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そうですね。「公式論者」の言い分はパスカルの法則のデタラメな悪用です。
http://www.asyura2.com/07/war97/msg/668.html
投稿者 バルセロナより愛を込めて 日時 2007 年 11 月 01 日 18:44:42: SO0fHq1bYvRzo
 

(回答先: 下層階で起こるスクウィブ(吹き出し-爆破倒壊の特徴-)を 崩壊によるビル内の空気圧上昇に求めるのも不可能 投稿者 NEO 日時 2007 年 11 月 01 日 16:11:55)

そうですね。「公式論者」の言い分はパスカルの法則のデタラメな悪用です。


下記の拙稿でも書いたことなのですが
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http://www.asyura2.com/0610/bd46/msg/413.html
WTC爆破解体レビュー(4)爆風の噴出(squibs)とNISTの虚説「空気ポンプ」
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●ご存知の通り、圧力に関する基本法則の一つに「パスカルの法則」というのがあります。閉じ込められた流体の一部に圧力を加えるとその圧力は閉じ込めている壁に均等にかかる、というやつです。

これはほとんど体積の変化が起こらない液体でなら相当に正確に当てはまりますが、押したら縮んでしまう気体に対しては、自転車の空気入れ程度の小規模でゆっくりしたものならともかく、必ずしも正確に当てはまるものではありません。圧力が十分に均等になるまでには時間が必要でしょう。

もしその閉鎖空間がWTCタワーくらいの大きさがあり、ビデオで確認できるような急激な圧縮があるのなら、その圧力は間違いなくある種の波動となって近い場所から遠い場所に順々に伝わり、最初から均等に圧力が働くことは不可能です。

NISTによる笑い転げるようなトンデモ解説明(上記拙稿で翻訳しています)、およびそれにへばりつくしか能(脳)の無いトンデモ「公式説」支持者諸君は、このような基本的な物理学を無視して、その場しのぎの「逃げ」を打っているわけです。そして最後にお定まりの「陰謀論者!」の捨て台詞を吐いて退散する、というわけですね。

この点は拙著『「WTCビル崩壊」の徹底究明』で十分に論駁しております。上記拙稿では第1ビルの例を中心に書いていますが、本では第2ビルの例を中心にしています。


●ちょっとだけ訂正させてもらいます。

《また、空気圧は普通ほぼ均等にかかるはずなのに 一つのガラスだけに それをぶち壊す程の圧がかかるかも疑問。》

これはトンデモ「公式説」支持者に突っ込まれそうですね。彼らは必ず、具体的にWTCタワーを想定するのではなく一般論(の誤用)で聞く者を煙に巻こうとしますので。

例えば窓ガラスの多い全く閉鎖的な部屋で徐々に空気の圧力を高めていったとします。そのガラスの中にたまたま他より弱いものがあれば、空気はそこを破りそこから吹き出すでしょう。もしそれによる効果が圧力の上昇を十分に抑えることができるのであれば、他の箇所をぶち破ることなくその1箇所から吹き出すことはありえます。ですから「たまたまそんな条件だったのだ」と逃げることが可能なのです。もちろん実際のWTCタワーに当てはまるのかどうかの検討は一切抜きで。


●《もっというと、エレベーターシャフト、非常階段等を通って空気圧がかかったのなら、エレベーターシャフト、非常階段等がつながっている1Fロビーなど 崩壊のはるか前に「何事かが起きて」ガラス関係は吹き飛んでおり まったく風通しの良い状態になっています。》

これはちょっとまずいなあ。エレベーターシャフトはビルの屋上から地上階までで、3箇所にわたって区切られているんですよね。しかも、普通はエレベーターはドアが閉まっています。飛行機激突のショックで各階のエレベーターのドアが開いてしまったというようなことも考えにくいですね。十分に時間をかけて少しずつというのならともかく、エレベーターシャフトを通して急速に何かが移動することは考えられないでしょう。
(写真参照)
http://killtown.911review.org/images/wtc-gallery/nist1d/1-9_elevator-system.jpg

なお、上の図はあくまでもエレベーターの種類の説明で、エレベーターの本数はこのとおりではありません。上層の階まで行く場合はエクスプレス・エレベーターでスカイロビーまで行き、そこで一息ついて(気圧の変化がありますので)、ローカル・エレベーターに乗り換えます。屋上から1階まで直通のものがあるのですが、おそらくこれは主として非常時の作業のためのものでオフィスに向かう人に使われたものではないでしょう。

また、非常階段は各テナントからの脱出のために扉が開けられていたはずで、もし上の階で空気圧の上昇があったとして、それが上から順に伝わるのなら、3階か4階下っただけで、圧力は何十分の1になってしまうでしょう。空気の圧力は体積に反比例するからです。すると、第2ビル南西側面に現れた噴出(squib)で、一番下の35〜36階付近のものが最初に現れるようなことは、あきらかに不可能ですね。


●ついでにですが、第2ビルに飛行機が突っ込んだ際に、その空気振動の影響で燃えている第1ビルの破れた窓から黒い煙が吹き出した現象を例に挙げて「噴出(squibs)は必ずしも内部の爆発だけで起きるものではない」とするトンマな人(NIST研究者を含め)がいます。
(参照ビデオ)
http://www.youtube.com/watch?v=SAtWdpHa4wY
9/11; South Tower Plane Impact & North Tower explosions?
http://www.youtube.com/watch?v=ciFGdAczRBM
9/11: North Tower Explosions?

ビル内に充満する真っ黒い不完全燃焼の煙が1秒間ほどポッと吹き出して、そのあとダラダラと壁面を立ち上っていくのが分かりますが、これと、崩壊時にタワー壁面で起こっている噴出を同一視するなど、噴飯ものでしょう。このようなたわけた主張をする人は、第2ビルの下層階が白い煙に満たされていたことを証明しなければなりません。
(参照写真)
http://www.explosive911analysis.com/06.jpg
http://xs39.xs.to/pics/05303/demolition_wave_170.jpg

また次の写真であきらかな通り、第1ビルの噴出では、煙以外に、あきらかに固形物が飛び出しています。NISTによれば、こういった現象が「些細な圧力の変化」で起こるのでそうです。みんなで笑ってあげましょう。
(参照写真)
http://www.reservoir.com/extra/wtc/wtc-small.1050.jpg
http://www.reservoir.com/extra/wtc/wtc-small.1056.jpg

どちらにしても「公式論者」は尻尾を巻いて退散するしかないですね。


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