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http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200711011810&page=2
【Technobahn 2007/11/1 18:10】米国防総省は10月29日、米ロッキード社が進めているC-5大型輸送機の近代化改修事業の予算額が当初の見積もり額を大幅に上回るものとなっている件に付いて声明を発表し、予算内に収まらない場合には契約を破棄する考えがあることを発表した。
C-5大型輸送機の近代化改修費用は当初の見積もりでは1機あたり平均8300万ドル(約95 億円)だったのにも関わらず、実際の1機あたりのコストは1700万ドル(約20億円)近くも増大し、1機あたりの平均コストは当初見積もり額の20%増の1000万ドル(約115億円)にも達していた。
同日行われた会見でMichael Wynne空軍長官は「見積もり額との違いは大きすぎる」とした上で「見積もり額の上限を超える状況が続いた場合には近代化改修に関わる契約を破棄する」との考えを示した。
国防総省は、連邦法(Nunn-McCurdy Act)の定めにより国防関連事業の実費用が当初の見積もり額よりも15%以上膨らんだ場合には、議会に対して予算超過となった理由を説明しなければならない義務が生じる。しかし、ロッキード側から今のところC-5大型輸送機の近代化改修事業の費用が当初予想を超える事態となった明確な理由は提示されていない。
国防総省は既に、C-5大型輸送機の近代化改修事業を廃棄した際の代替プランとして、C -5大型輸送機に代わってエアバス社が開発を行った超大型旅客機A380を輸送機に転換することはできないか、打診を行っている。