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恵さんからのメールを転送します。
このメールと相前後して見かけた記事に「!?」というのがありました。↓
海自 インド洋から撤収開始
2007.11.1 21:51
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071101/plc0711012151013-n1.htm
から、
海自は13年12月以来、米英両軍がアフガニスタンでのテロリスト掃討作戦の一環として始めた海上阻止活動(OEF−MIO)参加艦船に794回、艦船用軽油計約48万キロリットル、水計約7000トンを無償提供した。
(引用終わり)
しめて、いくら払って買ったものをタダであげてたのか
そういう実数がほしいですね。
もうひとつは↓
「GPS嫌なら防衛省去れ」 石破防衛相怒る
2007.11.1 18:30
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/071101/plc0711011830010-n1.htm
石破茂防衛相の強い意向を受けて防衛省が幹部の夜間、休日の行動を把握に、衛星利用測位システム(GPS)対応の携帯電話の導入を検討し、省内から反発が出ていることについて、石破防衛相は1日、「行動を把握されるのが嫌なら防衛省にいなくていい」と厳しい姿勢を示した。
(引用終わり)
これってまるでバグダッドに建った米大使館勤務を(命惜しさに)嫌がる職員は職を失うかも、
みたいな脅し
Last Updated: Wednesday, 31 October 2007, 20:28 GMT
Iraq postings anger US diplomats
Hundreds of US diplomats have protested against a government move to force them to accept postings in war-torn Iraq.
http://news.bbc.co.uk/2/hi/americas/7072047.stm
と同じですよね。
もちろんある程度の勤務時間以外の拘束は要求される職なのかもしれませんが、
個人の自由および、まるで24・7(=いつも)監視されている状態を強要するのは、
う〜ん、増々警察国家然としてきた感があります。
一応特措法の延長が阻止されましたが、
福田はまだまだ巻き返しを考えているようなことを言っていましたから油断はできません。
では長いんですが、恵さんの聞き書きを。
以下、転送。
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Subject: 「不可解な航海日誌破棄/山田洋行」―朝日ニュースター「パックイン・ジャーナル」より
超長文で申し訳ありません。以下の文章を転送・転載なさる場合は、加筆や削除はせずに全文をそのままお使い下さるようお願い申し上げます。
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杉並区のマリネッリ恵です。
10月20日(土)、朝日ニュースターの「愛川欽也 パックイン・ジャーナル」を見ました。
出演者は次の方々でした。
愛川欽也氏 (司会、俳優)
田岡俊次氏 (朝日ニュースター・コメンテーター)
田畑光永氏 (月刊『軍縮問題資料』編集長、神奈川大学教授)
川村晃司氏 (テレビ朝日コメンテーター)
荻原博子氏 (経済ジャーナリスト)
横尾和博氏 (社会評論家)
海上自衛隊補給艦「とわだ」の航海日誌が謝って破棄されたという怪しい一件。あまり大きく問題視されていないが重大な問題だと田岡氏はおっしゃり、何がどう怪しいのか語られました。そして山田洋行と守屋元防衛次官の問題が発覚した経緯が語られました。他にも議題はありましたが、ここでのご紹介は以上です。なおメール件名と議題の名称は筆者が勝手につけました。
興味深い部分をお伝え致します。出演者の御発言はなるべく正確にお伝えしますが、文中・文末のですます調などは省略させて頂く場合があります。
補給艦「とわだ」の航海日誌破棄問題
(田岡氏) 油をどこに使ったかよりも僕が気になってるのはね、「とわだ」という補給艦の航海日誌がなくなったこと。ちょうどそのイラク攻撃の期間で。2003年の7月から12月分だけが無くなっちゃった。これ4年保存だから、保存期間まだありなんで。それが、「ドックに入れて船を修理するときに間違ってシュレッダーにかけた」なんて言ってるけれど。
(田岡氏) 海上自衛隊の辞めた人、偉い人だけど、「そういう事ってありますか」って訊いたら、「まさか!」ってね。「そんな事は・・・、我々は几帳面なので、間違ってシュレッダーに入れたとか、あり得ませんよ」と。それから本来は規則では1年間艦内で保存して、あと3年はその母港の総監部のビルで保管することになってる。
(田岡氏) この船は既に帰ってから4年近くになるのに、まだ艦内に持っておったということになる。だからずさんでまだ艦内に置いてたのか、「ホントなの?」と。
(田端氏) 無くなってないんじゃないの?
(愛川氏) これから失くすのか・・・
(川村氏) 失くしたいということも・・・
(愛川氏) こういうことが通るって、やっぱりおかしいよ。
(田岡氏) これは正に狐につままれたみたいな話。
(愛川氏) いまのCMの最中に田岡さんが言ったことだけど、重要なんで。つまり航海日誌がなくなるっていうことは大変なことであると。こんな嘘が通るということはね、かつて軍が暴走したようなことと・・・、
(田岡氏) ホントに拙いと思ったかなんかで、シュレッダーにかけちゃったかもしれない。ただね、日付がいつなのかと。今までは25日だということになってるわけで。「25日はまだ参議院選挙の前でございました」と。「だからその参議院選挙で自民党が大敗してからこれが問題になったので、それより前になってますから、関係ないんじゃないか」と言うけど、本当に25日に捨てたか、よく判らんわけで。この船がドック入りしたのは、22日から9月の10日までの間。江ノ島のドックに。
(愛川氏) 4年経ってないものをシュレッダーにかけたという責任は、隠蔽とかなんかおかしな事になるために・・・
(田岡氏) いや、隠蔽でなくたって、これはもちろん重大な規律違反だから、当然処罰です。
(愛川氏) これが大きな問題にならないというのは、田岡さんが思ってらっしゃるほど議員さんたちは大した問題じゃないみたいに扱ってるのかしら。
(田岡氏) そう。よく解かってないんでしょ。それからおかしいのはね、もしこの航海日誌がなくても、戦闘報告みたいなもんだから、行動報告は、ちゃんと毎日のようにいってるし、それから帰ったらまた報告書も出すしということもあるんで。ところがそれもね、「電報で来たのは有りません」という話になってる。
(川村氏) その期間まったく空白になってるわけですよね。
(田岡氏) そう。そうするとおかしいのはね、止めてしまった、全部終わってしまった作戦行動ならいいですよ。これまだ継続中なわけで。継続中のものがね、ちょっと昔のやつが分かりませんでは、いまも困るわけだし。旧海軍だって戦闘すると戦闘記録がきちーっと残って、それがあればこそあの防衛庁の膨大な第二次大戦の本もできてるわけですよ。
(田岡氏) これ、海上自衛隊、過去にやったこと何にもわかんないと。つまり航海日誌すら4年後に捨てますと。で、来た報告電報は捨てますというわけだから。そーんな事は軍隊というものが・・・
(愛川氏) だって国家の安全を守るための自衛隊がですよ、そんな事をずさんにしといて・・・。かつて関東軍が嘘をついて、嘘の報告をして、そして嘘が通っていって戦争にまでなったような過程を考えるとね・・・。
(田岡氏) そう、そう、そう。
(愛川氏) 小さな事かもしれないけど、こういう事をちゃんとしていかないと、危ないですよ。
(田岡氏) そう、そう。あのね、報告だけはね、もう絶対に正しくやれということにしておかないと。例えばあの満州事変のとき柳条湖で鉄道を爆破するわけですよ、こちら側が。それでそれをやったということで攻撃をかけるわけですよ。ところが東京に来る報告は、「シナ兵が襲撃をしてきた」と。それで「応戦中であります」という、自衛戦闘中だという報告が来るから、そうするとやられたと思って、マスメディアも政治家もみんな。で、「やれ、やれ」という話になるわけで。一遍のその報告がもうどれだけ・・・、シビリアン・コントロールをおかすどころか、もう本当に国の戦略から政策から全部・・・。とにかく嘘の報告というのは絶対にいけない!(田岡氏かなり興奮状態)
(田岡氏) 前に「なだしお」(自衛隊潜水艦)という事件があってね、潜水艦がぶつけて、あの時も報告がね、船からの報告もなんか怪しげだし、それから司令部とかまわって来ると、そこでまた自分の保身とかいろいろ考えるから、海幕(海上幕僚監部)に来たときの報告は、防衛庁では「なんだこれは!」ということで。それで直接艦長に、「おまえ、本当にこうだったの?」と訊かないといけない。それだけ報告が当てにならないという話で。
(愛川氏) これはしかし、国会開会中だしね、もうちょっと大きい問題にしていかないと、開かれた自衛隊にならないよ。
(田岡氏) これは給油新法の話とまったく違う!油をどこに使ったかのほうが寧ろ小さいぐらいで、寧ろ虚偽の報告とか・・・、判りませんよ、本当に間違ったのかもしれないけど、航海日誌をシュレッダーにかけたことは大問題。
(田端氏) シュレッダーにかけたっていうんなら、その時の状況をね、事細かに追求していけば、本当か嘘か判るはずなんですよ、こういう事は、もし嘘だったとしたらね。じゃあ何時かけたんだと、なんでかけたんだと、なんでそんな所に紛れ込んだんだとやっていけば、必ず判る。
(田岡氏) そう、そう、そう。誰が命じて、かけた水兵は誰だと。
(川村氏) なによりも作戦継続中なわけだから、通常のいまの自衛隊の質からいっても能力からいっても、あり得ないというのが、誰もが見るところだと思いますよ。
(田岡氏) そう。電報なんかでもね、当然継続してることだから。彼らそういうところはきちーっとしてるから。電報を受け取って読んでポーンと捨てるようなことはしないですよ。
(愛川氏) しないよねぇ。これ、真剣にやれば出ますよ、きっと・・・、もしかしたら。
山田洋行と守屋元防衛次官
(愛川氏) 山田洋行からの内部告発なんだと思うけど、この山田洋行なるものと守屋氏と防衛省と、どういう風な関係でこういうことが起きたっていう、概略を先ずお尋ねしたい。
(田岡氏) ぼくもこの問題そう詳しくはないけど。基本的には山田洋行という防衛にすごく強い商社があって、その内部紛争、そもそもが。山田洋行の親会社は不動産会社で、それが不動産の経営であまり上手くいかなくて、それで山田洋行の商社部門から利益を不動産会社のほうにできるだけ回したいというのがある。そうすると防衛を担当してる実力者の宮崎元伸という専務がおって、利益をどんどん吸い上げていくというんで彼が怒っちゃって、腕利きの部下を三十数名引き連れて辞めちゃった。で、日本ミライズという会社を設立したと。(昨年9月のようです)
(田岡氏) 山田洋行はアメリカのGEというジェットエンジンメーカー、もともと電気屋さんだったんだけど、それはもう駄目で今はエンジン作ってるのと、それからもう一つは金融業、そのエンジンを防衛庁に納入する権利を、つまり代理店契約を日本ミライズのほうにGEが渡しちゃったわけで。
(田岡氏) それで山田洋行は怒った。損害賠償を求めて去年から訴訟が起きてる、民事訴訟が。そういう仲だから山田洋行は、「宮崎という奴はこういう事をした奴だ」と色んな所に言ってまわるという話は前からある。だから検察庁にとっては非常にやり易いわけで。内部告発なんていうもんじゃなくて、完全に訴訟を起こしてる仲間割れだから。山田洋行のほうには確かに色んな書類がありましょう。宮崎氏の交際費の伝票とか報告みたいなのがどんどん出て来ると。
(田岡氏) GEの権利がミライズのほうに行ってるわけだから、防衛省としては日本ミライズとこれからも取引するということに、どうもなりつつあるわけで。
(川村氏) 1面のこの朝日新聞の写真、よく写真週刊誌に撮られるような写真が載ってるということは、如何にこの山田洋行時代から、この山田洋行の元専務と守屋次官が長〜い付合いがあったかということなんで。山田洋行がずーっと防衛省にくい込んでいた。その最も中心的な人物がこの元専務で、守屋次官が官房長のその前、課長の頃からずーっと培ってきたその人脈で、いわば権益というか仕事をしてきた。その人がいなくて山田洋行は困っちゃうわけで。
(川村氏) 自分たちがお金を払おうが、防衛省のほうが呼ぼうが、或いは割り勘にしようが、とにかく受注業者とはゴルフしないんだっていう規定をつくって、その時の官房長だった人が守屋さんで。
(川村氏) 野球の審判で「俺がルールブックだ」と、間違えた審判をしても「俺がルールブックだ」って言った審判がいたけど、ちょっと似てるわけで。自分がつくったルールを自分で破っておいて、「何が悪いんだ。俺がつくったルールで俺が認めてるんだから、いいんだ」ということになり兼ねないんで。しかも100回以上ゴルフをやってて、偽名で、奥さんも娘さんもやったりしてる。
(愛川氏) GEとの取引額は公表されてる?
(川村氏) 山田洋行との取引額は、1年で340億円くらいだったから、相当大きい営業利益。
(愛川氏) 入札とかっていう制度で、もっとオープンにできないの?
(田端氏) 入札が失敗したとかいって、随意契約でこの日本ミライズが取りそうだっていうんだけど、この辺もだからおかしいよね。
(田岡氏) エンジンの入札って難しいのはね、エンジンの大きさとか、だいたい似た物はあってもサイズとかパワーが違うから。だから入札してそこで決めて入れるということは、なかなか難しいんで。
(愛川氏) いや、例えば長いしきたりとか何かっていう中にね、癒着のほうが先行してね、そのためにもうそことの完全な随意取引みたいなのが行われるとすればね・・・
(田岡氏) そう、そうなんだ。
(愛川氏) ゴルフで偽名つかったとか何とかっていうことがね、これから地検が動くようなことに繋がるとは思えない、素人目にも。しかしその何百何十億っていう金と、それから随意契約で行われてたエンジンを買うということが、国家防衛産業とそれに対する機材だから・・・、これはやっぱり税金使うわけだから。こういう問題に波及するとすれば、これは大変なことで。
(田岡氏) それから彼自身じゃなくてもね、他の人も、山田洋行をやってればね、例えば防衛族の政治家とかね・・・
(荻原氏) だけどある程度こういう事をちゃんと明らかにしておかないと、いま8割が随意契約で、官のね。これを無くしていくことが、経費節減にも繋がるわけだから。
(田岡氏) 完成した飛行機を買うんであればね、これと、これと、似たような物で入札できるわけ。だけど自国で設計しちゃうと・・・
(愛川氏) あっ、でもね、設計しちゃう時に合わせて設計しちゃえば、それまでの話。
(田岡氏) そう。勿論そうなんで。
(川村氏) 守屋さんは「特定の企業から便宜は受けていない」とはっきり言ってるわけだから、これが便宜じゃないのかどうか。つまりこの程度のことは便宜を受けたとは言わないという認識があるとすれば、もっと根は深い。
(田岡氏) 5年で140回というのは、年間平均30回だから、これはちょっと普通の付合いの範囲を超えてましょう。
(荻原氏) 一方で消費税を上げるとか言われてるのに、もしかしたら接待代は全部そこに入って税金から出てったんじゃないかって、普通の人は思いますよね。
(田岡氏) それから天下り。自衛隊の天下り物凄いんで。それも全部もちろん武器の値段に入って来るわけで。
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以上です。 [文責: マリネッリ恵]