にバラバラにして爆破解体をスムーズに進行させるためには、やはりある計算された形に添って「切る」必要があるでしょう。単に内部に仕掛けられた爆発物だけではランダムに破壊力が働いてしまい、全体を効率良く解体させることは難しいと思います。
さらに上層階ではあまり破壊力の大きな爆発物は使いにくいのではないかと思われます。大小の鋼材がどこまでブッ飛んで行くか分かったものではありませんから。やはり爆発力の大きなものは真ん中から下にしか使えないでしょう。第1ビルで斜め上方向に派手に飛び出す数本の物質の流れがそれを物語ります。巨大な威力を持った爆発物でなら、接続部分を破壊させてユニット単位(およびそのつながり)でバラバラにすることができるでしょうが、あまり強烈な爆発物を使用しにくい上層階では、各所に「切れ目」を入れておかねば、能率良く解体できないかもしれません。
そこでその「切れ目」をつけるべきいくつかの階で1階分の高さに合わせて何らかの解体用の爆発物(カッターチャージ?ただしサーマイトではない)で外周支柱を断ち切り、その上で内部に仕掛けた爆発物で吹き飛ばした・・・、と。うむ・・・。
まあしかし、こんな程度のお粗末な推理では、多くのどうしようもない難点にぶつかってしまいます。
まず、単に「断ち切る」だけならわざわざ1階分の高さに合わせて外周支柱を切りそろえる必要など無いわけで、ある階で絶ち切れるように一列に爆発物(カッターチャージ?)を仕掛けるだけで十分なはずです。
次に、それぞれの外周支柱とスパンドレルをどうやって離れ離れにしたのか、またそのスパンドレルはどうなったのか、という問題を抱えます。
さらに、それだけの外周支柱を断ち切るための爆薬を仕掛ける作業は並大抵のものではないでしょう。技術的に可能なのか、どのようにしてそんな面倒なことをやりとげたのか、ということになります。
ダメだ、こりゃ・・・。これは困った。
●《1階分の高さに切りそろえられた大量の鋼材》がタワー崩壊時に激しい速度でブッ飛ばされたことは間違いなく現実に起こった現象なのです。しかも、その現れ方やそろえられた太さ、真っ直ぐに切られた外周壁が存在することから見て、外周の支柱が切られたものであることに間違いないと思われます。他の候補があるでしょうか?
さらに、ビデオ(A)(B)(C)(D)で確かめたように、崩壊の開始に合わせて外壁からまとめて数本ずつポロポロと落ちてきたのがその最初です。これは「激しい変形の果てに千切られた」というよりは「一気に断ち切られた」という方がふさわしいでしょう。第2ビル上層階崩壊開始時点ではまだそれらが落ちてきた部分で激しい変形は起こっていなかったのです。またその後、大量の同じ寸法の鋼材が噴煙の中から飛び出して、最大で百数十mも飛ばされたことも、また事実です。
これは一見「爆破解体説」に有利に思えますが、しかし実は大変な難問なのです。
単なる「内部からの爆発(implosion)」だけではこれほど見事に長さのそろった鋼材が大量に生み出されることは無いでしょう。またそれなら外周支柱の破片にスパンドレルが引っ付いた形のものが大量に見られたはずです。しかしたとえば最初の写真(1)で下の方にスパンドレルの端っこがくっついているものもいくつか見られますが割合としては非常に小さいようです。
またスパンドレルがくっついていると思われる鋼材を見ますと、スパンドレルもまた真っ直ぐに縦に切られているように見えます。強い力で引きちぎられたにしては真っ直ぐすぎるのではないでしょうか。しかしどうやって? まさかスパンドレルにまでカッターチャージを取り付けたとか? そんな馬鹿な!
周辺で舞っている細かく千切れた破片がスパンドレルの名残かもしれません。しかしどうして頑丈な鋼板がそのようになったのか? 説明は楽ではないでしょう。故岡本太郎さんみたいに「爆発だぁ〜!」では済まないのですね。
もちろん「飛行機の衝撃と火災の熱と重力による崩壊」で筋の通った説明ができる可能性は全くありません。「911イスラムテロだった教」信者さんにはお得意の「単なるグーゼン」の超大連発と「陰謀論者!反ユダヤ主義者!」レッテルの大安売り以外にやることが無いでしょう。
それとも、上記の現象を無理なく説明できる「第3の仮説」でもあるのでしょうか?(ただし、超魔力だの宇宙人の超科学だのといったハリウッド映画並みの「何でもあり」はお断りします。)
●さて、みなさん、いかがでしょう? はたして事実として起こったこのような現象を合理的に説明できる筋道があるのかどうか、推理してもらえませんか?
ただし、出てきた様々な推理に対する批判は自由ですが、その場合、検討に値する対案を準備してもらわねばなりませんよ。単なる揚げ足取りや重箱の隅つつきの類はお断りします。